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連載企画 『足は第二の心臓です!?~循環器内科医が診る足病のはなし~』 第3回

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第3回 動脈硬化性疾患、それは沈黙の殺人者!の巻

厚生省が発表している人口動態統計というデータによると、日本人の死亡原因の第1位は「ガン(悪性新生物)」、第2位は「心疾患」、第3位は「脳血管疾患」だそうです。【動脈硬化性疾患=脳梗塞心筋梗塞等】ですので、もしかしたらまとめて死亡原因の2位くらいにはなるのではないでしょうか。奴(=動脈硬化性疾患)は足音を立てることなく数年~数十年で忍び寄ってきます。それが「沈黙の殺人者」と呼ばれるゆえんです。そう、自覚症状がほとんどないのです。恐ろしいですね。でも安心してください。自覚症状がなくても病院では自分の動脈がどうなっているかを調べる方法があるのです。例えばエコーで頸動脈の内膜の厚みを測定する方法。手足の血圧を同時に測ることで動脈の硬さを数値化する方法(CAVI:キャビィ)。そして造影剤と放射線を使いますが心臓CTを撮影すれば心臓の血管(ほんの2-3㎜)まで高解像度でくっきりと見ることが可能です。宣伝ではありませんが、ご自身の動脈硬化が気になる方は、一度お医者さんにご相談ください。動脈硬化から身を守るのはそう、自分自身です。次回は足のお話をさせて頂こうと思います。

一宮西病院 循環器内科 医長 市橋 敬(いちはし けい)