一宮西病院 北館増築工事が始動します

2017年5月より、一宮西病院・北館の増築工事が開始します。増築エリアには、MRI・CTを各1機増設し、2階は55床の病棟、3階にはOPE室を延伸し現在の8室から11室(将来拡張も含めると最大12室)を予定しています。OPE室は広々とした次世代の設計となっており、尾張西部エリアで初となるハイブリッドオペ室も完備されます。北館は着工より約1年後の完成、稼動開始を予定しています。

北館増築部分の竣工後には既存建物内の改修工事にも着手、アンギオ装置を1台追加し、高まりつつあるカテーテル治療のニーズに応需していきます。2Fには内視鏡センターの拡張も実施します。また、研修医や看護師などがスキルアップを図れるシミュレーションセンターを設置し、教育面の強化にも注力していきます。

この増築・改修工事は既存の設備を運用しながら実施しますので、何かとご不便をおかけしますが、病院機能を増強し、地域医療のあらゆるニーズに対応してまいりますので、ご理解とご協力のほど、宜しくお願いします。

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循環器内科・寺村医師がインドへ赴き、治療・技術指導などを行いました

今年1月、循環器内科 医長・寺村真範医師がインドへ赴き、2都市(マドゥライ/人口102万、ナグプール/人口241万)・5つの医療機関で、同行した医師とともに現地の患者さまに心臓カテーテル治療を行いました。インド滞在中には、現地の医師・スタッフに対する技術指導、医療講演もあわせて行いました。

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タイ人看護師視察団が老人保健施設やすらぎを訪問しました

本日、タイ保健省から看護職看護師視察団が来日、当法人の老人保健施設やすらぎを訪問し、施設見学を行いました。

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今回の視察団の来日・施設見学の目的は、日本における在宅介護システム、老年看護および介護、ホスピスと緩和ケアについての知識を得るためです。

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やすらぎのスタッフによるオリエンテーションでは、老人保健施設の役割、老人保健施設の看護師の役割などを説明、その後施設の各フロアを見学しました。

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今回の視察が、今後のタイにおける看護・介護システム構築の一助になることを祈念します。

平成28年度・臨床研修修了証授与式が執り行われました

本日、平成28年度の臨床研修修了証授与式が執り行われました。

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当院で2年の初期研修を終えた5名の医師。式には院長、プログラム責任者をはじめ、多くの医師、看護師、コメディカル、事務職員が列席しました。

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先生方の、今後益々の発展とご活躍をお祈りします。

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ドローンによる空撮を実施しました

本日、小型無人航空機“ドローン”による航空撮影を実施しました。40分ほどのフライトで、象徴的な病院北側と東側からの画を中心に、動画・静止画を撮影しました。

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一宮西病院、北東上空からの写真。ラウンドしたリハビリテーション室、屋上庭園、病院をとり囲む広い駐車場を一望。

今後の宣伝・広報活動に、有効に活用していきます。

連載企画 『足は第二の心臓です!?~循環器内科医が診る足病のはなし~』 第3回

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第3回 動脈硬化性疾患、それは沈黙の殺人者!の巻

厚生省が発表している人口動態統計というデータによると、日本人の死亡原因の第1位は「ガン(悪性新生物)」、第2位は「心疾患」、第3位は「脳血管疾患」だそうです。【動脈硬化性疾患=脳梗塞心筋梗塞等】ですので、もしかしたらまとめて死亡原因の2位くらいにはなるのではないでしょうか。奴(=動脈硬化性疾患)は足音を立てることなく数年~数十年で忍び寄ってきます。それが「沈黙の殺人者」と呼ばれるゆえんです。そう、自覚症状がほとんどないのです。恐ろしいですね。でも安心してください。自覚症状がなくても病院では自分の動脈がどうなっているかを調べる方法があるのです。例えばエコーで頸動脈の内膜の厚みを測定する方法。手足の血圧を同時に測ることで動脈の硬さを数値化する方法(CAVI:キャビィ)。そして造影剤と放射線を使いますが心臓CTを撮影すれば心臓の血管(ほんの2-3㎜)まで高解像度でくっきりと見ることが可能です。宣伝ではありませんが、ご自身の動脈硬化が気になる方は、一度お医者さんにご相談ください。動脈硬化から身を守るのはそう、自分自身です。次回は足のお話をさせて頂こうと思います。

一宮西病院 循環器内科 医長 市橋 敬(いちはし けい)

医療従事者向けセミナー「尾張糖尿病チーム医療セミナー」が開催されました

2月23日(木)、尾張一宮駅前ビル「iビル」にて、医療従事者向けセミナー「尾張糖尿病チーム医療セミナー」が開催されました。

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【開催概要】

タイトル:尾張糖尿病チーム医療セミナー
日時:2017年2月23日(木)18:50~20:30
会場:尾張一宮駅前ビル・iビル 2階大会議室(愛知県一宮市
Session1:糖尿病劇場の作り方と療養指導への有用性
Session2:実践!糖尿病劇場
共催:尾張糖尿病チーム医療研究会・MSD株式会社

当院からも糖尿病サポートチームのスタッフが演者として参加、「糖尿病劇場」を実践しました。「糖尿病劇場」とは、“演劇を用いたワークショップ型医療者教育”で、2009年の日本糖尿病学会学術集会で行われたことで知られるようになりました。糖尿病患者さんとの効果的なコミュニケーション方法を学ぶ手法として注目を浴びています。日常の糖尿病指導の現場からありふれた1シーンを再現し、患者さんと医療者の「思いのずれ」を演じ、その後ワークショップを行います。この日演じた糖尿病サポートチームのスタッフは、2ヶ月以上前から準備に取り掛かり、自分たちでシナリオや小道具も作りました。実際に劇を演じたスタッフからは、「打ち合わせや練習を重ねる中で普段の臨床現場を振り返ることができ、コミュニケーションスキルの向上やより深いチーム力を得ることができたように感じる」という声もあがっていました。

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開会の辞ならびにSession1の座長を務めた一宮西病院の森昭裕副院長。

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医師を演じる当院スタッフと、その「心の声」を演じる伏見宣俊医師。

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登場人物の背景も細かく設定、診療場面の1シーンをリアルに再現。

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演じることで新たな発見も。価値あるセミナーになりました。