一宮市・中野正康市長が、杏嶺会グループ「あんず保育所」の施設見学に訪れました

本日、一宮市中野正康市長と一宮市役所こども部の皆さまが、杏嶺会グループ「あんず保育所」の施設見学に訪れました。

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一宮市は働く親を支援する“病児保育”の導入に注力しはじめました。それを受け、杏嶺会グループの「あんず保育所」では、病児保育の提供を今年の4月よりスタートしました。病児保育の提供は、一宮市内では初の試みです。

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病児保育とは、親が仕事などで不在の時に病気のこどもを預かるサービスで、看護師と保育士が一人ずつ常駐し、看病しながら保育するというものです。また、症状が急変したときは一宮西病院の小児科が対応します(※)。

今回の中野市長の訪問は、同サービスの運用状況の確認を目的としたものです。

(※)前日までに要予約。預ける前にかかりつけ医の診察が必要です。

心臓血管外科・山口医師が、麻酔科領域の専門雑誌「LiSA」の特集ページを執筆しました

一宮西病院・心臓血管外科部長(心臓主任)兼、MICS心臓センター長の山口聖次郎医師が、医療雑誌「LiSA」の徹底分析シリーズ「心臓麻酔ステップアップ:オフポンプ冠動脈バイパス術:オフポンプvs.オンポンプ-これからの冠動脈バイパス術を考える-」を執筆しました。

【概要】
■執筆者 : 山口聖次郎.
■書籍名 : LiSA-麻酔を核とした総合誌[リサ]-(メディカル・サイエンス・インターナショナル).
■掲載年/号数/ページ : 2017年5月; vol24; No5; pp426-430.
■タイトル : オフポンプvs. オンポンプ これからの冠動脈バイパス術を考える.

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「あなたにあった名医を探す本-プロフェッショナルドクターズ-」に掲載されました

医療新聞社発行「あなたにあった名医を探す本-プロフェッショナルドクターズ-2017~2018」内「プロフェッショナルドクターのいる医療機関」ページに、当院の脳卒中への治療体制を紹介した記事が掲載されました。

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【記事見出し】
『24時間365日、脳卒中に対し迅速な対応を実現』
血栓回収療法やロボットスーツなど、最新治療を早くに導入』

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脳神経外科神経内科のチームで脳卒中を診る
・手術と脳血管内治療を常時実施できる体制
ロボットスーツで機能回復を目指す

連載企画 『足は第二の心臓です!?~循環器内科医が診る足病のはなし~』 第5回

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第5回 その症状って足の動脈硬化かも?の巻

「足の動脈硬化といっても一体どんな症状なの?」と疑問を持つ方も多いと思います。普段歩いている方ですと、「前より歩けなくなった」とか「10分くらい歩いているとふくらはぎが痛くなってもう歩けんのです」というように、“歩行に伴う足の痛み”を自覚される方が多いでしょうか。これを専門用語では「跛行(はこう)」と言います。また、血流が悪すぎて「足の冷えがひどくて痛い」や「指やかかとに出来た傷が全然治らない」という方もおられます。これは「重症下肢虚血(じゅうしょうかしきょけつ)」といい、放置した場合1年後の下肢切断率は30%、さらには亡くなる可能性も25%と言われる重病で、救命・救肢の為に迅速な検査と治療が必要となります。足の症状や怪我の改善がない方の中には、足の動脈硬化が潜んでいる可能性があります。
①60歳以上の方
人工透析中の方
③喫煙中あるいは喫煙していた方
脳梗塞心筋梗塞の家族歴がある方
⑤糖尿病のある方
⑥高血圧のある方
⑦脂質異常(高コレステロール)のある方
・・・は、特に要注意です!お近くの医療機関での検査をお勧めします。

一宮西病院 循環器内科 医長 市橋 敬(いちはし けい)

睡眠時無呼吸症候群、子供にもあるって知ってますか?

眠っている間に呼吸が止まる病気、「睡眠時無呼吸症候群」。主に喫煙や暴飲暴食が習慣化している方(中年以降の大人)が罹るというイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、実は子供にも多い病気なのです。

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扁桃腺が大きい、痩せている、よく口をぽかんと開けている、ご飯を食べるのが遅い、寝つきが悪い、いびきをかく・・・睡眠時無呼吸症候群は、そういったお子さんに多いようです。質の良い睡眠ができないと、日中の活動にも影響してしまいます。子供たちにより良い睡眠を提供し、子供たちがベストパフォーマンスを発揮できる環境を作るのは大人の役割です。」と語る、一宮西病院・小児科部長の杉山剛(すぎやまたけし)医師。4月に一宮西病院に着任した杉山医師は、小児科医では珍しく睡眠学会の認定医でもあります。
お子さんの扁桃腺肥大、いびきが気になる親御さんがおられましたら、ぜひ一度、お近くの専門医にご相談下さい。

杉山 剛(すぎやま たけし)医師 プロフィール

資格/日本小児科学会 専門医・指導医、日本アレルギー学会 専門医・指導医、日本睡眠学会 認定医、The Best Doctors in Japan 2016-2017
得意分野/小児呼吸器(睡眠時無呼吸症候群)、小児アレルギー(花粉症・アトピー性皮膚炎)

病院東側に無料平面駐車場を大幅に拡大しました

患者さん中心のきめ細かい医療サービスをご提供するため、病院東側に無料平面駐車場を大幅に拡大しました。お車で来院される方もお気軽に駐車していただけます。

なお4月29日(土・祝)より、北館増築工事に伴い病院北側駐車場が一部ご利用できなくなります。ご不便をおかけしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

◎北館増築工事以降(北館増築後)も、当院の無料平面駐車場は700台以上収容可能です。

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連載企画 『足は第二の心臓です!?~循環器内科医が診る足病のはなし~』 第4回

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第4回 足の動脈硬化は“病山の一角”!?の巻

前回は、動脈硬化性疾患が全身病である話をさせて頂きました。全身病の中でも“命に係わる臓器”となると、まず脳と心臓が頭に思い浮かぶのではないでしょうか?しかしこんなデータがあります。足の血管に動脈硬化がある方は、無治療で放置した場合、5年後に脳梗塞あるいは心筋梗塞を発症する可能性が20%、亡くなる可能性が10-15%、また足を切断しなければならなくなる可能性が5-10%だというのです!驚きますよね、“たかが足の病気じゃないの?”って。でもなぜだと思いますか?答えは「合併疾患(がっぺいしっかん)」です。足の動脈硬化がある患者さんの実に44%が、冠動脈疾患あるいは脳血管疾患を合併しているというデータが出ています。足の血管に起こる動脈硬化はまさに「氷山の一角」ならぬ「病山の一角」なのです!その病山の一角をどうやってみつけるか、またどういう治療を行うのか、今後も色々と足や心臓や他の動脈硬化の検査・治療について説明させて頂こうと考えております。

一宮西病院 循環器内科 医長 市橋 敬(いちはし けい)