CBCラジオ「健康のつボ~前立腺がんについて~」 第6回(令和3年2月10日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~前立腺がんについて~」 第6回(令和3年2月10日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、永田大介医師(一宮西病院泌尿器科部長)

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(小高)水曜日のこのコーナーは「健康のつボ~前立腺がんについて~」昨今、日本で、罹患数増加が最も著しいと言われている「がん」、「前立腺がん」について、一宮西病院 泌尿器科部長の 永田大介(ながただいすけ)先生にお話をうかがっていきます。

(つボイ)RN.ゲンPさん、65歳の方からお便りをいただいております!「毎年年末に集まる仲の良い同窓生の飲み会で、前立腺肥大症の友人から、手軽だからとPSA検査を勧められ、検査をしたところ基準値を0.1上回り、1年後には4.7に」こういうお便りなんですね。

(小高)以前うかがった際は『60代は基準値が4.0』と永田先生に教えていただきましたよね?

(つボイ)そうでしたね、こういう数をしっかり知っていく事はいいことですね。えーと、でお便りの続きですが「精密検査の結果、がんが見つかりましたが、幸い転移もなく、手術ができました!最近では身近な友人に、早めの検査を勧めています」

(小高)PSA検査でしっかりね、こう発見できるのは素晴らしいですね。早期発見できたからこその実感ですよね。今日は、前立腺がんが発見されてからの具体的な治療法について、永田先生にお聞きしています♪

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 (永田)治療方法自体は、その方の『ステージ』って言い方するとアレですけど…それによって方法が変わってきちゃうんですよね。後は、前立腺生検で得られた組織の癌がどういう癌なのか?確認します。「おとなしい癌」なのか?「暴れたがる癌」なのか?5段階に分かれていて。

(小高)5段階!

(永田)5段階中のどこの癌細胞がでてきているのか?が1つ指標になります。

(つボイ)(小高)ふんふん。(頷きつつ)

 (永田)じゃあその後に、転移していないかどうか。前立腺がんは「リンパ節」と「骨」が好きなので、そこの検査をしますね。

(つボイ)(小高)はい。

(永田)リンパ節はCT検査させて頂いて、骨は骨シンチ(※骨シンチグラフィ)というちょっと特殊な検査をさせて頂いて、骨に転移があるかないか確認させて頂きます。転移がなければ治療法は現在は色んな治療法が存在しますので、どういう治療法が合うのか患者さんと相談して決めていく。という方向になります。

(小高)例えばどんな治療法があるんでしょうか?

(永田)早期癌であれば『手術療法』ですね。手術でとっちゃいますよ、ってことです。あるいは前立腺がんは放射線に弱いので。『放射線療法』で放射線をあてて死滅させる。積極的な治療法としてはこの2つですね。

(つボイ)聞いてる感じだと僕は放射線治療がええな。(笑)

(小高)(永田)(笑)

(つボイ)ありがたいことに放射線でもよく効いてくれるという。

(小高)(永田)(笑)

(つボイ)これは聞いといてよかったわ…!

(永田)他には、前立腺がん自体が「男性ホルモン」を栄養として大きくなるので、体から男性ホルモン抜くような、精巣を取っちゃったり、男性ホルモンを出さないようにお薬を飲んだり注射をしたりして、そういった一般的な内分泌治療(ホルモン療法)を行わせて頂くことも多いです。

(つボイ)あの・・・癌にとってはいいかもしれないんですが、人間にとっては「男性ホルモンが無くなる」というのは・・・(苦笑)

(永田)男性から男性ホルモンがなくなるとですね(笑)女性だと高齢になってくるとホルモンが減って更年期障害というのが出てくると思うんですが、男性の場合も同じで。性格がマイルドに中性っぽくなって、更年期障害ですね。何にもしてないのにポーッと体が温かくなってきたり。筋肉が落ちたり、骨が弱くなったり、色んな副作用がある訳ですね。

(つボイ)・・そうなんですね。で、話を戻しますと、早期癌であれば治療法が沢山あるので、選択肢がいっぱいあると!

(小高)治療法がいっぱいあるといっても、癌の性格だとか、治療法の合う/合わないだとか、患者側が「ど~れ~に~し~よ~う~か~な♪」で決めれる訳じゃないですよね?

(永田)そうですね(笑)僕ら(医師)の方で、患者さんの状態、それと今までのご病歴もふまえて「こういう治療がよく合いますよ」とご相談させて頂くことが多いですね。

(小高)そうなんですね。で最終的に治療法を決定していくと。

(永田)そういうことですね。

(つボイ)やはり、初期の検査は非常に重要であると。早く見つけるために。

(永田)そうですね、治療の選択肢を広げるためにも。

(小高)早期発見という事は、やはりPSA検査というのは定期的に行っていくのは非常に大事なことであると。

(つボイ)(永田)そうですね。

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(小高)自覚症状がないだけに、PSA検査は必須ですね。早期発見で治療法の選択が広がる訳ですから、検査をしない手はありませんね~~。

(つボイ)50代から罹患数が増えてくる前立腺がんですから、50を過ぎたら、まず『PSA検査』を!数値によっては3年に一度、基準値に近くなれば一年に一度。そして、基準値を超えたら専門医で受診するようにしてください(笑)

(小高)さて来週は、永田先生のご専門の手術の療法についてうかがいます。『健康のつボ~前立腺がんについて~』でした!

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CBCラジオ「健康のつボ~前立腺がんについて~」 第5回(令和3年2月3日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~前立腺がんについて~」 第5回(令和3年2月3日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、永田大介医師(一宮西病院泌尿器科部長)

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(小高)水曜日のこのコーナーは「健康のつボ~前立腺がんについて~」昨今、日本で、罹患数増加が最も著しいと言われている「がん」、「前立腺がん」について、一宮西病院 泌尿器科部長の 永田大介(ながただいすけ)先生にお話をうかがっていきます。

(つボイ)前立腺がん・・・、いろいろと理解してきました。

 (小高)罹患数は増えてきていますが、早期発見・早期治療で5年生存率は極めて高い「がん」であると・・・。

 (つボイ)しかも最近では、男性機能もちゃんと保存できる技術が進んできているという心強いお話!

 (小高)つボイさん的には、それ、ポイント高いですよね。でもそれもこれも、初期にはほとんど自覚症状がないので、ひとえに早期発見にかかっているとのことです。今日はその前立腺がんの早期発見のための検査、PSA検査について詳しく教えていただきます。

  (永田)PSA検査というのは 『血液による検査』で、『腫瘍マーカー』のひとつです。オプションであることが多いですね。

(つボイ)私は、毎年検査していますよ。

(永田)一般的には検査の数値が4.0以下(50代では3.0以下)が推奨されていますね 。4.0を超えたら専門医(泌尿器)のところで、超音波検査MRI検査などで痛みがない精密検査をしていきます 。数値が4.0以上で即前立腺がんという訳ではないです。数値が4.0~10ぐらいで受診していただく方の20%ほど(約5人に1人)の割合で前立腺がんを有していると言われています。

(小高)検査で、「疑わしいな」という事になってくると・・・。

(永田)MRI等の検査で前立腺がん疑わしいなという場所が出てきましたら、そこを針で『前立腺針生検(ぜんりつせんはりせいけん)』と言われる組織検査(肛門から針を入れる)をさせて頂きたいなと。 組織検査でがんと診断されたら、そのがんがどこまで広がっているかチェックして治療をスタートさせる。

(つボイ)話聞くだけで怖い・・・。

(小高)女性として聞いていても痛そうですね・・・。

(永田)麻酔をして、痛くない状態にして検査させて頂いております。

(つボイ)しかし疑わしい場所は白黒ハッキリつけないといけないですからね。

 (永田)そうですね。白黒ハッキリさせましょう。検査後、がんと診断された後は、その癌がどこまで広がっているのか病巣を確認して治療に移行していきます。

 

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(小高)毎年検査をしていれば数値の変化がわかるので、やっぱり継続的な検査が重要なんでしょうね。

(つボイ)メッセージもいただいています。RN.星ひかるちゃん「現在88歳の父は、今のつボイさんぐらいの年齢の時、幸いステージ1で見つかり、腹腔鏡手術を受けました。今も元気にしております。ですが20年も前のことだし、男性機能を残したかどうかは、恥ずかしくて聞けません!」RN. 「斎藤ドーちゃん」も、62歳の時にPSA検査で数値が7まで上がり、生検を経て腹腔鏡手術を受けました、とのことです。

 RN.質素な質素な大家&トレーダさん「父は前立腺がんで亡くなっています。早期発見は大切ですね。父が見つかった時は、腰に転移していました」

(小高)大勢の方が、前立腺がんを患っていますし、PSA検査の大切さを訴えているんですね。

(小高)PSA検査で早期に発見できれば、治療の選択肢も広がるそうです。来週は、「前立腺がん」と診断された時の治療方法について 永田先生に教えていただきます。 『健康のつボ~前立腺がんについて~』でした。

 

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CBCラジオ「健康のつボ~前立腺がんについて~」 第4回(令和3年1月27日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~前立腺がんについて~」 第4回(令和3年1月27日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、永田大介医師(一宮西病院泌尿器科部長)

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(小高)水曜日のこのコーナーは「健康のつボ~前立腺がんについて~」。昨今、日本で、罹患数増加が最も著しいと言われている「がん」、「前立腺がん」について、 一宮西病院 泌尿器科部長の永田大介(ながただいすけ)先生にお話をうかがっていきます。

 

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(小高)早期発見・早期治療で完治が見込めるという「前立腺がん」です。

(つボイ)メッセージをいただいています。RN.気球戦艦ヤマトさん「前立腺がんに限らず、早期発見ですよね。個人事業主の僕は、年一回の健康診断・・・自分や家族のためにも、先手先手で検査です。」

(小高)優秀な方ですね。気球戦艦ヤマトさんみたいな人ばかりだといいのですが・・・。

(つボイ)皆さん、検診には気を遣っているようですが、もうひとつ気にしていることが、同じ「前立腺」の病気『前立腺肥大症』について。こちらに関する質問もとても多いです。

(小高)以前、前立腺肥大症から前立腺がんになる訳ではない、と教えていただきましたが、『前立腺がん』と『前立腺肥大症』はどんな違いがあるのでしょうか?永田先生のお話です。

 (永田)がんの方は、ほとんど症状が出ないので・・・血液検査等で見つけていくのが基本なんですけど。 前立腺肥大症は自覚症状が徐々に出てきます。一応、前立腺肥大症の発症傾向については、60歳の男性でおよそ1割なられている。 70歳になると7割くらいの方が、80歳になると9割の方がなられているという。でも1割の方は肥大症にならない方がいらっしゃいます。

(つボイ)(小高)そうなんですね~。

(永田)症状としては、夜トイレに行く回数がだんだん増えたり、 ただし膀胱の別の病気の影響から来ているケースもあるので注意して下さい。

(小高)老化?ということなんでしょうか? 

(永田)老化で前立腺肥大症になるとは限らないようなんですね。先ほどのお話の通り、80代でも1割の方はならないんです。なので純粋に老化と言ってしまうのは難しいですね。

(小高)そうなんですね~。

 (永田)前立腺肥大症はおしっこの通り道の病気で、基本は薬で治療しますが、酷くなっておしっこが出なくなると、通り道を作る手術をしなければならないですね。いずれにしても、前立腺がんのように全摘する訳ではないです。

(小高)前立腺肥大症になると、前立腺がんになりやすくなる。というような相関関係ってあるんでしょうか?

(永田)全く別ですね。相関関係はないです。

(小高)そうなんですね、不思議ものですね。前立腺肥大症も初期の前立腺がんも、即、命に係わるという訳ではないけれど、男の人にとっては気になる病気ですね。

(つボイ)いずれにしてもPSA検査から始めて、いろいろ検査していけば、診断がつくので、50歳を超えたら、まずはPSA検査を!

(小高)来週は、そのPSA検査について、詳しく教えていただきます。一宮西病院泌尿器科部長の 永田大介先生でした。『健康のつボ~前立腺がんについて~』でした。

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CBCラジオ「健康のつボ~前立腺がんについて~」 第3回(令和3年1月20日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~前立腺がんについて~」 第3回(令和3年1月20日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、永田大介医師(一宮西病院泌尿器科部長)

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(小高)水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~前立腺がんについて~』。昨今、日本で罹患数増加が最も著しいと言われているがん、「前立腺がん」について、一宮西病院・泌尿器科部長の永田大介(ながただいすけ)先生にお話を伺っています。罹患数がすごく増えている前立腺がん。でも、早期発見・早期治療で、完治が見込めるがんでもあるということでしたね。

(つボイ)早期発見すれば、5年生存率はほぼ100%と言いますから、やっぱり早い発見とか治療というのは大切なことだと思いますね。

(小高)早期発見で治療法もいろいろあって、その選択肢も広がるということなんですが、完治を目指すなら、やっぱりメインは手術による治療なんだそうです。

(つボイ)ただ手術となりますと全摘ということですので、大丈夫かなこれ尿道も通っておりまして、がんは治るけど生活上の問題はないのかな~とか、色々ね…

(小高)力弱くつボイさんが心配しておりますけども(笑)ほかにも色々、気になることがありそうです。が、まずは前立腺という臓器について、永田先生です。

 

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(永田)男性にしかない臓器なんですけど、前立腺自体はどこにあるかなっていうと、実は膀胱の下にくっついてて、自転車のサドルをまたいで座ると、ちょうどサドルにあたった体の中が、一番近いのが前立腺、そんなイメージですね。

(つボイ)あんたいっぺんサドルにまたがったらええねん。

(小高)この辺にあるんかな~?(笑)

(永田)役割自体は、精子の栄養を作るところなので、男性が出す精液の大体30%くらいを作っている臓器というふうに言われています。

(小高)いろんなあの辺りって、場所としてもいろんな役割するものが色々あると思うんですけども、腹腔鏡手術!とか言うと、その辺りの他のところまで傷つけちゃいけない!とか、結構デリケートなものなんじゃないんですかね?

(永田)そうですね、前立腺の手術に関して言うと、どこから入ってどういうふうに取ろうかというやり方自体が、1枚の膜を介して4つくらいの道のりがありまして、一番前立腺がんが大きいよっていうふうな方は、申し訳ないけど大きめに取りますよっていう手術の話もしますし。ちょうど前立腺の横にね、男性の勃起神経といわれる「神経血管束」といわれる大切な神経があるんですけど、そこを残すと、男性機能、勃起機能が温存されるんですけど、がんの状況に応じてそれを切らなければいけないような方もいらっしゃるので、手術前に、前立腺を取るときは「男性機能もなくなってしまいますよ」という話はします。

(つボイ)先生の説明を聞いて「嫌や!」っていう人もおるんとちゃいますか?

(永田)これが日本の方はですね、病気と男性機能と(比較すると)、病気の方が勝ってしまうんですね。

(小高)そりゃまあだって、ね。

(つボイ)命あってのものだねって言うことですか?

(永田)そうなんです。

(小高)先生今、日本人の皆さんはって仰いましたけど、外国はそうでもないんですか?

(永田)海外の学会に行くとですね、神経温存をしなければパートナーに訴えられるという感じで。

(小高)そんなところもあるんですか!

(永田)なのでアメリカとかフランスでは、神経温存はしないといけないというふうな。

(つボイ)本人ではなくてパートナーの訴えというのも、一つのあり方となるんですか!

(永田)そうなんです。

(小高)でもそうはいっても、両天秤にかけたら「命」ってなるけど、どうですか?両方助かるなら両方助かりたい?

(つボイ)もちろんね!都合のいいことを言えば、ちゃんとがんを取り除き!そしてパートナーに訴えられることなく!バーンとある!これは都合のいい話ですか?先生。

(永田)早めに見つけて、小さいうちだったら神経温存が可能なので。やはりそれは早く見つけて、手術をして、男性機能も保たれる、それが一番良いですね。

(つボイ)僕もホントにね、ちょっと昔の知識では、もう手術したら全然ダメになるぞと、いう風に思ってましたけども、今はちゃんと温存できるわけですか?

(永田)そうですね、今は温存できる技術っていうのは、ロボットの手術はとても良いんですけど、シンプルな腹腔鏡の手術でも、可能になってきました。

(小高)つボイさん、さっきから気になっていた。そっちの話ばっか心配してるけども(笑)。尿道も通っているわけですよね?

(永田)前立腺の中に尿道が数センチ通っているんですけど。

(小高)おしっこの出具合とかそういうのはどうなんですか?

(永田)前立腺を取ってしまうと、膀胱と尿道の解剖学的なものが女性に近くなってくるので、ご高齢の女性で、ちょっとくちゃみしたときに漏れてしまうよなんて方、いらっしゃると思うんですけど、男性も前立腺取っちゃうと、そういうふうな、ちょっと尿失禁ということが起こります。

(つボイ)男も女も同じようなところに向かっていくんや。

(小高)でもそう言った、男性の方々が一番ご心配されている心配も、今のお話だと、早く見つける、早め早めの治療だと。

(永田)それが一番。

(つボイ)そういうことに尽きますね。

 

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(小高)お国事情っていうのも様々で面白かったですよね。

(つボイ)フランス人っぽいですよね?

(小高)どういうところが(笑)

(つボイ)そういうところが(笑)

(小高)こてこての日本人にしか見えないですけどね(笑)でも今は本当に手術の技術も進んでいますから、患者さんにとっては悩みどころの男性機能というのも、早く治療すれば、残すことができるケース、多いそうですよ!こう聞くと安心ですね、つボイさん。

(つボイ)ほっとしました!なんで大きな声で言わなあかんねん(笑)

(小高)さあ、来週以降も前立腺がんについて教えてもらいます。一宮西病院・泌尿器科部長の永田大介(ながただいすけ)先生でした。『健康のつボ~前立腺がんについて~』でした。

 

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CBCラジオ「健康のつボ~前立腺がんについて~」 第2回(令和3年1月13日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~前立腺がんについて~」 第2回(令和3年1月13日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、永田大介医師(一宮西病院泌尿器科部長)

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(小高)水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~前立腺がんについて~』。昨今、日本で罹患数増加が最も著しいと言われているがん、「前立腺がん」について、一宮西病院・泌尿器科部長の永田大介(ながただいすけ)先生にお話を伺っていきます。お勉強しました、前立腺は男性にのみある器官です。

(つボイ)ということは前立腺がんになるのは男性のみということで、怖いな~と思いますね!

(小高)男性は気になりますよね。しかも、最近は罹患数が増える!?ということなんですね。

(つボイ)お便りもこちらに来てますけれども。たきのなっちゃん(女性の方)からいただいています。「新生活フロッピーの先生のお話とても勉強になりました。女性には分からない病気なんですね、知識が身につきました。以前、叔父が前立腺がんと診断されたと年末に叔母から聞きまして、心配していました。今後の先生のお話もお聞きして勉強させていただきます」。やっぱり身近にあるんですよね。滅多にない病気とは違うんですよ。お身内の方にもいらっしゃる。動物奇想天ぷらさんという方のお父さんも前立腺がんだったと。こういうようなお便りがあり、身近に発症する病気だなと思いました。

(小高)かかる人が増えてますよ!というわけですもんね。そうなってくるとこの前立腺がんというのは、一体どんな人がなりやすいのか?気になるでしょ?

(つボイ)これはちょっと聞かないといけないね。

(小高)はい。永田先生のお話です。

 

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(永田)まずは、典型的な「高齢者に発生しやすいがん」ということです。

(小高)高齢者というと何歳ですか?

(永田)50歳くらいを超えてからが、発症率がどんどん増えてると言われています。

(小高)そのくらいの年齢になってくると罹る人は結構多いんですか?

(永田)そうですね。男性の中で10人に1人くらいは前立腺がんになるといわれていて、女性でいうと乳がんと一緒くらいのレベルです。

(小高)乳がんはね、男の人もたまになるって言われていますけど、前立腺がんは男の人だけやもんね。

(つボイ)よかったなぁ。

(小高)(笑)でも、その数を聞くと、男性の方はみなさん非常に気になさるのは確かにそうですね。昔に比べて罹る人が増えてるとか減ってるとかそういうのはあるんですか?

(永田)昔に比べると非常に数が増えているので、日本が高齢化社会になってきている、長寿になってきている、あとはPSAという血液検査で分かるので、健康意識が高まっている、その2つが患者さんの数を押し上げている、というふうに思っています。

(つボイ)数が増えると聞くと悪いことに思うけども、そういう検査がきちっとやられているということですね。

(永田)そうですね。それで早期で見つかって治っていくと。それが一番僕らにとってはハッピーです。

(小高)早期に見つかったらホントに治るんですよっていうことだとすると、早期に見つけないでほったらかしておくとどうなるんですか?

(永田)ほったらかしておくとですね、骨とか肺だとかに転移して、そこに伴う症状が出てきたりとか、あとは骨がもろくなってくるのですぐ折れやすい骨になってしまいます。

(小高)前立腺がんの、前立腺だけの部分においては痛みが出てくるとかはないんですか?

(永田)そういうこともほとんどなく。

(小高)出血も?

(永田)ほとんどないですね。

(つボイ)これはがんに共通した感じですよね。あんまり症状がなくて、症状があらわれた頃にはもう…

(永田)ちょっと手遅れ。

(小高)前立腺がんは比較的治りやすいっていうけど、他に転移したら非常に難しくなってくるよっていうなんて種類のがんもありましたし。

(永田)そうですね、前立腺がんは転移しなければ、ほとんど5年生存率は100%に近いよって僕らはお話しするんですけど、転移している場合は、申し訳ないけど5年生存率は60%くらいかなっていうお話になってしまいます。

(小高)ちょっと脅すような流れで言っちゃいましたけど、だからこそ検査で転移する前に早く見つければ、比較的、そんなに心配しなくても良いですよって言っちゃっても良いですか?

(永田)言っちゃって良いと思います!

(つボイ)それとやっぱり、がんによってはスピードがありますよね。この前立腺がんはどうなんですか?

(永田)非常にゆっくりゆっくり、成長するんですね。

(小高)全般的に日本人って、検査の比率って、外国に比べて少ないよっていうのは他の病気の時にもよく言われてたと思うんですが、日本では、ほんとはもっと早く検査でわかってれば助かったのにというか、亡くなった方というのはどのくらいいらっしゃるんですか?

(永田)年間で1万人くらいの方は、前立腺がんで亡くなられているんですね。そういう方ははっきり言うと、転移がある状態で見つかった方がほとんどです。

(小高)今の先生のお話だと、早めに見つけていればきっと助かったであろうにということですね。

(永田)そうですね。

(つボイ)私なんか人間ドックはね、ちゃんとオプション入れてますもん。これ。

(小高)前立腺がんの?

(永田)素晴らしい!

(小高)またそんな検査についても、今後先生に伺っていきたいなと思っています。

(つボイ)何にしろ早期に発見するということですね!

(永田)そうですね。

 

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(つボイ)ということでね。長寿になってくると、ということでしょうね。長生きすればいろんなリスクも増えてくると。であるならば、早期発見・早期治療、これがポイントになるんだろうな、ということがわかります。

(小高)じゃあどうやったら早期発見が可能なのか?ということになりますよね!そのあたりのことも、今後このコーナーで伺っていきます。一宮西病院・泌尿器科部長の永田大介(ながただいすけ)先生でした。『健康のつボ~前立腺がんについて~』でした。

 

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CBCラジオ「健康のつボ~前立腺がんについて~」 第1回(令和3年1月6日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~前立腺がんについて~」 第1回(令和3年1月6日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、永田大介医師(一宮西病院泌尿器科部長)

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(小高)今日からこのコーナーは『健康のつボ~前立腺がんについて~』。昨今、日本で、罹患数増加が最も著しいと言われている「がん」、「前立腺がん」について、一宮西病院・泌尿器科部長の永田大介(ながただいすけ)先生にお話を伺っていきます。

(つボイ)前立腺がんというのは、男性がかかる「がん」ですよね。私も、年齢が年齢なのでちょっと気になります。

(小高)気になる。前立腺がんは、症状・ステージによって治療法がいろいろあるそうですが、一般的には手術療法なんですって。その手術には、開腹手術や腹腔鏡下手術など、いくつかの方法があります。
今回、前立腺がんについて教えていただく永田先生は腹腔鏡下手術が専門ということで、前立腺がんだけで400症例、腎臓を入れれば1000症例以上の実績があり、愛知県下のいろいろな病院で指導をされてきた腹腔鏡下手術のエキスパートでいらっしゃいます。

 

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(永田)前立腺がんというのはそれほど症状がない病気で、前立腺を全部取ってしまうので、手術自体はその先生が得意とする分野で行うのが一般的です。僕は腹腔鏡手術が好きなので腹腔鏡手術を行います。ロボットを使ってやられる先生もいれば、お腹を切ってやるのが得意だっていう先生もいて病院によって違うんです。

(小高)先生の病院の場合は何パーセントなんですか?

(永田)全て腹腔鏡の手術でやっております。

(小高)あ、じゃあ100パーセントですね。

(永田)はい。ほぼ100パーセントでやっております。

(小高)つボイさん。先生は腹腔鏡手術のエキスパートなんですって。

(つボイ)負担みたいなところからすると、腹腔鏡の方がいいかななんて思っちゃいますね。

(永田)腹腔鏡は、お腹を切る手術と比べて4分の1くらいの負担で手術ができます。

(つボイ)そうなんですね。

(小高)でも実際穴を開けないといけないですよね?その穴から中を肉眼で見るという点においては、お腹を切るより難しいんじゃ…。

(永田)切開手術ですと、手の触覚があるので非常にやりやすいんですけど、身体の負担を考えると腹腔鏡手術がいいんです。腹腔鏡手術自体は2000年頃からはじまりました。私も丁度2000年から、かれこれ20年やらさせていただいてます。

(小高)お、じゃあ当初からと。

(つボイ)そういうことですよ。

(永田)私の師匠はフランス人です。

(小高)わあ、じゃあフランス語ペラペラですか?

(永田)いや、フランス語全然できなくて怒られていました。

(小高)そうなんですね(笑)

(つボイ)フランスが腹腔鏡手術を盛んに行った発祥の地なんですか?

(永田)そうですね。腹腔鏡手術の技術自体は非常に難しいので、20例くらいやらなければ手術の流れだとか、実力というのはつかないんです。

(小高)20回くらいやれば、できるねという感じですか?

(永田)そうですね。卵からちょっと還ったくらいですかね。

(小高)100くらいやると?

(永田)ある程度できるようになったね、というくらいです。250やるともう神様のような領域になります。

(小高)なるほど…。さあここで、前立腺がんについても聞いていきたいと思います。

(つボイ)まず小高さん、前立腺がんって何かわからないでしょ。

(小高)あの~、女の人にはない病気。ぼんやりですけどあの辺の病気かなと思っています。

(つボイ)あの辺って(笑)ぼんやりとではいけないから、先生にしっかり聞いていきたいと思います。

(永田)男性のお腹の一番下にくっついているところです。膀胱の下にあってくるみくらいの大きさが正常と言われています。男性の生殖器のひとつです。

(小高)なんのためのものなんですか?

(永田)精子を作るところです。それがなければ人類は死滅しているので、男性でいうと生殖の大元というところです。

(小高)大事な場所ですね。で、そこにできるのが前立腺がんと。

(つボイ)日本は多いんですか?

(永田)日本は最近、非常に患者さんの数が増えてきてます。アメリカではいつもがんの中で罹患率1位ですが、日本でも1位になっています。

(つボイ)なぜ増えてきたのかという因果関係はあるんですか?

(永田)やはり食の欧米化があると言われています。

(小高)増えてきているということですね。今までこのコーナーでは様々ながんについて伺ってきました。比較的治りにくいがんと、治りやすいがんと分けられると思いますが、前立腺がんというのはどれくらいの位置づけになるんでしょうか?

(永田)非常に治りやすいがんと言われています。

(小高)お!じゃあちょっと安心ね。

(つボイ)それによく似た「前立腺肥大(ぜんりつせんひだい)」というのがありますよね。前に先生に「君ちょっとそれあるよ」と言われたことがあるんですけど…これはどういうものなんですか?

(永田)前立腺肥大症(ぜんりつせんひだいしょう)というのは、良性の前立腺にできる腫瘍で、前立腺尿道に近い部分がちょっと大きくなるのが前立腺肥大症です。

(つボイ)というと、それががんに変わって…なんてことは…。

(永田)それはがんには変わらないんです。

(小高)別物なんだ。

 

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(つボイ)だんだん分かってきましたね。男性しかかからない、ということは理解できますが、その男性の中でも罹患者数は、いま増えているんですね。

(小高)男性にとっては男性しかかからないから気になる病気ではありますよね。永田先生もおっしゃっていましたが、早期発見で完治する可能性が高いがんでもあるようです。今シリーズでは、前立腺がんについて詳しく教えていただきます。一宮西病院・泌尿器科部長の永田大介(ながただいすけ)先生でした。『健康のつボ~前立腺がんついて~』でした。

CBCラジオ「健康のつボ~ひざ関節痛について~」 第17回(令和2年12月23日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~ひざ関節痛について~」 第17回(令和2年12月23日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、巽一郎医師(一宮西病院整形外科部長 兼 人工関節センター長)

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(小高)水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~ひざ関節痛について~』。多くの日本人が悩んでいるひざ関節の痛みについて、一宮西病院・整形外科部長兼、人工関節センター長の巽一郎(たつみいちろう)先生にお話を伺っています。このシリーズが大変人気の高いシリーズだったんですけど、膝関節痛シリーズ、今日が最終回なんです。

(つボイ)高齢者に多いですよ、膝関節痛。膝が痛いと動かない、歩かない、歩かないと体が弱る、結局これ負のスパイラル。こういったことに繋がっていきますね。

(小高)金属製の人工関節を入れる手術は、全置換術というのと、半置換術という二つ、さらに体に負担の少ない低侵襲の手術、といったお話もありました。技術はどんどん進んでいるんですが、巽先生は何が何でも手術!というのではなくて、まずは原因を取り除くのが一番ということで、保存療法から入る、これを基本とされていらっしゃいましたね。今日は最終回ということですので、手術の前に膝関節痛を取り除くための基本、これをおさらい致します。

 

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(小高)原因を調べる。

(巽)痛み止め飲んでたら、原因は治らへんですわ。痛み止めてるだけやから。痛み止めて歩いてたら、よけい悪なってくんです。

(小高)そして人にもよりますが、先生のところに来る患者さんはすぐに手術をしてすぐに治してほしいっていう人が多いけれども、まず保存療法ができるかどうかを考えてみる。

(巽)まず説明して、最低3ヶ月は保存療法をやってもらいます。で全然変わらん人は、3か月後に手術ということは多いです。でも大体の人は、半分も痛みがなくなったら、「先生もうちょっと頑張ってみる!」って仰るんですよ。だから体感することは大事です。

(小高)その方法というのは、まず体重を落とす、それから歩き方を正しい歩き方に変える、そして太ももの筋肉を鍛える。

(巽)もう一つだけ出しといて宜しいですか?朝なんですけど、起きたらすぐみんなどこ行きます?

(つボイ&小高)トイレ行きます!

(巽)おしっこ行くでしょ?その前にね、ベッドの横に座って足をぶらぶら振るんです。大体30回、プラプラプラっと片足振る。これをやってからトイレ行ってもらいます。

(小高)トイレどうしても先に行きたいときは、後でもいいですか?(笑)

(巽)30回振るのに、1分かかりません!

(つボイ)そんなにぎりぎりまであんた寝てるんか、あんた。

(小高)しばらくうとうとと、気持ちいいなーって、トイレ行きたくなってやっと起きる。トイレ行った後やとまあすっきりしてますけどね。前の方がいいかな(笑)

(巽)これから寒いからね、ベッドで振るの大変やけど。これやるとね、ヒアルロン酸コンドロイチンいうのが出るんですよ。ヌルヌル液が出たら、軟骨がほとんどなくても、そんなに割れない。あんま痛くないんですよ。で寝て起きた時っていうのが、軟骨ってやつは一番乾いてるんです。寝てる間は歩かへんでしょ?1時間に1回くらい寝返りするだけ。軟骨って、7割水なんですよ。全部偏ってるんです。でぱっと起きたら、乾燥してるところで歩くと、軟骨減らすわけです。だから歩く前、朝起きてすぐが一番大事。30回振る。プラプラとね。これ大事です。

 

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(つボイ)まずは保存療法で痛みの原因を取り除くということですよね。

(小高)そして手術をするにしても、まず体重を減らしたり、高血圧や糖尿病を治療しておくのというのが必要ですよと。これは以前に教えていただきましたが、結局は生活習慣を見直して、日常的な健康の維持を保つということが、重要なんですね。

(つボイ)確かにその通り。どんな病気でもそういうことは言えますよね。周りから色んなことがあって病気になっていくのなら、その周りの色んなことを取り除いていく、ということだと思いますね。

(小高)今回のシリーズは、一宮西病院・整形外科部長兼、人工関節センター長の巽一郎(たつみいちろう)先生に、膝関節痛について伺ってきました。『健康のつボ~ひざ関節痛について~』でした。

 

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