令和元年度、臨床研修修了証授与式が執り行われました。
新型コロナウイルスの影響で例年よりも規模を縮小しての開催となりましたが、卒業する6名の先生方は新たなるステージでの決意を力強く語ってくれました。
当院での2年間の初期研修を終えた6名の医師が、新たなるステージへ旅立ちます。先生方の今後益々の発展とご活躍をお祈りします。
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CBCラジオ「健康のつボ~足は第二の心臓~」 第10回(令和2年3月11日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、市橋敬医師(一宮西病院循環器内科医長)
(小高)水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~足は第二の心臓~』。血管が専門の先生に血管の病気についてお話を伺います。ゲストは一宮西病院・循環器内科医長の市橋敬(いちはしけい)先生です。よろしくお願いします。
(つボイ)よろしくお願いいたします。
(市橋)よろしくお願いします。
(小高)今週は、先生のご専門『カテーテル治療』について伺っていきます。これは、このコーナーの心臓病でも脳卒中でも出てきましたから、「あれか!聞いたな」と思っている方もいらっしゃるかと思います。坪井さんや私に至ってはカテーテル経験者ですね。
(つボイ)経験者ですよ。私は心臓カテーテル。
(小高)心臓にカテーテルを通して、血管を広げる治療ですね。
(つボイ)詰まっているところを広げる治療でした。
(小高)私は不整脈でしたので、心臓まではいきませんがその前の部分をジュッと焼く治療でした。カテーテルと一口に言ってもいろんな治療があるのですよね。
(市橋)そうですね。細長いチューブ状の機械を使って治療することを、全般的にカテーテル治療と呼んでいます。つボイさんや小高さんのように、よくご存知の方もおられると思うのですが、お付き合いいただいてよろしいですか?
(小高)もちろんです!まず、『カテーテル』というのはどのようなものですか?
(市橋)大体1mmです。太いもので5 mmで、それ以上のものもあります。
(小高)ほう。このチューブを血管に通すのですよね?
(市橋)血管の中に通して目的の場所まで到達させて、そこで広げたりあるいは血の塊を吸ったり。そういった特殊な器具をさらに中に入れて作業していきます。
(つボイ)小高さんみたいに、ジュッと焼いたりすると。
(市橋)そうですね。『不正脈アブレーション』という名前がついています。アブレーション用のカテーテル器具を使って治療していきます。
(つボイ)なるほど。
(小高)先生の場合は足の治療ということになると思うのですが、足のカテーテル治療をするときはどういう状況の時ですか?
(市橋)これまでに話した、歩いてるとふくらはぎが痛くなってくる『跛行症状』ですね。この場合は、ひざの上までが治療対象となります。また一方で、血流不全で指に傷が出来て治らない患者さんは、膝から下を含めた全部の血管を治療対象にしております。
(小高)カテーテルを膨らますのですか?
(市橋)そうですね。カテーテルチューブの中に細い風船を入れていき、狭いところを広げます。風船で拡張が得られない場合は、ステントという金属製の網を中に留置して、広げた状態を確保して帰ってきます。
(小高)じゃあ、つボイさんの心臓の治療とよく似た感じですよね。
(市橋)そうですね。
(つボイ)膨らみっぱなしで、しぼんでないんじゃないかなと思っちゃうよね。
(小高)私もカテーテル入ったままじゃないかって…そんなことはないです。全く余計なこと言って。
(つボイ)ははは。失礼しました。
(小高)カテーテル治療をすると、一気に症状は良くなるのですか?
(市橋)そうですね。驚くほど良くなって、ゴルフで半分もまわれなかった方が「全部まわれるようになって良かったよ~」と言ってくれる方もいますし、傷があった方が嘘のように消えたりとか、劇的に症状が改善する方もいらっしゃっるので、こちらとしてもやりがいがある治療です。
(つボイ)手術はどれくらい時間はかかるのですか?
(市橋)幅はありますが、大体1~2時間で終わってしまいます。
(小高)スペシャルドラマを見ていたら終わっちゃうね。
(市橋)映画一本分くらいで終わりますかね。
(つボイ)でもその間、先生や看護師さんにとっては大変な2時間ですよ。
(小高)私らは寝ているだけですがね。入院はどのくらいの期間でしょうか?
(市橋)前日から入院して頂いて、治療して翌日退院する場合は2泊3日です。様子を見る場合は3泊4日あたりになるかと思います。
(小高)なるほど。カテーテルで広げてもらったら症状は良くなりますが、基本的に血管が詰まりやすくなるような悪い生活習慣を続けるとまた別のところが詰まってしまったりするのですか?
(市橋)そうですね。再発することも多いですので、生活習慣の改善というのが基本になるかなと思います。
(小高)つボイさんもね。1回心臓で広げてもらったから安心してたらいけないと。それは足も心臓も一緒ですよと。
(つボイ)そういうことですね。
(小高)はい。普段の生活から気をつけておきましょう!ということで今日も一宮西病院の市橋敬先生にお話を伺いました!来週も宜しくお願いします。新生活フロッピー『健康のつボ~足は第二の心臓~』でした。
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YouTube<一宮西病院>チャンネル【こどもの咳のお話】、最終回となる今回は「睡眠時無呼吸の精密検査」についてです。講師は一宮西病院・小児科部長の杉山剛医師です。
■一宮西病院WEB医療講座【こどもの咳のお話】
■第6回(最終回)「睡眠時無呼吸の精密検査」
■講師 / 一宮西病院・小児科 部長 杉山剛医師
CBCラジオ「健康のつボ~足は第二の心臓~」 第9回(令和2年3月4日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、市橋敬医師(一宮西病院循環器内科医長)
(小高)水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~足は第二の心臓~』。血管が専門の先生に血管の病気についてお話を伺います。ゲストは一宮西病院・循環器内科医長の市橋敬(いちはしけい)先生です。よろしくお願いします。
(つボイ)よろしくお願いいたします。
(市橋)よろしくお願いします。
(つボイ)足の動脈硬化は足だけの問題ではなく、心臓とか脳の血管の病気にもつながると聞いております。
(小高)それから足の動脈硬化によく似た症状があって、違う病気なんだけど見極めが難しいということでしたよね。脊柱管狭窄症(せきついかんきょうさくしょう)という病気、逆にそこまで心配することがないという下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)という病気など、足にまつわる色々なお話をこれまで伺ってきましたね。
(市橋)そうですね。正しい知識を持つことで、むやみに怖がったり、すぐに治療を始めないといけないのに放っておいたりすることがないようにしないといけません。
(小高)見極めること。
(つボイ)耳が痛いな・・・。
(小高)そして、両手・両足首の血圧を測るというABIという検査のことも教えていただきましたね。痛くないよと。
(つボイ)そうそう。
(小高)ただ先生、もし足の血管がすでに細くなっていた場合はどうすればいいでしょうか?
(市橋)足の血管が狭くなると言うのは、動脈硬化の病気が進んでいるという状況ですので、リスクとしては糖尿病や高血圧、喫煙なども原因の一つです。それらをひとつひとつコントロールし、治療中の方はしっかりお薬飲むことが大事かなと思います。
(小高)お薬もあるんですか?
(市橋)そうですね。足の場合は、まず血液をサラサラにするお薬を飲んでいただくことを治療の一環として始めさせて頂いております。あとは、よく歩いていただく。「運動療法」という言葉がありまして、初期の症状であれば、お薬と運動療法で緩和することが可能です。
(小高)運動か・・・。
(つボイ)運動はやっぱり大事ですよね。
(小高)でも、歩くと血管が太くなったりするんですか?
(市橋)元々一本の血管ではなくて、細い血管もありますので、太い血管が一本詰まってしまっても、細い他の血管を太く強くしてあげるという意味合いが運動療法にはあります。
(つボイ)なるほど。
(小高)歩くと身体は痩せて、血管は太くなるっていいこと尽くめですね。歩かないといけませんね。
(つボイ)運動はする・煙草はやめると。まさにこの『生活習慣病の対策そのもの』といっても過言ではないですよね。
(市橋)そのとおりです。
(小高)やっぱりそこに返っていくと。でも、運動だけではなんともならないよとそういう状況で病院に来られる方っていますよね。
(市橋)そうですね。十分な運動療法と内服治療をしても症状が残る方はいますので、血行再建(けっこうさいけん)というカテーテル治療や、バイパス手術というものを治療としておすすめしております。
(小高)カテーテル治療とバイパス手術というのがあるんですか?
(市橋)バイパス手術は血管を繋ぐ手術です。カテーテルは狭いところを広げる手術です。それぞれ一長一短あります。
(小高)なるほど。先生はカテーテル治療をメインにされているということなので、来週はカテール治療について先生に詳しく聞いていきたいと思っております。
(つボイ)私もカテーテルにお世話になった人間ですから。
(小高)心筋梗塞ですよね?
(つボイ)そうです。
(小高)はい、ということで今日も一宮西病院の市橋敬先生にお話を伺いました!来週も宜しくお願いします。新生活フロッピー『健康のつボ~足は第二の心臓~』でした。
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2020年3月8日(日)~3月14日(土)は世界緑内障週間です。これに合わせて日本緑内障学会では「ライトアップinグリーン運動」を実施し、緑内障啓発運動を行っています。一宮西病院も〔ライトアップinグリーン運動〕に参加、3月14日(土)までの毎日、5階展望レストランおよび正面玄関前をグリーンにライトアップしています。
●5階展望レストラン…24時間点灯
●正面玄関前…17時~22時の点灯
◎ライトアップinグリーン運動で伝えたいメッセージ(公式サイトより)
早期発見・継続治療・希望 40歳を過ぎたら眼の定期検診を!
早期発見の段階で緑内障にかかっている事に気づかれますように。治療開始後は、継続することが非常に大切であることを理解していただけますように。緑内障のために日常生活が制限されませんように、そして、そのためには、家族・仲間・主治医と一緒にがんばりましょう。緑の光は、「あなたの眼がずっと見えていますように」という希望の光でもあります。
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