CBCラジオ「健康のつボ~足は第二の心臓~」 第1回(令和2年1月8日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~足は第二の心臓~」 第1回(令和2年1月8日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、市橋敬医師(一宮西病院循環器内科医長)

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(小高)今日からこのコーナーは『健康のつボ~足は第二の心臓~』。血管が専門の先生に血管の病気についてお話を伺います。ゲストは一宮西病院・循環器内科医長の市橋敬(いちはしけい)先生です。よろしくお願いします。

(つボイ)よろしくお願いいたします。

(市橋)よろしくお願いします。

(つボイ)このコーナーにメッセージをいただいております。ジーフォーチャレンジャーさんから『いつも番組に来られる医師の先生が、皆さん誠実そうで穏やかで話が分かりやすいです。お声だけですがその感じが伝わってきます。私が通っている病院もいいところですが、一宮西病院も近くだったら罹りたいなあと思わせられます。』とお便りをいただいております。

(小高)今日からは市橋先生ということで、このコーナーでは初めてお話を伺います。

(つボイ)今まではいい先生だったけどどうかしら、とね。

(小高)そうそうそう。

(市橋)あの、お手柔らかにお願いいたします。

(小高)ははは。はい、お願いいたします。市橋先生は循環器内科の医長ということでいらっしゃいますが、専門は何ですか?

(市橋)私は足の血管、動脈ですね。下肢動脈のいわゆるカテーテル治療というものを専門にやらさせて頂いております。

(つボイ)今まで脳や心臓と上の方の話が多かったけど、今回は違うのですね。

(小高)下の話ですね。

(つボイ)得意だよ。ちがう?

(小高)足の話ですね。

(市橋)ははは。そうです、足の血管の話です。心臓ではないですが、日本人の死因の第二位が心臓血管病ということで、これに多いのが心筋梗塞ということ考えますと、血管の病気が日本人の死亡理由の第二位と考えてもいいかもしれませんので…

(小高)どちらも血管というわけですね。

(つボイ)血管のトラブルで起こってくる病気ということで足に出るのか、心臓にでるのかということですよね。

(市橋)そういうことです。

(小高)足の病気というとどんなものがあるんでしょうか?

(市橋)いわゆる、足の血管が詰まってしまうと歩いていて足がだるくなったりする病気ですね。もっとひどくなると足の指先が黒くなって壊死を起こしてしまうような病気があります。また足の血管が詰まる「動脈硬化」がある方ですと、同時に心臓の動脈が詰まる、いわゆる『狭心症』や『心筋梗塞』あるいは『脳梗塞』の予備軍の可能性も高くなってきます。

(小高)そうか。同じ血管の病気だから、足の血管が詰まりがちな人は心臓も脳も詰まりがちなんですね。

(市橋)その通りですね。全員がそういうわけではありませんが、確率的にも高くなると。

(つボイ)動脈硬化も生活習慣から起こってくるということですから。そうすると、そういう生活をしてると足も脳も全て、血管に悪い所が出てきてしまうということですね。

(小高)足の血管が詰まっていると、脳の血管も詰まっているというのはデータもあるのでしょうか?

(市橋)足の動脈硬化がある患者さんの大体40%~45%に心臓の病気を抱えてる、あるいは脳梗塞の発症予備軍であるというデータもありました。

(つボイ)半分近いですね!

(市橋)そういうことですね。足の血管で起こる動脈硬化は『氷山の一角』ではなくて『病山の一角』と考えております。

(小高)「心臓の血管がちょっと詰まりかけてますよ」とか「脳の血管が詰まりかけてますよ」と聞くと、皆「病院に行かなきゃ!!」と焦ると思うんですけど、足だとそんなに焦らないですよね。そういう意識の違いがあったりすると思うんですけど、実は繋がっているんですね。

(市橋)そうなんです。足で命を無くすって関連付けがたいんですけれども、足の血管の方から心臓を調べてみるとボロボロで、調べて良かったねっていう患者さんが多いのは事実ですね。

(小高)じゃあ足の血管が詰まるというのもかなり怖いですよね。

(つボイ)なんか、今までと違った視線で体のことを教えていただけそうな感じがします。

(小高)よかった!今回の先生も優しそうな方で。いろいろ伺って私たちの知識を高めていきましょう。ということで、一宮西病院の市橋敬先生にお話を伺いました!ありがとうございました。新生活フロッピー『健康のつボ~足は第二の心臓~』でした。

 

中日新聞(本版)健康面『紙上診察室』に、呼吸器内科竹下医師が登場しました

本日1月14日(火)付の中日新聞(本版/健康面)健康面『紙上診察室』において、一宮西病院・呼吸器内科副部長の竹下正文医師監修による、肺炎球菌ワクチンに関する記事が掲載されました。

【記事見出し】
紙上診察室
肺炎球菌ワクチン、再接種は
健康状況考え判断を

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YouTube<一宮西病院>チャンネル【脳卒中のお話】第8回『脳ドックについて』

YouTube・一宮西病院チャンネルの<一宮西病院WEB医療講座>、【脳卒中のお話】第8回です。講師は一宮西病院・脳神経外科の伊藤圭佑医師です。

■一宮西病院WEB医療講座【脳卒中のお話】
■第8回「脳ドックについて」
■講師 / 一宮西病院・脳神経外科 医長 伊藤圭佑医師


ユーチューブ医療講座「脳卒中のお話」~第8回脳ドックについて~

CBCラジオ「健康のつボ~心臓病について~④」 第13回(令和元年12月25日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~心臓病について~④」 第13回(令和元年12月25日放送内容
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、寺村真範医師(一宮西病院循環器内科副部長)

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(小高)水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~心臓病について~』。日本人の死因の第2位の心臓病について専門の先生にお話を伺います。ゲストは一宮西病院・循環器内科副部長の寺村真範(てらむらまさのり)先生です。よろしくお願いします。

(寺村)よろしくお願いします。

(つボイ)よろしくお願いいたします。

(小高)寺本先生のシリーズはひとまず今回が最終回です。先生のご専門はカテーテルとのことですので、本日はまとめとしてカテーテルについて教えていただけますか?

(寺村)カテーテルの治療は局所麻酔で傷がほとんどありませんので、体の負担が少ないというのがやっぱり一番患者さんにとってのメリットです。

(つボイ)僕らの中では「心臓の手術」というと胸を切るというイメージがありますけど、それとは違うということですね。

(寺村)もちろん開胸手術もありますが、今のカテーテルの技術がすごく進歩していますので、カテーテルの治療で今までできなかったことができるようになってきてるというところで、患者さんへの負担が減っています。

(小高)局所麻酔ということは、患者さんは手術中に意識があるのですか?

(寺村)そうですね。不安な方は少し眠くなるような薬を使って寝てもらった状態でも手術できます。ほとんどは話しながら、手首の管を入れるところだけ局所麻酔で痛みをとって、管が通ってしまえば血管の中から心臓まで管が行ったりきたりしますけどそこは痛みを感じませんので。

(つボイ)僕も感じませんでしたね。

(小高)つボイさんの意識はあったのですか?

(つボイ)ありましたよ。会話しながらでした。『痛さが10まであるとすると今はどれくらいですか~?』なんて聞かれて『8です~』とか『6.9になりました!』なんて答えてね。

(小高)6.9って…

(寺村)ははは。手首から管を入れる場合が多いので、その時は手術が終わった後すぐに歩きまわれていますし、短い入院期間で退院できます。場合によっては次の日にでも。傷もほとんどありません。

(つボイ)心臓病をやって次の日に退院なんていうのはすごい進歩ですよ。

(寺村)そうですね、体の負担が全然違いますよね。

(小高)カテーテル治療そのものも、ここ数年で進歩しているんですか?

(寺村)そうですね。1970年代に検査で使うとこから始まって、治療はおそらく1980年代からです。最初は風船で血管が詰まっているところを膨らます治療法しかなく、膨らましてまたすぐに血管が詰まる人がかなり多かったので、1990年代前半ぐらいからステントといわれる金属の筒を入れる治療ができるようになりました。ただ当初のステントは血管を広げる治療をしても、時間が経つとステントの金属の内側に油カスが溜まっていたりしてまた血管を狭くしてしまうということが多かったので、15年前くらいから薬剤溶出ステント(薬が塗ってあるもの)を使うようになりました。そうすると血管が狭くなる確率がうんと下がったので、今ほとんどの薬剤溶出ステントを入れるんです。このように年々進歩しています。

(小高)医療も日々進歩していますので、私たちはまず生活習慣に気をつけて病気にならない身体を目指して、そして医療関係の皆様には医療の進歩を進めていただくと。

(つボイ)日々勉強ですね。

(寺村)そうですね。日々新しいものが出てきて進化してますから、僕らはそれに追いつくというか、それを使いこなせるようにならないといけないと思っております。

(小高)はい、ということで一宮西病院の寺村真範先生にお話を伺いました。寺村先生のシリーズは今日で最終回ということになりますになります。ありがとうございました。

(寺村)ありがとうございました。

(つボイ)ありがとうございました。

(小高)来週からは一宮西病院 循環器内科医長の市橋敬先生にお話を伺っていきます。新生活フロッピー、『健康のつボ~心臓病について~』でした。

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一宮西病院は、年末年始期間中も一部診療を行います

本日から年末年始の大型連休が始まりました。地域医療を担う一宮西病院では、連休中も下記の通り一部外来診療をいたします。

【2019-20年 年末年始の診療スケジュール】

●12月28日(土) ・・・ 通常診療(※1)
●12月29日(日) ・・・ 休診
●12月30日(月) ・・・ 休診
●12月31日(火) ・・・ 診療【9:00~12:00】(※2)
●1月1日(水) ・・・ 休診
●1月2日(木) ・・・ 休診
●1月3日(金) ・・・ 休診
●1月4日(土) ・・・ 通常診療
(※1)
●1月5日(日) ・・・ 休診
●1月6日(月) ・・・ 通常診療

◎救急外来は、年末年始も24時間体制で診察いたします。

(※1)本日は通常の土曜診療となります。午後の外来診察はありません。
(※2)外来診療を行うのは、次の診療科です。⇒ 
内科、消化器内科、内分泌内科、循環器内科、呼吸器内科、脳神経内科、外科、脳神経外科整形外科、耳鼻咽喉科泌尿器科、小児科、眼科、皮膚科、産婦人科(妊婦検診除く)

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一宮西病院は、●24時間365日、いつでもどんな怪我や病気も断らない ●最新の設備と高度な医療技術の提供 ●患者さま中心のきめ細かい医療サービスの実践…を基本方針に、地域のニーズに沿った、患者さん中心の医療を目指して参ります。

CBCラジオ「健康のつボ~心臓病について~④」 第12回(令和元年12月18日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~心臓病について~④」 第12回(令和元年12月18日放送内容
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、寺村真範医師(一宮西病院循環器内科副部長)

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(小高)水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~心臓病について~』。日本人の死因の第2位の心臓病について専門の先生にお話を伺います。ゲストは一宮西病院・循環器内科副部長の寺村真範(てらむらまさのり)先生です。よろしくお願いします。

(寺村)よろしくお願いします。

(つボイ)よろしくお願いいたします。

(小高)このところ先生に心臓病について色々伺っておりますが、よくハートセンターという言葉がでてきます。今日はこのハートセンターについて改めてどんな組織か、その意義について詳しく教えてください。

(寺村)ハートセンターは主に僕の所属している循環器内科、心臓血管外科の二つで構成しているチームです。加えて看護師さん、薬剤師さん、理学療法士さんなどの心臓病の患者さんを治療するスタッフ全員のことを指しています。
これは、患者さんの治療方針が個々で変わるからです。僕は循環器内科でカテーテル治療を専門にしているので、例えば患者さんが紹介でこちらに来られて検査を受けても、診断結果をみるとカテーテル治療より心臓血管外科の先生が行う心臓の手術の方が良い場合もあります。ですので、患者さん一人ひとりの治療方針をチームの全員で相談して「一番適切な治療は何か」を検討して提示していく・・・そういう集まりです。

(小高)内科的治療と外科医治療っていうのがある中でその患者さんにふさわしい最適な治療的を総合的に考えて決めていくと。

(つボイ)心臓でも何でもこいよということですね。うちではちょっと・・・じゃなくて、内科的でも外科的でも・・・と。

(寺村)僕らは一人のスタッフだけで決めるのではなくて、スタッフ全員で患者さんのことをみていますので、一番適切な治療方法も提示させていただくということができます。

(小高)じゃあ、よくドラマである『○○科と○○科が対立して・・・』とか『これはうちの患者だ!!』とかは起こらない?

(寺村)ははは。そうですね。ハートセンターがあるので、そういうことがないように意見を出し合っています。

(つボイ)あなたが見たドラマはハートセンターのないドラマね。

(小高)そういうことですかね。実際の病院ではそういったことはないんでしょうね。

(つボイ)いや~本当ですね。患者さんにとっては心強いですよね。

(小高)逆に言うと、自分はどっちの科に行けばよいか分からないんだけどというときとかはさ、

(寺村)そうですね、とりあえず来ていただければと思います。

(小高)そういうことですよね。

(寺村)手術が必要だと紹介されて来られた患者さんでも、検査してみたら実は手術が必要なかったとか、これはまだお薬で様子見れるっていう方もいますし、その患者さんによって変わってきます。
僕はカテーテルが専門なのでやはりどうしてもカテーテルよりの考えになってしまうけれど、患者さんによっては違う治療法がいい場合もありますので、チームのみんなで相談して意見を出し合います。
また本当に悩ましい方もいらっしゃるので、その時は患者さんと相談してそれぞれのメリットデメリットを説明して患者さんに選択していただく場合もあります。

(小高)私のことで寺村先生が悩んでいるのはもの凄く嬉しいけど・・・じゃなくて、悩まれる状態はきっと難しい時だと思うので深刻ですよね。はい、思い直しました。

(つボイ)はは。そういったいろんな先生が一つのチームで治療にあたっているということですが、24時間体制でもあるんですよね?

(寺村)そうですね、うちの病院もそうです。

(小高)つボイさんが心筋梗塞のときは夜中だったんでしょ?

(つボイ)はい、夜中でした。まったなしでしたね・・・。マンション買う時なんかに『文教地区でそばに病院があります』というのが売りになっていますよね。なんか・・・本当にそうだ。緊急時に病院行けるというのはやはり良いマンションの立地条件だな。

(小高)やはりその辺を普段からチェックして考えておかないとね。

(つボイ)本当にね。

(小高)はい。今日もお話伺いました。ありがとうございました。一宮西病院の寺村真範先生でした。新生活フロッピー、『健康のつボ~心臓病について~』でした。

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愛知県にインフルエンザ警報発表!報道番組にて“マスク着用・手指衛生”の重要性を森医師が解説しました

先週19日(木)、愛知県にインフルエンザ警報が発令されたことを受け、一宮西病院・副院長 兼 感染対策委員長の森昭裕医師が、メ~テレ(名古屋テレビ)の報道番組「アップ!」にて、インフルエンザ対策として「マスク着用」や「手指衛生」について解説しました。

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【メディア出演】
●番組名(放送局):アップ!(名古屋テレビ放送
●放送日:令和元年12月19日(木)
●コーナータイトル:【注意】流行!【愛知県】インフルエンザ警報を発表
◎出演:一宮西病院 副院長・内科統括部長・感染対策委員長 森昭裕医師

インフルエンザの感染拡大の防止には「マスク」が有効です。「感染で1番多いのは、せきとかくしゃみをしたときに、唾液などが飛ぶこと。マスクをすることが1番大事(森医師)」。効果的なマスクのつけ方については「多くの場合マスクに針金があるので、針金を鼻の形にフィットさせる。あごの下までマスクをしっかりかけること(森医師)」。マスクと顔の間に隙間をあけず着用することが重要です。またマスク着用は、インフルエンザにかからないようにする予防の効果もあります。「ウイルスが触れた手を口元に持ってくる行為は、鼻や口にウイルスがくっつく。マスクで(口や鼻を)覆っていれば、(ウイルスの侵入を)物理的に防ぐことができるので、そういった意味では効果的だと思う」と、森医師はマスク着用の重要性を訴えました。

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マスクがないときに、くしゃみやせきを手で口を押えることもあるかと思いますが、感染拡大に繋がる可能性もあります。「せきをするときに覆うものは、基本的に何でもいい。ティッシュやハンカチでもいい。場合によっては、衣服で覆うのも、他人に移さないという意味では効果的だと思う(森医師)」。しかし、もしウイルスが手についてしまった場合は感染拡大の恐れがあります。森医師は「いろいろなところを触らずに、手を洗うべき」と、手指衛生の必要性も語りました。

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