CBCラジオ「健康のつボ~不整脈について~」 第2回(令和4年1月12日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~不整脈について~」 第2回(令和4年1月12日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、古川善郎医師(一宮西病院  不整脈センター センター長)

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(小高)水曜日のこの時間は『健康のつボ~不整脈について~』。一宮西病院 不整脈センター センター長の古川善郎(ふるかわ よしお)先生にお話を伺っていきます。

(小高)さぁ、加齢ともに誰にでも起こって、そんなに心配する必要のない不整脈っていうのもあるんですが、一方で死に至る可能性のある不整脈もある、というのがこの不整脈なんですね。だから要注意なんです。

(つボイ)だから色々知っておくことは重要なことだと思いますね。そもそも人間の体は不思議なことがいっぱいです。心臓はどうして動いてるのか、そしてまた不整脈はどうして起こるのか、ということもありますよね。

(小高)そうですね。今日は心臓が動くメカニズムとそして不整脈の関係についてです。古川先生のお話です。

 

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(古川)心臓というのは何も意識していなくても上手いこと動いているんですけど、実は心臓にはペースメーカー細胞という自分でリズムを作り出すような細胞があるんですね。心臓に四つの部屋があって、上が心房、下が心室それぞれ左右があります。その中の右心房っていうところに洞結節(どうけっせつ)という、生まれつき皆さんが持ってるペースメーカーのようなものがあるんです。この洞結節というのが一定のリズムを生み出してるわけなんですね。寝てる時は脈が遅くなりますし、動くと早くなる。それも勝手にそういうことをうまく調節してくれるんです。ただその電気信号が勝手に心臓全部に広がるんじゃなくて、まず洞結節から出た電気がまず心房全体に広がっていく。今度は心房から心室に電気が流れて心室が動きます。そこには心房と心室の間には唯一の通り道である房室結節(ぼうしつけっせつ)っていうところがあるんですが、その房室結節を電気はわりとゆっくり通って、そのあと心室に広がっていくんです。これもうまくできてまして、その心室の中に入ると電気を通す高速道路みたいなのがあるんです。高速道路を通って心室の心筋(しんきん)ですね、心臓の筋肉自体に色んな所に電気を同時に届けます。となると心臓の筋肉が一気に収縮して、ポンプとして動くんです。

(古川)まとめますと、洞結節から出た電気が心房に広がる。心房と心室の間の房室結節をゆっくり通ることが何が良いかと言うと、心室で十分なタメを作るんです。拡張してタメを作って、心筋がほぼほぼ同時に興奮することで心臓ってのはうまく動いてるんです。これが心臓の仕組みで、すごくよく出来た仕組みだなと思います。

(つボイ)そうすると、今聞いているますと、その電気の通りが悪くなる時におかしくなるとい思ってよろしいんですか?

(古川)そうなんですよ。徐脈という脈が遅くなる病気があるんですけど、徐脈には、さっき言ったペースメーカーである洞結節が調子が悪い病気とか、通り道ある房室結節で電気が通らなくなるような、電線が切れるような病気っていうのがあります。そうなると脈が遅くなって、例えば失神をするとか目の前が暗くなるとか、あるいはもうちょっと軽かったらめまいがするとか、そういった症状が出てくる可能性があります。

(つボイ)なるほど。

(小高)こうやってお聞きすると、心臓って何かやっぱり機械と同じように動いているんだなーっていうことが分かりますね。

(古川)すごく性能が良いですよね。

(つボイ)しかも生まれてから死ぬまでずーっと動いてますよね。

(古川)ずっと動いています。しかも最期、本当に最期になるまで元気に動いています。病気がなければですけど。だんだん年取ってきたら悪くなることもなく、元気に動いています。

(小高)だから心臓の中に心臓そのものを動かす発電所みたいな電気を作る場所があって、そこの発電所から発電された電気が心臓を上手に伝わりながら動かしていくという。この正常な動きがやっぱり乱れて状態っていうのが不整脈なんですね。

(古川)そうですね。あくまで電気が違うところから発生したり、違うところを通ってしまうとか、そういった電気の通りが乱れるというのが、簡単に言えば不整脈の一つの原理だと思います。

(小高)それはちょっとびっくりするね。心臓って電気で動いてるんだってね、そこもびっくりしますよね私たちは。

 

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(つボイ)心臓って不思議ですよね。心臓は不随意筋(ふずいいきん)といって、自分で動かそうと思っても動かすことができない筋肉。でも横紋筋(おうもんきん)なんですよね。横紋筋であり、不随意筋であると。動かすためには電気的な信号がいるわけですけども、そこで信号が送られないと困ったことになるぞ、ということですね。

(小高)はい。うまく伝わらなかったり別のところから信号が出てしまったり、というそんな不整脈のいろいろというのを来週も古川先生に伺っていきます。『健康のつボ~不整脈について~』でした。

 

◎第1回の放送内容はこちら


CBCラジオ「健康のつボ~不整脈について~」 第1回(令和4年1月5日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~不整脈について~」 第1回(令和4年1月5日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、古川善郎医師(一宮西病院  不整脈センター センター長)

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(小高)今日から健康のつボは新シリーズです!不整脈について』!!  一宮西病院 不整脈センター センター長の古川善郎先生(ふるかわ よしお)にお話を伺っていきます。

(小高)新コーナー『不整脈』ですよ。いきなり心臓の鼓動がちょっといつもと違う打ち方したらビックリしますよね。それが頻繁に起こったりするとなおさら不安が募ります。かくいう私も不整脈の治療をいたしておりました経験がありますが、心臓ってものすごくわかるんですよ、ちょっと異常があるだけで。詳しく知りたい方も多いんじゃないでしょうか。今日から3ヶ月間『不整脈』のお話です。

(つボイ)気になってるけど放っているという人もいるんじゃないでしょうかね?治まっちゃうときもあるの?

(小高)むちゃくちゃ痛いってことがないのが不整脈の大半なんですよね。「なんか変だな」とは思うけど。

(つボイ)なるほどね。放っている人もいると思うんですが、どんな状態となったら病院に行くか分からない人もいるんじゃないでしょうかね?

(小高)そうですね。そんな不整脈について一宮西病院 不整脈センター センター長の古川善郎(ふるかわ よしお)先生に教えていただきますよ。今日は1回目です。そもそもの不整脈とは何かというお話です。

 

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(つボイ)先生、あけましておめでとうございます。よろしくお願いいたします。

(小高)今回は初回ですので、不整脈とは何かということを教えていただきたいと思います。

(古川)不整脈というのは正常の脈以外のものを全て不整脈って言います。心臓って誰も意識せずに勝手に動いてるもんなのが、突然意識しちゃうというか…

(つボイ)わかります!「心臓があるんだ!」という感覚になりました!(※経験者)

(古川)実は僕が不整脈の治療をやりだしたのが20年ぐらい前なんですけど、そのころに僕も期外収縮というのがちょっと出たことがあるんですね。そのとき専門にあったにも関わらずちょっと不安も感じましたので、不安感というのはすごく理解できます。

(つボイ)そういう先生の方がいいですよ!吉田兼好も言っていましたよ、『病気がちの医者の方が良い』って。(※「徒然草」より)

(小高)不整脈っていうのは、そもそもどんな状態のことを言うんでしょうか?

(古川)心臓は常にリズムを打っているわけですけど、一定のリズムを打っているのが正常なんです。それが乱れる・早くなる・遅くなるのをて全て不整脈って言います。不整脈というのはあくまでも全体を指すくくりであって、不整脈の中に例えば「心房細動」ですと「心室頻拍」ですとか、いろんな種類があります。それをまとめた総称が「不整脈」です。

(小高)正常な脈を打たない、ということですか?

(古川)正常ではない脈を打つ、ですね。打たないと止まってしまうので。

(小高)そっかそっか!で、その正常ではない状態というのは、先ほど先生も少しおっしゃっていた、まず簡単なところで言うと『早すぎる』と『遅すぎる』ですよね。

(つボイ)両方ともダメなのね

(古川)ダメというより、まとめて「不整脈」ですね。さらに症状があるかとうかはまた別の話になるんですけど、だいたい心拍数180とかになっている場合は、大半の人がドキドキしているのを感じているでしょうし。

(小高)早くなるのはなんと言うんですか?

(古川)早くなるのを頻脈(ひんみゃく)、逆に遅くなるのを徐脈(じょみゃく)といいます。

(小高)先ほど先生がおっしゃった期外収縮(きがいしゅうしゅく)というのは?

(古川)期外収縮は一定のリズムで打っているなかで一発だけ早くなることをいいます。漢字ではれと書くんですけど、期待されているところよりも外れてくる脈、その1発のことを期外収縮と呼びます。いろんな不整脈のきっかけになる不整脈です。

(小高)私も一番最初の症状はこの期外収縮です。脈ってよく手首で計るじゃないですか。そうすると1回とか2回とか、脈が抜けるような感じの脈に感じるんです。とん・とん・とん・とん…のはずが、とん・とん・-・とん…みたいな。

(古川)そうなんですね。実は心電図でみると一拍多く(早く)なっています。心臓って拡張して収縮することで血液を送り出しているんですけど、一拍早いとしっかり拡張する前に収縮しちゃうんですね。ゴムもひっぱればその分収縮は高くなりますけど、引っ張る前に離すとあまり戻らないじゃないですか。その分ポンプが少なくなって、脈としては抜けてしまうような感じになるということです。

(小高)これは期外収縮そのものは、ちょっと抜けただけで「あっ!不整脈!」って心配になると思うんですけど。

(古川)期外収縮が一発だけあっても、とくに心配することはないと思います。ただ1日の中で数が多いですとか、出てる場所によったりします。心室から出てるものなのか、上の心房から出ているものなのかによってもちょっと違いますけれども。期外収縮だけではそんなに心配することがほとんどです。

(つボイ)それもやっぱり先生に診断してもらって「心配ないものですよ」というような声が欲しいですよね。

(古川)初めてのときはそうだと思います。毎回毎回それが出るたびに毎日のように受診しなきゃって方は少ないと思うんですけど。もし一度そういうことが感じるのであれば、受診してもいいのかもしれませんね。

(つボイ)なるほど~。

 

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(つボイ)不整脈を感じてる人は、自分がどんな種類の不整脈かということをまず知ることが大切ですよね。

(小高)そうですね。来週以降、この不整脈についてさらに詳しい事をお聞きしていきます。一宮西病院 不整脈センター センター長の古川善郎(ふるかわよしお)先生でした。『健康のつボ~不整脈について~』でした。

 

 

 

CBCラジオ「健康のつボ~ひざ関節痛について~」 最終回(令和3年12月22日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~ひざ関節痛について~」 最終回(令和3年12月22日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、巽一郎医師(一宮西病院整形外科部長 兼 人工関節センター長)

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(小高)水曜日のこの時間は「健康のつボ~ひざ関節痛について~」。過去の放送の中でも反響の大きかった「ひざ関節痛」について再放送でお送りします。ご出演は、一宮西病院 整形外科部長 兼 人工関節センター センター長の巽一郎(たつみいちろう)先生です!去年の9月から12月にかけて放送した「ひざ関節痛について」の中からお送りしてきた今回のシリーズなんですが、それも今日が最終回となります。

(つボイ)高齢者に多いひざ関節の痛み。膝が痛いと歩かない、歩かないと体が弱る、こういう負のスパイラルに陥っていくんですよ。

(小高)そして金属製の人工関節を入れる手術は、全置換術と半置換術、さらに体に負担の少ない低侵襲の手術などなど技術はどんどん進んでいるんですが、巽先生は一直線に手術に向かうのではなく、まずは原因を取り除くのが一番ということで『保存療法』から入ることを基本とされていらっしゃいました。今日は最終回ということで、手術の前に膝関節痛を取り除くための基本、これをおさらいしていきます。

 

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(小高)原因を調べる。

(巽)痛み止め飲んでたら、原因は治らへんですわ。痛み止めてるだけやから。痛み止めて歩いてたら、よけい悪なってくんです。

(小高)そして人にもよりますが、先生のところに来る患者さんはすぐに手術をしてすぐに治してほしいっていう人が多いけれども、まず保存療法ができるかどうかを考えてみる。

(巽)まず保存療法の説明をして、最低3ヶ月は保存療法をやってもらいます。でも全然変わらん人は、3か月後に手術ということは多いです。でも大体の人は、半分も痛みがなくなったら「先生もうちょっと頑張ってみる!」って仰るんですよ。だから体感することは大事です。

(小高)その方法というのは、まず体重を落とす、それから歩き方を正しい歩き方に変える、そして太ももの筋肉を鍛える

(巽)もう一つだけ出しといて宜しいですか?朝なんですけど、起きたらすぐみんなどこ行きます?

(つボイ&小高)トイレ行きます!

(巽)おしっこ行くでしょ?その前にね、ベッドの横に座って足をぶらぶら振るんです。大体30回、プラプラプラっと片足振る。これをやってからトイレ行ってもらいます。

(小高)トイレどうしても先に行きたいときは、後でもいいですか?(笑)

(巽)30回振るのに、1分かかりません!

(つボイ)そんなにぎりぎりまであんた寝てるんか、あんた。

(小高)しばらくうとうとと気持ちいいなーって寝てて、トイレ行きたくなってやっと起きる。トイレ行った後やとまあスッキリして忘れるもんね。だから前の方がいいかな(笑)

(巽)これから寒いからね、ベッドで振るの大変やけど。これやるとね、ヒアルロン酸コンドロイチンいうのが出るんですよ。ヌルヌル液が出たら、軟骨がほとんどなくても、そんなに骨が割れない。あんま痛くないんですよ。で、寝て起きた時っていうのが軟骨ってやつは一番乾燥してるんです。寝てる間は歩かへんでしょ?1時間に1回くらい寝返りするだけ。軟骨って7割水なんですよ。全部偏ってるんです。でぱっと起きたら、乾燥してるところで歩くと、軟骨を減らすわけです。だから歩く前、朝起きてすぐが一番大事。30回振る。プラプラとね。これ大事です。

 

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(つボイ)そういうことか。あなたはギリギリまで…

(小高)うとうとしてるときにやればいいね!まどろんでるときにね。

(つボイ)ひざの痛い人は本当多いですよね。だから今回もたくさんのメッセージをいただきました!

(小高)そ再放送でお送りしていた巽先生の『ひざ関節痛について』。みなさん、参考になったでしょうか?手術をするにしても、まず体重を減らしたり、高血圧や糖尿病を治療しておくことがとっても重要だと教えていただきました。ま、結局は生活習慣を見直して、日常的な健康の維持を保つということが、重要なんですね。

(つボイ)そうですね。こういうことはしっかり守っていきたいなと思います。

(小高)そうですね!さぁ今月もプレゼントがありますよ。巽一郎先生の著書『100年足腰』を5名の方にプレゼントします!「100年長持ちする足腰の使い方」「からだの使い方」「食事のとり方」「生きる上での考え方」など、巽先生の経験と知識・考え方が詰まった一冊です。巽先生の著書をご希望の方は、住所・氏名・電話番号、そして『100年足腰』希望とお書きの上、番組のメールフォーム、FAX、はがきでご応募ください。今月分の締め切りは、12月28日・火曜日です。当選者の発表は、発送をもって代えさせていただきます。ふるってご応募ください。

※12月のプレゼントの応募は締め切りました。巽医師のシリーズ終了に伴い、プレゼント企画も終了させていただきます。たくさんのご応募ありがとうございました。

 

(小高)『健康のつボ』の次回の放送は1月5日(水)のこの時間、今度は不整脈をテーマにお送りいたします。

つボイ)お!私も心臓病にはなかなか関心がありますので、しっかり勉強します!

(小高)そうですね!『健康のつボ~ひざ関節痛について~』でした。

 

 

 

CBCラジオ「健康のつボ~ひざ関節痛について~」 第11回(令和3年12月15日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~ひざ関節痛について~」 第11回(令和3年12月15日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、巽一郎医師(一宮西病院整形外科部長 兼 人工関節センター長)

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(小高)今日からこのコーナーは「健康のつボ~ひざ関節痛について~」。過去の放送の中でも反響の大きかった「ひざ関節痛」について再放送でお送りします。ご出演は、一宮西病院 整形外科部長 兼 人工関節センター センター長の巽一郎(たつみいちろう)先生です!去年の9月から12月にかけて放送した「ひざ関節痛について」の中からお送りしています。

(小高)今日は全置換術や半置換術で、金属性の人工関節を入れる手術をして、退院されたあとの診察について教えていただきます。

(つボイ)最初のうちは1年に1回、3年ぐらい経ったら2年に1回検査を受けるというようなお話でしたね。

(小高)そうですね。その検査は一体何のためにするんでしょうか?巽先生です!

 

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(巽)金属は大体300年ぐらいもつから、金属は大丈夫。

(つボイ)300年生きる人そういないもんね。

(巽)そういない。

(つボイ)いや誰もいない気もする。

(小高)

(巽)金属と金属の間の人工の軟骨、これが削れていくんですよ。

(つボイ)それはどれくらいもつんですか?

(巽)最近のは大分良くて、半置換で使用しているものはフィッティングがとても良いので、イギリスの記録では30年もっているものもあるんですけど、表面の加工が悪い全置換のやつは7、8年でポリエチレンのカスが出てくる。そのカスを白血球が食べて溶かそうとするんだけど、溶けない。代わりに金属と骨の間、その骨が溶けてしまうんです。

(小高)自分の骨ですか?

(巽)そうです。「オステオライシス」といいます。溶けてしまうとひざがガクガクしてきます。人工関節を入れて7年経ちますが、ひざがカコカコいいますという患者さんがいます。

(小高)そうか、骨が溶けると緩みが出てくるからカコカコいうんですね。

(巽)そうです。で、痛みが出てくる。そうなると再置換で入れ直ししないといけない。

(つボイ)その入れ直しの目安は、ポリエチレンが減ってく時が再手術のときと。

(巽)これは機種によって全然違う。どこの機械を使うか、あとは使い方ですね。体重が、入れたときは70キロだったけど、糖尿病で110キロになってきたとなると、ポリエチレンにもかなり負担がかかって早く減ってしまう。長く残そうとすると、いいものを入れるということと、あとは使い方です。大腿四頭筋、支えるための筋肉をしっかりさせとく。そのあたりが長持ちさせるために大事です。

(小高)人工関節と自分の骨の状態、それから軟骨にあたる部分のすり減り具合、あとは私たちの生活習慣のチェックというか定期健診でみていくことですね。

(巽)そうですね。それで年に1回は来てねとお伝えしています。患者さんにとったら「全然痛くないのになんで病院へ行かないといけないの?」と思うでしょうけど、そういうことなんです。

(つボイ)知識もそうだし、骨の減り具合とかもね。

(巽)そうです。

(小高)でもやっぱり、痛くないと来ないなんて患者さんも多いのではないですか?

(巽)僕は最初に「ポリエチレンが無くなる前に入れるのが簡単だから!」って患者さんにしょっちゅう言ってます。それで僕の患者さんはそれを覚えているので、1年に1回は先生の顔見に来るよって来てくれるんです。

(小高)で、定期健診でしっかりチェックすると、メンテナンスの手術も本当に軽く済むんですか?

(巽)そうなんです。クッションだけ入れ替えるんだったら、減る前に入れておけば、金属が緩んでいなかったらとても簡単なんです。

(小高)でも骨が溶けだして緩みだしたら、またガッツリ手術しないといけないと。

(巽)とんでもない手術になるんですよ。

 

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(つボイ)手術後、定期的に検査しなければいけない理由がよくわかりました。

(小高)人工のクッション、軟骨の代わりをしているポリエチレンの減り具合をチェックすることが重要なんですね。軟骨を入れるだけなら簡単なんだけど、骨が溶けて、人工関節全体を代えることになると大手術になっちゃうそうですよ。

(つボイ)人工関節といえども、体重を増やして負担をかけるのは禁物だし、人工関節に使われているポリエチレンのチェックも欠かさないことで、安心して日常生活が送れることになるんですね。

(小高)人工関節も自分の体の一部です。いたわってあげることが大切ですね。

(小高)さぁ!このコーナーから今月もプレゼントがありますよ。巽一郎先生の著書『100年足腰』を5名の方にプレゼントいたします!「100年長持ちする足腰の使い方」「からだの使い方」「食事のとり方」「生きる上での考え方」など、巽先生の経験と知識・考え方が詰まった一冊です。巽先生の著書をご希望の方は、住所・氏名・電話番号、そして『100年足腰』希望とお書きの上、番組のメールフォーム、FAX、はがきでご応募ください。今月分の締め切りは、12月28日・火曜日です。当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。ふるってご応募ください。

(小高)『健康のつボ~ひざ関節痛について~』でした。

 

整形外科部長・人工関節センター長の巽一郎医師が、CBCテレビ「ゴゴスマ」にスタジオ生出演しました

12月17日(金)、CBCテレビの情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」に、一宮西病院 整形外科部長・人工関節センター長の巽一郎医師が、スタジオ生出演しました。約15分の出演で、ひざの痛みの原因や今すぐにできるひざ痛対策について、わかりやすく解説しました。

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番組名:ゴゴスマ~GOGO!Smile!~
放送局:CBCテレビ
コーナータイトル:「健康」 膝痛・名医直伝 冬の関節痛対策、「対策」 冬の関節痛 正しい歩き方で予防/振るだけ1分トレーニング/座ったまま簡単筋トレ ほか

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◎放送された映像をご覧いただくことはできませんが、巽医師による医療講演でもひざ痛に関するお話を紹介しております。一宮西病院YouTubeチャンネルにて公開中ですので、こちらもぜひご覧ください。

www.youtube.com

◎一宮西病院 人工関節センター/最小侵襲術ページはこちら
◎巽医師の外来予約についてはこちら

CBCラジオ「健康のつボ~ひざ関節痛について~」 第10回(令和3年12月8日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~ひざ関節痛について~」 第10回(令和3年12月8日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、巽一郎医師(一宮西病院整形外科部長 兼 人工関節センター長)

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(小高)今日からこのコーナーは「健康のつボ~ひざ関節痛について~」。過去の放送の中でも反響の大きかった「ひざ関節痛」について再放送でお送りします。ご出演は、一宮西病院 整形外科部長 兼 人工関節センター センター長の巽一郎(たつみいちろう)先生です!去年の9月から12月にかけて放送したんですよ、この「ひざ関節痛について」は。その中からお送りしています。

(つボイ)人工関節の手術には全置換術とか半置換術があって、さらに患者さんに優しい、筋肉とか筋膜を傷つけないような低侵襲の手術というのもあるというお話をしましたね。

(小高)人そうですね。今日はその手術のあとです。リハビリの期間と退院後の検査について教えていただきます。

 

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(巽)ある程度、手術やるって決めたら辛いこともあるわけですよ、リハビリとかね。うちは2週間ぐらいで治って。大体、半置換は1週間から10日で帰れるんですね。全置換は2週間で帰ってはるんですけど、その間に徹底的にリハビリします。そういうのを乗り越えられるだけの楽しみ、「痛なくなったらこれやるんや!」とかね。どこどこの山登るとか、卓球をするとか、九州へ旅行行くとか、そういうのを持ってる人は強いです。

(つボイ)なるほど。その楽しみを持ってリハビリをして、それで総合的な観点から、チームでいろんな先生がいらっしゃって、内科の先生もいたり、いろんな先生が患者さんに対して様々な角度からアドバイスをなさるわけですよね?

(巽)そうでないと高齢者の人は完全に治せないですね。いろんな病気出てきますからね。

(小高)でも人工関節を入れた場合は、入れた人工関節が消耗してくる部分もあるので、定期的に健診というか診察を受けていかなくては?

(巽)うちは大体1年に1回来てもらいます。で、3年以上経ったら2年に1回来てもらうようにしています。

 

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(つボイ)まぁね、「痛くなくなったら病院にも行かへん!」という人も多そうですけど、退院してからもちゃんと定期的に通わなければいけない、ということですね。

(小高)やっぱり、痛みがなくなっていても、膝に入れた人工関節の状態は定期的にチェックしておくのが大切のようですね。特に膝の軟骨の役割をする医療用のポリエチレン、この状態はすごく重要なんだそうですよ。

 

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(巽)ポリエチレンが減っても痛くないんですけど、やっぱりどれくらい減ったかをある程度把握しとかんと、もう症状出てきたときには骨がとけてるわけですからね。

(つボイ)やっぱり定期検査というのは大切なことや。

(小高)しっかりほら、痛くなくても定期的に先生にこの日においで言われたら行かなあかんよと。

(つボイ)いうことですよね。手術の後もちゃんと総合的な健康もやっぱり気を付けながら。人工関節にしたからって体重どんどん増えたら、やっぱり負担は大きなりますもんね。

(巽)そうですね。

(小高)そっか、だから手術前の生活を何も考えずにしていると、結局その手術前の生活っていうのは、膝に負担をかける生活だったわけだから、自分ができる範囲でも、手術後は膝に負担をかけない生活ということも考えなくてはいけない。

(巽)保存療法で自分で治せた人は、ほんとに長生きするんですよ。健康でね。だって全身状態までよくなるから。

 

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(つボイ)まあ、手術後も長いお付き合い、ということでしょうね。

(小高)はい。さぁ!今日もこのコーナー、番組からのプレゼントがありますよ。巽一郎先生の著書『100年足腰』を5名の方にプレゼントします!「100年長持ちする足腰の使い方」「からだの使い方」「食事のとり方」「生きる上での考え方」など、巽先生の経験と知識・考え方が詰まった一冊です。巽先生の著書をご希望の方は、住所・氏名・電話番号、そして『100年足腰』希望とお書きの上、番組のメールフォーム、FAX、はがきでご応募ください。今月分の締め切りは、12月28日・火曜日です。当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。ふるってご応募ください。

(小高)『健康のつボ~ひざ関節痛について~』でした。

CBCラジオ「健康のつボ~ひざ関節痛について~」 第9回(令和3年12月1日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~ひざ関節痛について~」 第9回(令和3年12月1日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、巽一郎医師(一宮西病院整形外科部長 兼 人工関節センター長)

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(小高)今日からこのコーナーは「健康のつボ~ひざ関節痛について~」。過去の放送の中でも反響の大きかった「ひざ関節痛」について再放送でお送りします。ご出演は、一宮西病院 整形外科部長 兼 人工関節センター センター長の巽一郎(たつみいちろう)先生です!去年の9月から12月にかけて放送した「ひざ関節痛について」の中からお送りしています。

(小高)人工関節の手術は2種類あって、全置換術と半置換術、そして患者さんに優しい筋膜を傷つけない低侵襲の手術。巽先生には膝の手術にも色々あることを教えていただきました。

(つボイ)どんな種類の手術をするにしても、手術前の患者さんの体調とか健康が大切だというのが、今日伺うお話でございます。

(小高)特に内科的な病気を持っている患者さんは、手術にそれが影響してくるということですよ?

 

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(小高)高齢の方が多いじゃないですか、膝の患者さんだと。そうするとほかの色々な他の病気を抱えていらっしゃる方も多いと思うんですが?

(巽)大体ね、合併で一番多いのが糖尿病。糖尿病は食べ過ぎでなるんですけど、で体重で…っていう人が多いですね。あとやっぱり高血圧。でも血圧って高い方がええんですよ、ほんとは。歳とったらね、頭に血が行くためにはある程度血圧が上がらんといかんですね。

(つボイ)よかった!(笑)

(巽)いやいや、限度はあんねん(笑)

(つボイ)そらいかんわ(笑)。でも膝のテーマでずっとお話を聞いてますけど、総合的な話ですよね? 血圧をちゃんとしましょう、体重をちゃんとしましょう、糖尿病もきちんとしときましょう、ということにはなってきますよね。

(巽)僕ら膝ばっかりやってますけど、チームワークがすごく大事で、今回一宮西病院に来たんですけど、むちゃくちゃ良いチームなんです!僕とよく絡むのは、循環器といって心臓の血管を診る先生、それから皮膚を診る先生、形成外科とかね。そういうのが皆で寄ってたかって、ひとりのおばあさん、おじいさんを完璧に治す。そういうチームワークは必須ですね!

(小高)そうすると全体的な、内科的な治療とか診療なんてのも大きく関与してくる。

(巽)そうです。ほかの病気があったらまずちゃんとそっちを治して。膝は痛いだけです。死にません。

 

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(小高)糖尿病は食べ過ぎ、結果太りすぎ、ってことですよね。まずそこを治して手術ができる身体にする。これが大切らしいですよ。

(つボイ)以前に先生に教えていただきましたけれども、体重を落とせば膝への負担が軽くなり、膝の痛みが和らぐというお話も伺いましたもんね。

(小高)ね!体重を落とすことに合わせてこれも教えていただきました。「正しい歩き方」などと組み合わせれば、手術が必要だった人も手術をしなくても良くなるなんてケースすら出てくる。

(つボイ)まさに総合的、俯瞰的に自分の身体を見ていくことが大事だなぁという感じですね。

(小高)そうですね!さぁ!このコーナー、今月もプレゼントがありますよ。巽一郎先生の著書『100年足腰』を5名の方にプレゼントします!「100年長持ちする足腰の使い方」「からだの使い方」「食事のとり方」「生きる上での考え方」など、巽先生の経験と知識・考え方が詰まった一冊です。巽先生の著書をご希望の方は、住所・氏名・電話番号、そして『100年足腰』希望とお書きの上、番組のメールフォーム、FAX、はがきでご応募ください。今月分の締め切りは、12月28日・火曜日です。当選者の発表は、発送をもって代えさせていただきます。ふるってご応募ください。

(小高)新生活フロッピー『健康のつボ~ひざ関節痛について~』でした。