熱き働き人 ICU 看護師 田村梨圭(たむらりえ)

プロフェッショナル論~働く上でのこだわり~

私の働く上でのこだわりは2つあります。1つは「相手の立場に立って考える」、もう1つは「相手の価値観を受け入れる」ということです。私の働くICUでは、突然の入院や鎮静管理下であること、ご家族がショック期であること、また短期間の入院のため、患者さんやご家族の価値観を知ること、知るために信頼関係を構築することが難しい場面が多くあります。そんな中で、自分が相手の立場だったら“こうされたら嬉しい・悲しい”など考え、接するよう心がけています。でもそれは、自分の価値観を押し付けるということではありません。患者さんやご家族と接していく中で、相手の価値観を知り、認め、できるだけ意向に沿った看護を提供していくことが大切だと思っています。また、医療チームの中でも様々な価値観を持った人と話し合い治療方針を考えることで、より良い看護・医療が提供できると思います。

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明日への挑戦~自らに課している要求~

私は、学び続ける姿勢を大切にしたいと思っています。医療は日進月歩で発展し、ガイドラインも改訂されています。そして、患者さんやご家族も、インターネットなどで情報を簡単に手に入れることができます。自分の情報をアップデートしていかなければ最新で安全な知識や技術の提供はできません。また、知らないことやできないことを素直に言える人でありたいとも思っています。私の周りには、頼れる先生方や同僚がいて、わからないと言えば教えてもらえ、知識をたくさん吸収できる環境があります。知らないことは、学ぶチャンスです。そして、自信を持って根拠のある看護を提供することは、義務だとも思います。看護師としてのキャリアを積み重ねても、今あるものに満足せず、貪欲に学ぶ姿勢をもちたいと思っています。

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理想の病院~こういう病院にしたい~

私は、一緒に働く仲間を大切にできる病院にしたいと思います。職場の環境はとても重要です。どんなに忙しくても、信頼できる仲間がいれば楽しく仕事ができると思います。でも、仲良くなる=馴れ合いになるのはよくありません。先輩であっても、後輩であっても、失敗した時にはきちんと指摘し合えたり、違う意見があった時にはお互いを理解しようとすることができる、そして大変な時は助けあい、感謝し合える、そんな環境になったら素敵だと思います。また、質問しやすい雰囲気づくりをすることでスタッフの知識・技術レベルの底上げができ、よりよい看護の提供につながると思います。よい職場の雰囲気は、患者さんやご家族にも伝わると思いますし、働きやすさや離職の予防にもつながるはずです。良い環境をみんなで作り上げて、スタッフにとって働きやすく、患者さんやご家族に信頼していただける医療を提供できるような病院が理想です。

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ICU 看護師 田村梨圭(たむらりえ)

市民公開講座「乳がんのお話~乳がんの知りたいこと、解説します!~」開催のご案内

地域への啓発活動にも積極的に取り組んでいる一宮西病院では、今月30日「乳がんのお話」と題し、尾張一宮駅前ビル【i-ビル】にて市民公開講座を開催します。女性なら誰でも気になる「乳がん」の様々な疑問について、一宮西病院の乳腺・内分泌外科部長、乳腺専門医の石黒医師が解説します。

【開催概要】
テーマ:乳がんのお話~乳がんの知りたいこと、解説します!~
講 師:石黒清介(一宮西病院 乳腺・内分泌外科 部長)
聞き手:江崎あずみ(働く女性のママ・サークル「チアフル・ママ」代表)
日 時:2018年3月30日(金) 14:00~15:00*13:30開場(予定)
場 所:尾張一宮駅前ビル i-ビル 7階 シビックホール(愛知県一宮市栄3丁目1番2号)
◎参加無料・申込不要

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入場無料、申込不要です。当日はお気軽に会場までお越しくださいませ。

チアフルイベント in 一宮西病院「ママのための無料講演会」が開催されました

一宮西病院は、輝く女性のためのカルチャーサークル「チアフル・ママ」との共催で定期的にイベントを開催しています。昨日3月7日(水)には「ママのための無料講演会」と題して医療講演『乳がんの基礎知識~乳がんの特徴、検査と診断~』を企画、一宮西病院・乳腺内分泌外科の大久保医師が約30名のママさんへ乳がんのお話をしました。

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講演会に続くイベント後半では、大久保医師を囲んでの座談会が開かれました。リラックスした雰囲気の中、普段は直接聞けないような話題に、参加者は興味深く耳を傾けていました。

これからも一宮西病院は、頑張るママさんを応援していきます。

◎チアフルママのホームページはこちら

連載企画 『これだけは知っておきたい!心臓の病気のお話』 第10回

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第10回 心臓カテーテル治療について

狭心症心筋梗塞に対しては、心臓カテーテル治療を行います。これは前回お話したカテーテルという細い管を用いて、動脈硬化で狭くなったり詰まったりした冠動脈を広げる治療の事です。治療は以下のように行います。

まず治療用のカテーテルを手首や太ももの付け根の血管から(約9割の方は手首から)局所麻酔で心臓に通します。次にガイドワイヤーと呼ばれる0.3mm程度の細さの柔らかい針金を冠動脈の奥まで入れます。続いてガイドワイヤーに添わせる形で医療用の風船(バルーンと呼びます)を冠動脈内に持ち込み、動脈硬化で狭くなった所で内側から膨らませるのです。これで狭くなった血管を広げることができます。ただし風船だけではまた詰まってしまう場合がありますので、現在ほとんどの方にはステントと呼ばれる金属の網状チューブを留置して血管を広げます。ステントはステンレスやコバルトの合金でできていて、狭くなった血管を広げたまま保持する効果があり非常に有効です。

治療時間は1~2時間、メスを入れるわけではありませんので傷はほとんどありません。また多くの方は治療後すぐに歩くことができ、治療の翌々日には退院です。治療のことでちょっと聞きたいなという方は、外来で簡単にご相談いただけます。

一宮西病院 循環器内科 医長 寺村 真範(てらむら まさのり)

「いい病院2018」地方別ランキングに、一宮西病院が5つの項目でランクインしました

週刊朝日MOOK「手術数でわかるいい病院2018」の地方別ランキングに、一宮西病院が5つの項目でランクインしました。

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◆心臓病 心カテーテル治療 治療数◆f:id:kyouryoukai:20180302133009j:plain

◆脳の病気 脳動脈瘤治療 治療数◆f:id:kyouryoukai:20180302133020j:plain

◆骨・関節の病気 人工関節置換術 膝関節 手術数◆f:id:kyouryoukai:20180302133032j:plain

パーキンソン病 総患者数◆f:id:kyouryoukai:20180302133042j:plain

前立腺肥大症 手術数◆f:id:kyouryoukai:20180302133051j:plain

また「回復期リハビリのいい病院」ページには、杏嶺会グループの尾西記念病院と上林記念病院が掲載されました。

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◎「いい病院2018」のランキングは2016年の実績を元にしております。

いまいせ心療センター・水野副院長が『FMいちのみや』に出演します

いまいせ心療センター副院長 兼 認知症疾患医療センター長である水野裕医師が、「FMいちのみや」に出演します。認知症について水野医師が分かりやくご説明していきます。是非、お聞き逃しなく!

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【放送概要】
■放送局:FMいちのみや
■放送日:2018年3月の毎週木曜・土曜
■日 時:木曜/8:30~、土曜/12:30~
■番組名:いちのみや教えてドクター
■テーマ:認知症について

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◎いまいせ心療センター・認知症疾患医療センターの紹介ページはこちら

 

病院をより身近に感じてもらうため、ドクターが地域のマラソンへ参加!

尾張西部医療圏で救急・急性期医療を担う一宮西病院はここ数年、医療圏外からも患者数が増加しております。当院では地域の急性期病院として、これまで以上にその使命を果たしていきたいと考えています。そのような状況下、周辺地域の皆さまに一宮西病院をもっと身近に感じてもらおうと、当院の職員が「一宮西病院」のロゴ入りユニホームを着て、市外各地域のマラソン大会に出場しています。

今回走ったのは、脳神経外科部長の宮嵜先生です!2018年2月25日(日)開催「第40回読売犬山ハーフマラソン」に参加され、見事完走しました!

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本企画は、マラソン参加費用を病院が一部負担することで、職員がマラソン大会に参加しやすい環境とし、職員の健康増進のサポートも兼ねており、「病気を治す病院の職員こそ、心とカラダが健康である必要がある!」という考えによるものです。各地域の皆様と触れ合いながら汗をかくことで、その地域の住民の皆様との距離も縮めていきたいと思います。

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