CBCラジオ「健康のつボ~足は第二の心臓~」 第11回(令和2年3月18日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、市橋敬医師(一宮西病院循環器内科医長)
(小高)水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~足は第二の心臓~』。血管が専門の先生に血管の病気についてお話を伺います。ゲストは一宮西病院・循環器内科医長の市橋敬(いちはしけい)先生です。よろしくお願いします。
(つボイ)よろしくお願いいたします。
(市橋)よろしくお願いします。つボイさんと小高さんは長生きしたいですか?
(小高)いきなりの質問です。
(つボイ)そうだなぁ。まだまだやり残したこともあるもんな。
(小高)それは長生きしたいですよ。
(市橋)そうですよね。世界有数の長寿国と言われる日本ですけど、厚生労働省の発表によると日本人の寿命は男性で79.6歳。女性で86.3歳です。
(小高)つボイさんはあと10年ですね。
(つボイ)この番組もあと10年ということになるかなぁ。
(小高)10年!? ははは。
(市橋)20年くらいは頑張っていただかないと。
(つボイ)ありがとうございます!
(小高)元気に長生きしたいですよね。
(市橋)そうですね。今話題の『健康寿命』というものがありまして、実はこれが大事だと言われております。
(小高)やっぱり!そうですよね。
(市橋)定義としては「誰かの手助けを必要とせず、自分で自分の周りのことができるような生活ができる年齢」が健康寿命と言われています。厚生労働省が発表によると、日本人男性で70.4歳 。女性は73.6歳で、実際の寿命よりもずっとずっと少ないということになります。
(つボイ)ちょっと。もう私あかんやん。過ぎとるやん。
(小高)でも、別に誰かに手助けしてもらわないと生きられないことは今のとこないでしょ?
(つボイ)誰も手伝ってくれません。
(小高)ははは。じゃあこれはクリアということですね。
(市橋)そうですね。平均寿命と健康寿命を引き算すると、大体、男性も女性も10年程度は亡くなるまでに誰かの手助けを必要とするという結果になるんですね。
(小高)そういう風に見ることもできるわけですね。今は介護する側も年老いている『老老介護』という問題もありますしね。
(市橋)介護や手助けが必要になる状況は人それぞれですけども、動脈硬化で足を悪くして歩けなくなるのもひとつの原因として考えられます。
(つボイ)ひとつのバロメーターといいますか。行動範囲が狭くなり、運動しなくなって、ちょっとしたことが原因で歩けなくなると。この前、私も畳の上のじゅうたんの厚さでつまづきましたし・・・。
(小高)ははは。でも、やはり歩く距離は気にしたほうがいいんでしょうか?
(市橋)そうですね。症状がある方は普段からよく歩いている方に多いです。しかし、逆に症状がないからといって、実際自分が何m歩くことができるかをあまり意識される方が少ないので、意識していく必要はあるかなと思います。
(小高)そうか。あまり普段の生活で歩かない人は、症状に気づけないと。
(市橋)分からないかと思いますね。逆に痛む前に歩くのをやめてしまったり、外に出る機会を自分から制限してるということもあります。
(小高)最近外にあまり行かなくなったなぁと思っていたら、実は無意識のうちにストップしていて、歩いたら足が痛くなってしまうような『跛行症状』になっている可能性もあると。つボイさんは結構歩きますか?
(つボイ)私はあっちこっちうろついています。テーマパークでは最長3万歩歩きました。
(市橋)すごいですね。足は痛くならなかったですか?
(つボイ)ならなかったです。
(小高)私はこの前、1日中家から出なかった日は700歩でした。同じような人は、もしかしたら1000歩歩いたら足が痛くなるかも。
(市橋)毎日700歩の人は、本当に症状が分からないかもしれないですね。
(つボイ)ある程度歩いてみると。そうしないと自分の足が正常かが分からないと。
(小高)本当に健康寿命という観点からしても、足はすごく大事ですね。
(つボイ)ちゃんと注意をしておかないといかんということですね。
(市橋)そういうことですね。
(小高)はい。ということで今日も一宮西病院の市橋敬先生にお話を伺いました!市橋先生による足のお話は来週が最終回になります。本当に足は大事なので、皆さんしっかりと心して聞いてくださいよ。先生、来週も宜しくお願いします。新生活フロッピー『健康のつボ~足は第二の心臓~』でした。
◎第1回の放送内容はこちら
◎第2回の放送内容はこちら
◎第3回の放送内容はこちら
◎第4回の放送内容はこちら
◎第5回の放送内容はこちら
◎第6回の放送内容はこちら
◎第7回の放送内容はこちら
◎第8回の放送内容はこちら
◎第9回の放送内容はこちら
◎第10回の放送内容はこちら