CBCラジオ「健康のつボ~足は第二の心臓~」 第9回(令和2年3月4日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~足は第二の心臓~」 第9回(令和2年3月4日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、市橋敬医師(一宮西病院循環器内科医長)

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(小高)水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~足は第二の心臓~』。血管が専門の先生に血管の病気についてお話を伺います。ゲストは一宮西病院・循環器内科医長の市橋敬(いちはしけい)先生です。よろしくお願いします。

(つボイ)よろしくお願いいたします。

(市橋)よろしくお願いします。

(つボイ)足の動脈硬化は足だけの問題ではなく、心臓とか脳の血管の病気にもつながると聞いております。

(小高)それから足の動脈硬化によく似た症状があって、違う病気なんだけど見極めが難しいということでしたよね。脊柱管狭窄症(せきついかんきょうさくしょう)という病気、逆にそこまで心配することがないという下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)という病気など、足にまつわる色々なお話をこれまで伺ってきましたね。

(市橋)そうですね。正しい知識を持つことで、むやみに怖がったり、すぐに治療を始めないといけないのに放っておいたりすることがないようにしないといけません。

(小高)見極めること。

(つボイ)耳が痛いな・・・。

(小高)そして、両手・両足首の血圧を測るというABIという検査のことも教えていただきましたね。痛くないよと。

(つボイ)そうそう。

(小高)ただ先生、もし足の血管がすでに細くなっていた場合はどうすればいいでしょうか?

(市橋)足の血管が狭くなると言うのは、動脈硬化の病気が進んでいるという状況ですので、リスクとしては糖尿病や高血圧、喫煙なども原因の一つです。それらをひとつひとつコントロールし、治療中の方はしっかりお薬飲むことが大事かなと思います。

(小高)お薬もあるんですか?

(市橋)そうですね。足の場合は、まず血液をサラサラにするお薬を飲んでいただくことを治療の一環として始めさせて頂いております。あとは、よく歩いていただく。「運動療法」という言葉がありまして、初期の症状であれば、お薬と運動療法で緩和することが可能です。

(小高)運動か・・・。

(つボイ)運動はやっぱり大事ですよね。

(小高)でも、歩くと血管が太くなったりするんですか?

(市橋)元々一本の血管ではなくて、細い血管もありますので、太い血管が一本詰まってしまっても、細い他の血管を太く強くしてあげるという意味合いが運動療法にはあります。

(つボイ)なるほど。

(小高)歩くと身体は痩せて、血管は太くなるっていいこと尽くめですね。歩かないといけませんね。

(つボイ)運動はする・煙草はやめると。まさにこの『生活習慣病の対策そのもの』といっても過言ではないですよね。

(市橋)そのとおりです。

(小高)やっぱりそこに返っていくと。でも、運動だけではなんともならないよとそういう状況で病院に来られる方っていますよね。

(市橋)そうですね。十分な運動療法と内服治療をしても症状が残る方はいますので、血行再建(けっこうさいけん)というカテーテル治療や、バイパス手術というものを治療としておすすめしております。

(小高)カテーテル治療とバイパス手術というのがあるんですか?

(市橋)バイパス手術は血管を繋ぐ手術です。カテーテルは狭いところを広げる手術です。それぞれ一長一短あります。

(小高)なるほど。先生はカテーテル治療をメインにされているということなので、来週はカテール治療について先生に詳しく聞いていきたいと思っております。

(つボイ)私もカテーテルにお世話になった人間ですから。

(小高)心筋梗塞ですよね?

(つボイ)そうです。

(小高)はい、ということで今日も一宮西病院の市橋敬先生にお話を伺いました!来週も宜しくお願いします。新生活フロッピー『健康のつボ~足は第二の心臓~』でした。

 

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一宮西病院は〔ライトアップinグリーン運動〕に参加しています

2020年3月8日(日)~3月14日(土)は世界緑内障週間です。これに合わせて日本緑内障学会では「ライトアップinグリーン運動」を実施し、緑内障啓発運動を行っています。一宮西病院も〔ライトアップinグリーン運動〕に参加、3月14日(土)までの毎日、5階展望レストランおよび正面玄関前をグリーンにライトアップしています。

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●正面玄関前…17時~22時の点灯

◎ライトアップinグリーン運動で伝えたいメッセージ(公式サイトより)
早期発見・継続治療・希望 40歳を過ぎたら眼の定期検診を!
早期発見の段階で緑内障にかかっている事に気づかれますように。治療開始後は、継続することが非常に大切であることを理解していただけますように。緑内障のために日常生活が制限されませんように、そして、そのためには、家族・仲間・主治医と一緒にがんばりましょう。緑の光は、「あなたの眼がずっと見えていますように」という希望の光でもあります。

◎一宮西病院・眼科紹介ページはこちら
眼科 | 外科系 | 一宮西病院 | 社会医療法人 杏嶺会

″我が身のため 患者さんのため 地域のために" いまできることを

″我が身のため 患者さんのため 地域のために" いまできることを。

新型コロナウイルスの感染拡大を防止する観点から、一宮西病院では3月5日(木)より下記の体制をとらせて頂いております。

来院・入館について

●時間帯による入口の制限
当院への入館は、以下の通りとします。
<月~金曜日の7時30分~17時、土曜日の7時30分~12時>
 ⇒正面入口(建物東)よりお願いします。
<上記以外の時間帯>
 ⇒時間外入口(建物北・iバス停留所側)よりお願いします。

●面会禁止
当面の間、当院からの来院要請があった患者ご家族さまを除き、面会を禁止します。

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受診について

●受診時の対応
当院を受診される際は、病院出入口で【検温】及び【症状の確認】をいたします。その後、入館管理職員の指示に従ってください。

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 検査について

●COVID19(新型コロナウィルス)検査

来院せず、帰国者・接触者相談センター(一宮保健所)TEL 0586-72-1699までご相談ください。

●インフルエンザ検査

新型コロナウイルス感染症の流行拡大にともない、発熱の方へインフルエンザの検査をすることは、新型コロナウイルスへ医療者が濃厚接触するリスクがあります。当院では医療者の濃厚接触リスクを減らす目的で、特別な場合をのぞき、軽症者(歩行可能で入院の必要がない方)へのインフルエンザ検査を自粛することといたしました(小児はのぞきます)。新型コロナウイルス感染症を医療者へ拡大させることは、地域医療の崩壊につながります。ご理解・ご協力のほど宜しくお願いいたします。なお、検査は行いませんが、発熱などの症状に応じた投薬や重症化リスクが高い方への抗インフルエンザ薬の投薬は、これまで通り行います。

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″我が身のため 患者さんのため 地域のために" いまできることを。感染拡大防止のため、ご理解・ご協力のほど宜しくお願いいたします。

YouTube<一宮西病院>チャンネル『看護学生さん向け!』一宮西病院紹介ムービー

新型ウイルスの影響で、当院で予定していた講座・教室が中止(延期)となり、インターンシップ・病院見学会も感染拡大防止のため一時中止となりました。そこで、ご参加いただけなかった学生の皆さんのため、当院の紹介ムービーをご用意しました。当院の雰囲気や福利厚生などについて、この動画を通して知っていただければと思います。

■『看護学生さん向け!』一宮西病院紹介ムービー

 

赤ちゃんマッサージ・赤ちゃん体操講座(2月14日開催報告)

2月14日(金)、一宮西病院にて『赤ちゃんマッサージ・赤ちゃん体操講座 ~スキンシップのすてきと不思議~』の市民公開講座を開催しました。

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講師はスキンシップのインストラクター 宮川光子さんです。

 

すぐに定員が埋ってしまう大人気の講座です。

は終始和やかな雰囲気で行われ、温かい雰囲気と赤ちゃんやお母様方の笑顔が印象的でした。

 

1時間という短い時間ではありましたが、参加された方にとって有意義な時間となったのであれば幸いです。

 

次回のベビーマッサージ」は3月の開催を予定していましたが、コロナウィルスの影響もあり、今回は中止とさせていただきます。ご予約いただいた方々には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解のほど宜しくお願い致します。

 

今後の開催日につきましては、情報雑誌くれよんや、当院のSNSを通じて告知させていただきます。

今後も一宮西病院は、悩めるお母さん方のサポート、フォローに注力して参ります。

 

CBCラジオ「健康のつボ~足は第二の心臓~」 第8回(令和2年2月26日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~足は第二の心臓~」 第8回(令和2年2月26日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、市橋敬医師(一宮西病院循環器内科医長)

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(小高)水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~足は第二の心臓~』。血管が専門の先生に血管の病気についてお話を伺います。ゲストは一宮西病院・循環器内科医長の市橋敬(いちはしけい)先生です。よろしくお願いします。

(つボイ)よろしくお願いいたします。

(市橋)よろしくお願いします。

(つボイ)お便りを頂きましたのでご紹介いたします。愛西市にお住まいの象の足首さん、男性の方です。『このところ足の血管の話をされておりますが、すごく勉強になります。実は私、右足にとても細い赤や紫の血管がクモの巣のように見えるのがあります。冬場にお風呂に入ると痒くてかきむしりたくなります。先日、テレビの健康番組を見ておりましたら同じような症状を「下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)」の一種で心配いらないと言ってました。下肢静脈瘤は、この番組で先生がおっしゃる足の血管の病気とは何か違うんでしょうか?心配いらないと言われても心配です。』とお便りを頂いてます。
それからもう一つ。よっさんという名古屋の緑区の方でございますけれども、『去年の暮れにちょっとした手術で入院した時、下肢静脈瘤だと言われエコノミー症候群になりやすいからと、ベッドで寝たきりの二日間ほど足にマッサージをするような器具を取り付けられて寝ていました。この下肢静脈瘤というのはどういう病気なんでしょうか?何か治療は必要なんでしょうか?』と、両方とも男性からですね。

(小高)お便りを頂いた下肢静脈瘤というものはどんなもんなんですかね?

(市橋)確かに、下肢静脈瘤足の血管の病気ではありますが、私がこのシリーズでお話しさせていただいております動脈硬化で起こる病気とはやはりちょっと違います。静脈瘤の場合、一部重症化して皮膚潰瘍(ひふかいよう)を起こしたりですとか、生活上足がだるくなったりという症状はありますが、ほとんどの場合が命に関わるということはありません。

(小高)じゃあそこの部分は、リスナーさん達は安心していいということですね。今まで話してたような命に関わる深刻な話や動脈に関する病気とはまたちょっと違うと。

(市橋)ちょっと違いますね。

(つボイ)こういう方はたくさんいらっしゃるんですか?

(市橋)立ち仕事が多い、四十歳以上の女性の方に多いという風に言われております。日本人の中で言いますと、大体1割弱は患者さんがおられるんじゃないかと言われてます。

(小高)さっきのリスナーの方は、瘤というよりも蜘蛛の巣のようなものが浮き出てるってことでしたね。

(市橋)そうですね。いろんなパターンがありまして、瘤のように出てくる方もおられますし、蜘蛛巣状で出てきたり、網目状だったりとかいろんなタイプがあります。このうち治療が必要になってくる静脈瘤っていうのは、そこまで数は多くありませんが、心配であれば見た目の問題とかもありますので、一度病院で見てもらうといいかなと思います。

(小高)下肢静脈瘤の場合は、どの科にかかればいいんですか?

(市橋)病院によってはまずは皮膚科の方にかかったりすることもありますが、実際の治療されてるのは血管の専門医です。循環器内科がやってる病院もありますし、心臓血管外科、あるいは血管外科の先生が治療にあたってる場合がありますので、その病院によって診る科は様々ということになります。

(小高)なんか全然違う軽い病気だと思っていたら、実は似たような症状だけども「重い病気ですよ」と言われる時もあれば、似たような症状やから悪いんじゃないかと思うとそうでもなかったりしますね。

(つボイ)下肢静脈瘤で足の血管ががっと浮き出て「大変だ~!」と思っても…?

(市橋)直接命に関わるということではないです。

(小高)命に関わる病気じゃないんだよっていうことは覚えとくと安心ね。ということで、皆さんも足にまつわる質問・疑問などありましたら、このコーナーまでお寄せください。市橋先生がこのように優しく優しく怒らず教えてくださいます。

(市橋)絶対に怒りません。

(小高)ははは。ありがとうございます。はい、今日も一宮西病院の市橋敬先生にお話を伺いました!来週も宜しくお願いします。新生活フロッピー『健康のつボ~足は第二の心臓~』でした。

 

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YouTube<一宮西病院>チャンネル【こどもの咳のお話】第5回『睡眠時無呼吸』

YouTube<一宮西病院>チャンネル【こどもの咳のお話】、第5回は「睡眠時無呼吸」についてです。講師は一宮西病院・小児科部長の杉山剛医師です。

■一宮西病院WEB医療講座【こどもの咳のお話】
■第5回「睡眠時無呼吸」
■講師 / 一宮西病院・小児科 部長 杉山剛医師


ユーチューブ医療講座「子どもの咳」~第5回睡眠時無呼吸~