CBCラジオ「健康のつボ~ひざ関節痛について~」 第2回(令和2年9月9日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~ひざ関節痛について~」 第2回(令和2年9月9日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、巽一郎医師(一宮西病院整形外科部長 兼 人工関節センター長)

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(小高)水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~ひざ関節痛について~』。多くの日本人が悩んでいるひざ関節の痛みについて、一宮西病院・整形外科部長兼、人工関節センター長の巽一郎(たつみいちろう)先生にお話を伺います。

(つボイ)ひざの痛みについて、皆さん悩んでいるようでメッセージを色々頂いております!まず、R.N【気球戦艦ヤマトさん】。「数ヶ月前、ちょうどひざを痛めてしまいしばらく整形外科に通いました。タイムリーです。それにしても、僕もそんなお年頃になってしまったんですよね…」ということで、先週も放送でありましたが、人間も機械のようなものということでしたね。

(小高)ね、そのようにおっしゃってましたね。

(つボイ)つづき、「次回の放送も耳をかっぽじって、耳根をそって聞きたいと思います。」ですって。

(小高)見根を(笑)聞きやすくなりましたか?よく聞いてくださいね。

(つボイ)はい。R.N【三河みどりさん】からもメッセージをいただいております。「ひざ関節は今痛みがひどくてヒアルロンヒアルロン酸を打ってもらったりしておりますが、痛みは改善されず…手術以外では治らないんでしょうか?」と。ひざの悩みは多いですね。

(小高)本当ね。この辺りのことは、先生がこれからお話してくださると思いますので、待っていてくださいね。
今日はですね、ひざ関節の専門家・巽先生の診察日には大勢のひざの悪い患者さんがやってきます。そのおじいちゃんとおばあちゃんがね、笑顔になるが大好きなんですよ~とそんな先生なんですね。まずはひざが痛くなる理由を巽先生にお聞きしております!

 

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(小高)「ひざさえよければもう本当に元気なのに」「ひざが悪いから歩くのが辛い」とか「歩けないからどこにも行けないし、楽しいこともなくて…」っていう方が多いですよね。

(巽)そうですよね。

(小高)それができないと、本当に人生の大半はやっぱ…不便。

(つボイ)そうやね。生活力と言うか、生命力にも影響してきますね。

(巽)そうですね。大体ローン払い終わって、子供が成人して50歳から65歳ぐらいで「さぁ自分の時間や!」という時なんですよ。好きなことやれる。そんな時に痛いから山に登られへん、海にも入れない…となるわけですよね。そうなるとつらいというか、面白くないですよね…。

(小高)痛いのを取り除くにはどうすればいいんですか?

(巽)僕の患者さんは、診察で「痛いからなんとかしてくれ」と言うんですよ。そこで、99%の整形外科医は痛み止めを出すんです。でも、痛いのはなんでか?という原因を治さないといけないんです。

(つボイ)痛み止めって対処療法ですもんね。痛いのを止めるというか。でも、痛み止め以外でどうやって治すんですか?

(巽)そうですね。原因をまず見つけて、原因を治すんです。痛みは、自分の身体を守っている大事なものなんです。もちろん、僕も痛いのは嫌なんですが。痛みは、骨と骨が当たって割れたよというのを伝えてくれるんです。

(小高)え、骨と骨が当たったら割れるんですか?骨折とは違う?

(巽)固いものと固いものが当たったら割れるでしょう?茶碗と茶碗が当たったら割れるように、それがおじいちゃんおばあちゃんのひざの中で起こっているの。でも茶碗もふきんを置いてからなら割れないでしょ?

(つボイ)そして、そのふきんが軟骨だということですね?

(巽)あ!素晴らしい。

(小高)あ~!なるほど。

(巽)軟骨があったときは割れないんです。ぬるぬるしているので。でも無くなったら割れる。それで割れてしまったよ!というのが痛みなんです。

 

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(小高)年を取るとともに、クッションであるひざの軟骨がすり減って、大腿骨と脛骨が直接あたって痛みが出てくる。これがいわゆる「変形性ひざ関節症」の始まりと、いうことなんだそうです。巽先生は、ひざの痛みに対して、痛み止めの薬を原則出さないとおっしゃていましたね。

(つボイ)痛み止めの薬は対処療法ですからね。先生は痛みの原因を追究して、そこから治していくと・・・こういう姿勢の方ですね。

(小高)先週もおっしゃっていたように、先生は元々手術が得意な先生なんです。人工関節を入れるというのが原因を取り除くわかりやすい方法ではあるんですが、どうやら手術の前にやるべきことがあるよというのが、先生のお考えのようです。

(つボイ)それはどうやってやるのか?詳しい方法はまた来週以降ということになります。

(小高)新生活フロッピー『健康のつボ~ひざ関節痛について~』でした。

 

中日新聞(本版)健康面『紙上診察室』に、人工関節センター巽医師が登場しました

本日9月15日(火)付の中日新聞(本版/健康面)健康面『紙上診察室』において、一宮西病院・整形外科部長兼人工関節センター長の巽一郎医師監修による、ひざの痛みに関する記事が掲載されました。

【記事見出し】
紙上診察室
人工関節入れてもひざに痛み
神経痛が原因の可能性

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YouTube<一宮西病院>チャンネル【形成外科紹介ムービー】

一宮西病院・形成外科紹介ムービーをアップしました!

みなさんは、形成外科がどんな科かご存知ですか?

整形外科と何が違うんだろう。。
形成外科、整形外科。 音も似てるし漢字も似てますよね。

病院で「形成外科へ罹ってください」なんて言われたら、
数秒後には「整形外科だったっけ?形成外科だったっけ…」
と迷ってしまう人が大半だと思います。

そんな悩みを、当院 形成外科医師たちが今話題のあの人たちのネタで解消!
これを機に「形成外科」について知ってください♪

 


ミルクボーイ風に形成外科を紹介する【一宮西病院・形成外科】

CBCラジオ「健康のつボ~ひざ関節痛について~」 第1回(令和2年9月2日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~ひざ関節痛について~」 第1回(令和2年9月2日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、巽一郎医師(一宮西病院整形外科部長 兼 人工関節センター長)

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(小高)さぁ今日からこのコーナーは『健康のつボ~ひざ関節痛について~』。多くの日本人が悩んでいるひざ関節の痛みについて、一宮西病院・整形外科部長兼、人工関節センター長の巽一郎(たつみいちろう)先生にお話を伺います。
巽先生はね、大阪出身なんですね。今年5月に整形外科部長兼、人工関節センター長として一宮西病院に赴任されまして、その前の10年間は、神奈川県の湘南鎌倉総合病院・人工膝関節センター長を務められていた。ということは…ひざ関節の専門家!!なんです!

(つボイ)ほぉお。

(小高)で、いろいろお話を聞いたんですけれども、今日はまず「巽先生のプロフィール」ここから参りましょう。

(つボイ)湘南というところにおりまして、サーファーと。

(小高)かっこいいね。ということで第1回目、どうぞ!

 

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(巽)15年間、湘南にいましてね。海が好きなのでサーフィンもやるんです。

(小高)なんか風貌もサーフィンが似合いそうな。サーフボード似合います。

(巽)サーファーなんていうとかっこいいですけど、これはいい大人が塩水につかるための言い訳なんです。

(小高)あはは。

(つボイ)そうなんですね。

(巽)サーフボードを持っていればね、あぁサーファーか。みたいなね。

(つボイ)昔はサーフボードっていうと長かったけど、今は短いですよね。

(巽)それは用途がありまして、素早く動きたいときはショートボードという短いものを使うんですけど、ロングボードというのはゆっくりとなんです。

(つボイ)へええ。加山雄三なんて長いの乗ってましたよ。

(小高)はい。では本日「サーフィンのツボ!」はじまります!

(つボイ)あ!いやいや、そうじゃないね。サーフィンの話についついなってしまいましたね(笑)
気を取り直して。巽一郎先生。今は一宮西病院 整形外科兼人工関節センター長ということであります。

(小高)ということは、関節がご専門ということですか?

(巽)そうですね。体の曲がるところを関節というんですけども、関節が専門です。その中でも得にひざです。

(つボイ)なるほど。ひざって大事なとこですよね。

(巽)そうなんです。要というかね。

(小高)ひざ関節を専門にとなったのは何かこう自分の中できっかけがあったんですか?

(巽)股関節とひざというのはセットなんです。私は最初、股関節をやっていたのですが、股関節はお尻の中にあるので皮膚から遠く、アクセスが難しい。でも、手術で人工関節を入れて、多少ずれてしまっても股関節は大丈夫なんです。
ところがひざの場合は、皮膚から近いのでアクセスが良く、切って開くのは簡単なんですけど、人工関節が1ミリずれるだけで、患者さんの満足度がまったく違ってしまうんです。

(つボイ)なるほど…ひざ、精緻ですね。

(巽)長いことやってると、ひざの方が面白くなってきて…僕は組み立てるのが好きでね。3歳ぐらいのときに家の壊れた時計の中身がどうなっているのか気になって、触っていたら直ったんですよ。それから「この子は何でも直せるな」なんて言われて、いろんなものをもらうようになって、直すのが好きになったんですよ。

(つボイ)はぁ~。人間の体も機械ですもんね、言ってみたら…。

 

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(小高)という感じでね、面白い先生ですよね。
巽先生は整形外科の先生として関節を診てきたんですけれども、2006年頃からは、一番難しい、巽先生いわく一番面白い、ひざ関節の手術をされてきたと。

(つボイ)とにかく大阪のご出身の方ですから、よく喋りますよ!面白い先生ですよね。

(小高)うんうん。お医者さんの前にでると私たちは緊張してしまうんですけど、巽先生のような方だとそんな心配もないというか。気さくに相談なんかもできそうだなという印象です。
さぁ!来週からはひざ関節痛のメカニズムとその治療法についてお伺いしていきます。

(つボイ)ひざが痛い人、どうもひざに不安があるという人は必聴でございます。

(小高)新生活フロッピー『健康のつボ~ひざ関節痛について~』でした。

 

2020年入職ドクター対談「一宮西病院に来たのは、面白そうなことが出来るから」

一宮西病院・医師採用サイト内に、今年4月に着任した総合救急部 救急総合診療科・竹之内医師と、同じく呼吸器内科・城下医師による対談記事を掲載しました。この病院は、臨床面でも教育面でもまだまだのびしろがあり、高いポテンシャルもある!と語ってくれた二人は、間違いなくこれからの一宮西病院を牽引する存在です。高い志を難なく実践する二人の対談は非常に興味深いものになりました!ぜひご一読ください。

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CBCラジオ「健康のつボ~肺がんについて~」 第13回(令和2年8月26日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~肺がんについて~」 第13回(令和2年8月26日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、竹下正文医師(一宮西病院呼吸器内科部長)

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(小高)水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~肺がんについて~』。日本人の死因第1位のがんの中でも死亡者数が一番多い肺がんについて、一宮西病院・呼吸器内科部長の竹下正文(たけしたまさふみ)先生に教えていただきます。先生よろしくお願いします。

(つボイ)よろしくお願いいたします。

(竹下)よろしくお願いします。

(小高)今週が肺がんシリーズの最終回ということになりますが、最近は薬物治療も本当に進歩していて、5年生存率というのは肺がん全体でなんと30%から40%とどんどん高くなってきてました。特にステージ1だと80%。ステージ2だと50%以上と、高い数字で治療ができるということになることはありますね。

(つボイ)ということは、ステージ1というか、早く見つけることが大事と。

(竹下)肺がんの早期発見の難しいところは、肺がんには自覚症状がなかなかないんですね。肺がんの症状として、咳、息切れなどありますが、肺がんだけの特異的な症状ではないので…。

(つボイ)咳とかだと風邪の症状だもんね。

(竹下)そうですね、普通の呼吸器疾患で起こるような症状なんです。ただ、本当にそれが肺がんの症状だった場合、その症状が出るときというのはがんがある程度進行している可能性があるんです。

(小高)ええ…。咳の症状だけで既にがんが進行している可能性があるのであれば、本当はもっと早く発見したいんですけど、何かいい方法はありますか?

(竹下)早期発見して治療を受けるまでに必要なことは健診なんです。

(つボイ)ふむふむ。

(竹下)40歳以上の方であれば、男女問わず、年に1回は健診を受けるということが大事なります。

(小高)肺がんが見つかる健診というのはやはりレントゲンですか?

(竹下)そうですね、肺がん健診は問診としてお話しを聞くのと、胸のレントゲン写真です。それに加えて、50歳以上でタバコを吸っている方は喀痰細胞診(かくたんさいぼうしん)というのがあります。

(小高)なるほどね。

(つボイ)レントゲンといったら昔からあるようなものですけど、やっぱりレントゲンなんですか。

(竹下)そうですね。レントゲンで異常があれば次に進むんですけど、それがCTですね。輪切りにした写真を撮って…。

(つボイ)これは昔はなかったね。レントゲンしかなかったから。

(竹下)さらにCTでがんが疑われたら、全身を調べていくようなPET検査という検査をするだとか、脳の検査するとかで全身の広がりを見ることになります。

(小高)レントゲンで発見されるのは、もちろんステージ2、3、4とかだと分かるでしょうけど、どのぐらいから発見できるんですか?

(竹下)ステージ1や2でもこう分かるんですけど、濃度が低いとレントゲンでは分かりにくいし、サイズが1.5cmくらいあれば分かるんですけど、なかなかそれ以下のものは難しいというのと、
レントゲンだと真ん中にあると他の臓器と重なるので、分かりにくいというのもあるんですね。

(小高)だからこそ定期的に健診を受けて、発見したらすぐ治療するというような流れ?

(竹下)そうですね。前の年と比較するというのが大事なので。健診で見つかったがんは8割ぐらい治るといわれているので、早い段階で見つけるというのが一番いいんです。
ただ愛知県の健診受診率は低くて40%ぐらいとなっているので、これを50%を超えるぐらいまで持っていければいいのかなって思っています。

(小高)自覚症状があるとちょっと不安になって健診を受けようかとか先生に診てもらおうかと思うけど、忙しさを優先させちゃって、何も症状がないと「まあ今年はいいや」ってなっちゃうんだけど、そこが分かれ道ね…。

(つボイ)まあ普通に他の病気もあるから年に1回健康診断行けば、必ずレントゲン入ってますからね。そこで見つけて助けてもらえるかもしれん。

(竹下)そうですね。

(小高)健診率が上がれば、もっと肺がんもね。

(竹下)もっと肺がんの早い段階で見つけれる可能性ってのあると思います。

(つボイ)皆さんも健診率をもっと上げて、肺がんで亡くなる方を減らしたいですね。

(竹下)もう本当にそうですよね。

(小高)ということで、ここ数回にわたりまして先生に肺がんについて色々教えていただきました。諦めるなというのと、早く見つけようということでしたね!一宮西病院の竹下先生でした。どうもありがとうございました。

(竹下)ありがとうございました。

(小高)新生活フロッピー『健康のつボ~肺がんについて~』でした。

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尾張西部初のSCU(Stroke Care Unit)を有する『一宮西病院・脳卒中センター』始動!

この度一宮西病院は、愛知県尾張西部医療圏で初となるSCU(Stroke Care Unit)を2020年7月に開設、そして9月より『脳卒中センター』を開設致しました。

当院の脳卒中センターの特徴は、脳神経内科脳神経外科合同のシームレスな運用にあります。脳神経内科脳神経外科が情報を共有しながらも適切に役割を分担し、それぞれの専門性を発揮して患者さんに相対します。そのため、最後の砦となる外科的治療のみならず、内科的精査や治療も得意としています。脳卒中発症後の救急診療のみならず、発症前の予防医療も含め、ぜひ当院をご利用ください。

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