CBCラジオ「健康のつボ~乳がんについて~」 第11回(令和3年9月15日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~乳がんについて~」 第11回(令和3年9月15日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)小高直子さん(アナウンサー)、鈴木瞳医師(一宮西病院 乳腺・内分泌外科 医長)

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(小高)今月からこの時間は『健康のつボ~乳がんについて~』です。女性であれば誰でも気になる「乳がん」について、一宮西病院 乳腺・内分泌外科 医長で「乳腺専門医」の鈴木瞳(すずきひとみ)先生にお話をうかがっていきます。

(小高)乳がんは、日本人の女性のがん患者の中で一番多いがんです・・・とずっと言い続けて来ましたが!そのこと自体は事実なんですが、男性がまるっきり関係ないという訳ではありません!

(つボイ)この番組でも、時々、おたよりもいただきますよね。男性の乳がん

(小高)そうなんです。今日は、男性の乳がんについて。鈴木先生にうかがいます!

 

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(鈴木)男性でも乳がんに罹患される方はいらっしゃいます。何故かと言うと、乳がんは”乳腺にできるがん”で、乳腺は男性にもあります。したがって、男性でも乳がんになり得るということです。ただ男性が乳がんになる割合は少なく、女性の患者100人~150人に対して、男性患者は1人程度の割合です。加えて、女性に比べて発症する年齢が5~10歳ぐらい高いということ。男性の場合、65歳以降に発症する方がおよそ7割といわれています。

(つボイ)ええ~~~~っ!そうなんですね。

(鈴木)男性の場合は、乳腺が乳頭乳輪のすぐ下にしか広がっていないことがほとんどなので、乳頭乳輪付近が好発部位になります。

(つボイ)わ~~覚えとこ!

(小高)男性が乳がんになる理由って、何かあるんでしょうか?

(鈴木)男性乳癌の場合は、15~20%に”乳癌の家族歴”があります。また乳がんだけでなく、卵巣がん前立腺がんの家族歴があるような患者さんもいらっしゃいまして遺伝にかかわる乳癌の確率が高い、ということが知られています。このような遺伝的な素因の他、胸部や乳房への”放射線治療歴がある場合”や、何らかの理由で”女性ホルモンの分泌量が多い場合”も男性乳癌のリスクがあります。

(つボイ)今までめちゃくちゃ他人事だと思ってた・・・。

(小高)以前お便りも来てたんですけれども、男性の場合「あれっ?」と思った時に受診するのは「乳腺科(乳腺外科)」でいいんでしょうか?

(鈴木)男性の乳がんも検査や治療法が女性と変わる訳ではありません。予後的にも女性の乳がんと大きな差はありませんので、乳がんの専門機関で適切に診断して治療を受けることが非常に大切です。ただ、男性乳癌の患者さんは、多くの場合まさか自分が乳がんだと思わずに、胸のしこりが気になって、”外科”や”皮膚科”をまず受診されるケースが多くみられます。そこで乳がんが疑われて乳腺外科を紹介されて来院されることが多いです。最初に乳腺科を受診することにためらいがあれば、まずはかかりつけの先生に相談してみるのも良いかと思います。

(つボイ)はい。でもそりゃ・・・ねぇ!まず、待合室だけでも・・・ためらいが。

(鈴木)そうですよね・・・。

(小高)でも、男性が乳がんを見つける方法として・・・男性の定期検診で乳がんって入ってないですよね?

(鈴木)はい。男性の定期検診に乳がんの検査は入っていませんから、その分普段から意識していないと発見が遅れがちです。

(小高)男性こそセルフチェックが必要なのでは・・・?

(つボイ)以前お聞きしたあの方法で?

(鈴木)そうですね!特に男性の場合は、乳頭乳輪付近の乳腺が集まってる部分にしこりがないかどうか、ぜひこの機会にチェックしてみて下さい。

(つボイ)で、そこでまさか、しこりを発見した場合はどうしたらいいんでしょうか?

(鈴木)男性の場合もセルフチェックはとても大切です。ただセルフチェックでしこりがあったからと言って、すべてが乳がんという訳ではないんです。実際、乳腺科を受診した男性の9割以上は乳がんではなく、「女性化乳房症」と診断されています。

(つボイ)えっ?今、なんですって???

(鈴木)はい。「女性化乳房症」とは、男性の乳腺が発達して、女性の様に乳房が膨らんでくる症状のことで、良性の疾患です。特に悪性化することはありません。ホルモンバランスが変動する”思春期”や”更年期”に発症しやすいと言われています。前立腺肥大症の薬など、”ホルモンに影響する薬”が原因となることもあります。その他には、内分泌疾患ですとか、肝臓の疾患が原因になること、特定の高血圧の薬や抗生剤などが原因となることもありますが、特に原因もなく、生理的な乳腺の肥大で発症する、ということも多いです。

(小高)女性化乳房症」って、治療した方がいいんでしょうか?

(鈴木)ほとんどの場合は、経過観察のみで自然に軽快することも多いので治療は不要です。ただ、原因となる薬が特定された際には、リスクとベネフィットを検討した上で薬の中止や変更をすることがあります。また「女性化乳房症」の方の中には、膨れている部分の痛みが非常に強い方もいらっしゃって、薬物治療や、ごくまれに手術を行うということもあります。いずれにしても、気になったら医療機関で診断を受けていただきたいと思います。

(小高)え~~っと・・・男性もおっぱいの病気になる!ということですね。

(鈴木)そういうことになります(笑)

(つボイ)はい・・・気を付けたいと思います!

 

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(つボイ)いや~~乳房のしこりは”乳がん”だけでなく、「女性化乳房症」というのもあるんですね。

(小高)そうですね。しこり=乳がん!って訳でもないようですが、いずれにしても、男性だからといって受診が遅れると、がんだった場合に進行しているケースがありますから、恥ずかしがらずにちゃんと受診していただきたいですね。どうしても恥ずかしい!という方は、パートナーがいらっしゃる場合は、いっしょに行ってもらうと、乳腺科もちょっとは行きやすくなるかもしれないですね。待合室がね、なかなか恥ずかしいとは思いますけれど、奥さんについてきてもらうとか(笑)

(つボイ)奥さんのつきそいのフリして本当は自分!って感じですかね(笑)いやしかし命には代えられません。堂々と行きましょう!

(小高)康のつボ~乳がんについて~』でした。

 

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一宮西コビッドセンターが、中京テレビ放送の報道番組「キャッチ!」の取材を受けました

中京テレビ放送の夕方の報道番組「キャッチ!」に、一宮西コビッドセンターが取材を受けました。

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番組名:キャッチ!
放送日:令和3年9月10日(金)15:48~
放送局:中京テレビ放送
タイトル:潜入 自宅療養⇒“急きょ”入院へ

◎このニュース映像は、下記ニュースサイトでも視聴いただけます。

●中京テレビホームページ

●Yahoo!ニュース

●Locipo
 

CBCラジオ「健康のつボ~乳がんについて~」 第10回(令和3年9月8日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~乳がんについて~」 第10回(令和3年9月8日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、山内彩加さん(アナウンサー)、小高直子さん(アナウンサー)、鈴木瞳医師(一宮西病院 乳腺・内分泌外科 医長)

f:id:kyouryoukai:20210915091944j:plain(山内)今月からこの時間は『健康のつボ~乳がんについて~』です。女性であれば誰でも気になる「乳がん」について、一宮西病院 乳腺・内分泌外科 医長で「乳腺専門医」の鈴木瞳(すずきひとみ)先生にお話をうかがっていきます。

(つボイ)もうこのところずっと、乳がんのいろいろなことを教えていただいています。早期発見すれば怖いがんではない!というお話ですね。

(山内)私の周りにも乳がんの人がいて、気になってはいるんです。詳しく聞きたいんですけど、今は手術も技術が進んで、温存術や再建術など、選択肢が広がっているんですよね?

(つボイ)そうなんですね!完治後の生活も、最近は大きく変わって来ていると思いますけどね。

(山内)今回はサバイバーシップについてうかがいます。お話をうかがっている鈴木先生は、直接的な治療はもちろんですが、手術後のがん患者さんのサポートも積極的に行われているそうです!(※このコーナーはつボイさんと小高さんがインタビューしています。)

 

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(鈴木)乳がんは、手術の術式や薬物治療など、どんどん進歩して選択肢も増えているので、患者さんと医師とできちんと相談して決めていかなくてはならない治療方針がたくさんあります。また”罹患する人が多いがん”ではありますが、”完治する人も多いがん”なので、治療後の定期健診も大切で、患者さんとの付き合いが非常に長くなります。そんな患者さんの「病気」を治すだけでなく、「人」としてまるごとケアして患者さんに伴走することをモットーに診療にあたっています。

(小高)一緒に走ってくぞー!って感じですね。

(つボイ)ふむふむ。

(鈴木)乳がん患者さん同士が悩みを話し合ったり、情報交換したりする場も大切で、患者さん同士のピアサポーポートコミュニティを支える活動にも力を入れています。

(つボイ)何ですか?この『ピアサポーポートコミュニティ』というのは?

(鈴木)はい、ピアサポートコミュニティとは、同じ病気の患者さんがお互いにサポートしあうものでして、こういう活動のひとつが乳癌や卵巣癌、子宮頸がんなど、あらゆる癌に罹患した「女性」のためのSNS型サポートコミュニティの「Peer Ring(ピアリング)」というものです。

(小高)ピアリング?

(鈴木)はい、「Peer Ring(ピアリング) https://peer-ring.com/  」です。この「Peer Ring(ピアリング)」というものは、従来の患者会と異なって、時間や距離の制約なくスマホアプリやPCで使えるコミュニティ型のSNSを、患者さん向けに運営しています。登録した会員さんが治療に向き合う日々の日記を投稿して互いに励ましあったり、治療と仕事や、暮らしの両立についてアドバイスしあったり・・・といった、患者さん同士のコミュニケーションを取れるツールになっています。副作用があって外に出られない時や、海外在住の患者さん、あるいは地方在住者で近くに患者会が無いような患者さんでも、気軽に同じがん患者さんと悩みを共有出来て、顔が見えなくても、お互いにつながることができます。今はコロナ禍ですので、丁度時代にマッチしたツールになっていて、現在、1万人以上の患者さんがいらっしゃいます。私は医療顧問として、診察室では聞けない悩みを取り上げてコラムを書いたり、医療情報の正確性について確認したりしています。これから治療を始める方も、すでに乳がんを経験をした方でも、サイトにアクセスして頂ければ、患者さん同士のあたたかいコミュニティの場というのを実感して頂けると思います。

(小高)これ私、がんじゃなかったんですけど、10年位前に別の病気で手術した時に、私と同じ病気の方が書いたブログとか、ホームページとか、物凄い探しました!

(鈴木)そうすよね・・・。

(つボイ)いやいや~「同病相憐れむ」って言葉もある通り、同じ病気にかかった人は気持ち分かり合えますよねぇ。

(鈴木)そう思います。

(小高)そこにお医者さんが参加して下さってると、さらに頼もしいツールになりますね!

(鈴木)あともう一つ、「ピンクリング https://www.pinkring.info/ 」という団体のメディカルアドバイザーも兼任しています。こちらは、20代30代の若年性乳癌の患者さんのためのサポートコミュニティでして、この世代は、結婚・妊娠・出産などへの悩みがあるにも関わらず、周りに同世代の患者さんがそういないので、相談できる環境がなかなかありません。そういった女性の大きな不安を取り除くために、悩みを共有しサポートし合うことを目指して活動しています。

(小高)どちらも情報交換が大事だよ、というか。

(つボイ)インターネットってこういう使い方あるんですよね。

(小高)こういった活動をされて、感じられたことなどありますか?

(鈴木)はい。こういった活動へを通して、診察室の外の患者さんの生活や、診察室では聞けないような”患者さんの本当の気持ち”について、知る機会をいただいている事に私自身とても感謝しています。乳がんの適切な診断と治療は勿論ですが、必要な方に必要な情報が届いて、乳がんになっても安心して暮らせる社会を目指してサポートを継続していきたいなと思っています。「腫物に触るように接して欲しくない・・・だから乳がんのことは他人に絶対言いたくない・・・」という患者さんは、実際とても多いんですけれど、乳がんに限らず、病気になった時の不安な気持ちは一人では抱えるものではないと思いますので、受けられる周りのサポートというのは絶対受けたほうがいいと考えています。正しい知識や情報が広がって、周りの人が「そんなに心配しなくても普段通りに接すればいいんだ」「こういうサポートがあれば助けられるかな?」と、積極的に思えるような社会になれば、患者さんを支えることにつながると思いますので、そういう意味でも、患者さん、・・・女性だけでなく、ぜひ男性や地域社会の人にも、乳がんの正しい知識を持ってもらいたいなと思います。

 

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(つボイ)はい、ということですが・・・病気に対する不安な気持ち、一人だったら支えきれないけど、グループでお互い話し合うことができたら、ずいぶん気持ちも楽になるでしょうね。

(山内)やっぱり、女性の悩み、患者さんの悩みに寄り添ってもらえるのはありがたいですね。来週も鈴木先生乳がんについてお話をお聞きしていきます。

(山内)『健康のつボ~乳がんについて~』でした。

 

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中日新聞(本版)生活面『子育て』紙面に、脊椎・側彎センター長の川上紀明医師が登場しました

本日9月10日(金)付の中日新聞(本版・生活面/子育て紙面)に、一宮西病院 脊椎・側彎センター長、川上紀明医師への取材記事が掲載されました。

【記事見出し】
背骨の定期チェック 大切
脊柱側彎症 成長期の発症多く
前屈テストなど「家庭でも実施を」

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CBCラジオ「健康のつボ~乳がんについて~」 第9回(令和3年9月1日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~乳がんについて~」 第9回(令和3年9月1日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、鈴木瞳医師(一宮西病院 乳腺・内分泌外科 医長)

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(小高)今月からこの時間は『健康のつボ~乳がんについて~』です。女性であれば誰でも気になる「乳がん」について、一宮西病院 乳腺・内分泌外科 医長で「乳腺専門医」の鈴木瞳(すずきひとみ)先生にお話をうかがっていきます。

(小高)乳がんの早期発見には、やっぱり「検診」が重要ですね~~~!

(つボイ)40歳を超えたら住民健診をしてもらえますけどね?マンモグラフィー。これ私、万能だと思ってましたけど・・・そうでもないらいいんですよね~。マンモが推奨されない”若い人”の場合は、セルフチェックが大切だとか。

(小高)ね!若い人に限らず、「セルフチェック」が乳がんの発見につながっているそうで非常に大事ですよと。このセルフチェックで発見されるケースは、な・な・なんと、60%程に上るそうです。なので今日は「セルフチェック=自己検診の仕方」について、鈴木先生に教えて頂きます! 

 

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(鈴木)セルフチェックでの発見率というのが60%に上るというお話は以前にもさせて頂きました。乳がんはほとんどの場合、痛みがありません。逆に言えば、痛いだけならそんなに心配はありません。逆に、気を付けるべきは「痛みのないしこり」です。

(小高)「痛みのないしこり」!?

(つボイ)あら。

(小高)この「痛みのないしこり」というのを「セルフチェック」で見つける、ということですか?

(鈴木)はい。

(小高)自分で気付けるものですか??

(鈴木)はい、そこで重要になってくるのが「習慣的なセルフチェック」です。毎月1回でいいので、入浴時などに左右両方の胸を触ってしこりがないか確認してください。自分ではしこりがあるかどうか分からない・・・とおっしゃられる方も多いんですが、毎月定期的にセルフチェックをしていれば、なんだか今までと違うな・・・、と身体の変化に気づくことができます。最近は「ブレストアウェアネス」という言葉が世界的に提唱されているのですが、これは、「乳房を意識する生活習慣」のことです。日頃から自分の乳房の状態に関心を持つことで、変化を感じた時にすぐに受診するという正しい行動を身に着けるための基本の概念です。この「ブレストアウェアネス」の1つが、「定期的なセルフチェック」となります。ご自分の乳房のことで少しでも気になることがあれば、お近くの乳腺専門の医療機関で診てもらって下さい。定期的なセルフチェックでしこりを見つけて、その時点で治療を始めれば、乳がんは決して怖い病気ではないと思います。

(小高)はい、ね、しっかりやりましょうってことですね!

(つボイ)いや~専門家の話を聞かないとですね!自分流でやったらダメですからね。

(鈴木)はい(笑)そうですね、閉経前の女性は月経があるので、月経前や月経中は乳房が張って痛みを感じやすかったり、全体的にごつごつして分かりにくいことがあるかと思います。閉経後の人は、毎月、日にちを決めておくと忘れないと思います。

(小高)まずは、いつしたらいいのか決めるという。

(つボイ)1ヶ月にいっぺんくらいね。

(鈴木)はい、1ヶ月に1回くらいの頻度で大丈夫です。そして、セルフチェックの場所としては、入浴の際に鏡の前で手に石鹸をつけて滑りやすくして行うのがおすすめです。また、ベッドで仰向けになると乳房が広がってチェックがしやすくなります。できれば「触診」というのは立った状態と寝た状態と両方行ってください。

(小高)・・・え~と、日にちを決めて、お風呂に立った状態でチェックして、そのまま寝る時にそのまま寝た状態でチェックすればいいですね?

(鈴木)そうですね。

(小高)具体的にどうやってやったらいいでしょうか?

(鈴木)まずは起き上がった状態で、腕の力を抜いて、自然な状態で「目」でチェックしましょう。これは鏡の前で立って左右の乳房を確認します。左右の乳房の形や大きさ、色に変化はないかどうか?皮膚にひきつれやへこみはないか?乳首が陥没したり、ただれたりしていないか?など、こういったポイントを見ていきます。その後、両腕を上げ下げして観察します。腕を上げ下げすることで、へこみや引きつれに気付きやすくなります。

(つボイ)ふむふむ。

(小高)目で見てチェック!ですね。

(鈴木)次に、触ってチェックをします。人差し指から小指までの4本の指を揃えて、わきの下から内側にゆっくり滑らせるように撫でていきます。外側から乳頭に向かって円を描くようになぞっていったり、上下左右になぞっていったりします。大切なのはまんべんなく、自分のやりやすい方法で触って確認をするということです。また、乳輪の下やわきの下にしこりがないかも忘れずチェックをしてください。最後に、乳輪から乳頭をつまむように絞ってみて、分泌が無いか確認します。特に血液成分が混ざった赤色だったり、茶褐色だったり、といった分泌があれば要注意です。

(つボイ)ふむふむ~~~~なかなか具体的にお話お聞きできたかと思いますが、私共もやってみましたよ!

(小高)こんな感じかな?っていう風にね(笑)まんべんなくって、あまり力を入れなくてもいいんですよね?先生。

(鈴木)そうですね、乳腺が押してつぶれてしまわない様に、優しく。石鹸をつけていると滑りやすいですので、それで無理なく全体を触っていただきたいと思います。

(つボイ)それで何か感じたら、ねぇ!どうするんですか、何か見つけてしまった場合には・・・。

(鈴木)はい、セルフチェックで異常があったからといって、すべてが乳がんとは限らないのですが、「前と違うな~」と少しでも異常を感じましたら、ためらわずに専門医の診断を受けて下さい。

(つボイ)はい。

  

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(つボイ)はい、色々お聞きしてきましたが。毎月1回定期的に行って、今までと違う何かを感じたら、専門医に診てもらう、と。こういうことですね。

(小高)そうですね、そこで発見して治療を始めれば、乳がんは怖いがんではないそ

うです。

(つボイ)病院に行って何事もなかったら、それはそれで安心できる訳ですから、とにかく何かを感じたら、病院へGO!ですね。

(小高)『健康のつボ~乳がんについて~』でした。

 

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一宮西病院・新館[南館]増築について、CBCテレビ「チャント!」で紹介されました!

一宮西病院・新館[南館]増築(2023年竣工予定)について、8月31日(火)放送のCBCテレビ「チャント!」で紹介されました。

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番組名:チャント!(番組内コーナー「チャン得」)
放送局:CBCテレビ
見出し:一宮西病院 新館建設中 地域医療のさらなる貢献へ

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(上林院長)一宮西病院を物理的にも機能的にも拡充させ、今以上に地域に尽くしていくために、新館の建設を始めました。

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(上林院長)予防から救急・急性期医療、リハビリ、在宅復帰支援まで、地域医療のニーズにトータルに答えていきたいと考えています。

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一宮西病院はこれからも、「街と人が明るく健康でいられますように」をモットーに、
地域に貢献していきます。

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CBCラジオ「健康のつボ~乳がんについて~」 第8回(令和3年8月25日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~乳がんについて~」 第8回(令和3年8月25日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、鈴木瞳医師(一宮西病院 乳腺・内分泌外科 医長)

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(小高)今月からこの時間は『健康のつボ~乳がんについて~』です。女性であれば誰でも気になる「乳がん」について、一宮西病院 乳腺・内分泌外科 医長で「乳腺専門医」の鈴木瞳(すずきひとみ)先生にお話をうかがっていきます。

(小高)先週は2つある手術法のうち、「乳房温存手術」について詳しく教えてただきました。

(つボイ)悪いところだけを繰り抜くわけなので、比較的小さな傷で、見た目もキレイだということでしたね。

(小高)今日はもうひとつの手術法、「乳房全切除術」について教えていただきます。

(つボイ)なんかでもちょっとアレですね、全切除というんですから、乳房全体を切除するんですよね?

(小高)そのあたりのことを鈴木先生に教えて頂きます! 

 

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(鈴木)いわゆる「全摘」と呼ばれる手術で、乳腺を残さずすべて摘出する方法です。早期に見つかったがんでも、がんの広がりが広範囲で切除範囲が広く必要な場合や、手術後の放射線治療を避けたい時に行われる治療法です。

(つボイ)ふむふむ。

(鈴木)術式の違いによって術後の生存率に違いが出るほどの違いはありませんし、入院期間についても「乳房温存手術」とさほど変わりませんので、「全摘」といっても大掛かりなものではありません。

(つボイ)あらっ。イメージ的に大掛かりなイメージだったんですけど、そうでもないんですね。

(鈴木)そうですね。

(小高)早期のがんだと温存出来て、そうでもなければ全摘になる、というわけではないというか、一概に決まらないんですね。

(鈴木)はい、がんの大きさとか乳房の大きさですとか、そういったものに比例して切除しなければいけない範囲と術式が決まってきます。

(小高)・・・というところでいくと、何度も繰り返しになってしまいますが、患者さんのがんの状態によって適切な手術が決まってくるということですね?

(鈴木)はい、そうなります。

(小高)ただ、女性にとって「全部取っちゃいます!」っていうとかなり抵抗感ある方多いのではと思いますが・・・。

(つボイ)そらそうやろ・・・。

(鈴木)はい、乳房全切除術では乳房をすべて取ってしまうわけですから、女性にとってはショックが大きいと思います。ただ、今では取った乳腺のところに乳房を再建する方法が確立されています。自分のおなかや背中の肉で乳房を再建する「自家組織再建」と呼ばれるものですとか、シリコン製の人工物インプラントを使う「人工物再建」があります。どちらも手術による見た目は以前よりも格段に綺麗になっていて、手術を受けた患者さんの満足度は非常に高くなっています。そしてこの「乳房再建」というのは現在保険適用になっていますので、安心して手術を受けていただけます。

(つボイ)保険きくのは有難いことですねぇ。

(小高)よく「お腹のお肉が胸にきたらいいのに~(笑)」なんて思う事もありますけど、本当に実際にお腹のお肉が胸にくることあるんですね(笑)

(鈴木)そうですね(笑)

(小高)こちらもやっぱり先生と相談しながら、どう乳房を再建していくのか決めていくということですね。

(鈴木)はい。ただあえて乳房再建術を選択されない方もいらっしゃいます。

(小高)そうなんですか!

(つボイ)んん?

(鈴木)乳房再建には良い事ばかりではなくデメリットもあって、手術時間や入院期間は全摘だけの場合と比較して長期間になりますし、術後定期的な通院というのも増えてしまいます。また自家組織の場合はお腹や背中など、体の他の部分に傷ができてしまいますし、人工物のシリコンバックを入れている場合は、異物感染というリスクを伴います。再建術はあくまでも『整容面(見た目)』を重視した治療ですので、乳癌の治療に専念したい場合や、術後の薬物治療や放射線治療との兼ね合いで、医師から勧められない場合もありますので、主治医とよく相談したうえで術式を決定していっていただきたいと思います。

(つボイ)ふむ!

(小高)なるほど・・・。でもやっぱりそこが気になってしまって、日々の生活が落ち込んでしまうということもあり得ると思いますから、できるものならと考えていらっしゃる方はこの再建術というのは先生とよく相談して決めていただきたいですね。

(つボイ)必ずリスクがあるものなんですか?

(鈴木)そうですね、どうしてもリスクも伴ってきます。ただ、乳房の再建術をすることで喪失感というのはかなり防げると思いますので、選択を考えていらっしゃる方は先生とよく相談して決めていただきたいですね。

(小高)メリット・デメリットね!それぞれありますしね。

(つボイ)はい。

  

~~~~~~~

 

(つボイ)ね、がんの状況によって手術法も2種類あるぞと。いうことでしたね。

(小高)そして乳房切除術の場合も、希望すれば、先生と相談した上で「乳房再建術」も受けられるということでしたね。それぞれの患者さんの希望と状況に合わせて、いろんな選択肢が用意されているみたいですね~。さあ!来週は、早期発見のために重要な、セルフチェックについて教えていただきます。

(小高)『健康のつボ~乳がんについて~』でした。

 

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