CBCラジオ「健康のつボ~心臓病について~④」 第10回(令和元年12月4日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~心臓病について~④」 第10回(令和元年12月4日放送内容
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、寺村真範医師(一宮西病院循環器内科副部長)

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(小高)水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~心臓病について~』。日本人の死因の第2位の心臓病について専門の先生にお話を伺います。ゲストは一宮西病院・循環器内科副部長の寺村真範(てらむらまさのり)先生です。よろしくお願いします。

(寺村)よろしくお願いします。

(つボイ)よろしくお願いいたします。

(小高)はい。日本人の死因の第2位と。すごく多いということですよね。

(つボイ)他人事じゃないということですよね。私が心臓病になった時は、心臓が突然痛くなってしまい「これは病院にいくしかない!」といった状態でしたが、初期の場合はどんな症状があるんでしょう?

(寺村)病気にもよります。体のいろんなところでの痛みや、胸が圧迫されて締め付けられるような症状。不整脈であれば動機がするといった症状がでます。

(小高)「なんかちょっと痛い」「気持ち悪い」と言いながら心臓病だと気づかない方も結構いるのでは?

(寺村)そうですね。実はかなり重篤なことが起きていても、症状が出にくい方やご高齢な方には症状が強く出ないので、病院に来てみたら実は重症だったという方も中にはいらっしゃいました。

(つボイ)僕は気づいてよかった~。

(小高)つボイさんは心臓病の典型的な胸の激しい痛みがありましたもんね。つボイさんの症状で気づかない人はいないですよね?

(つボイ)そらそうですよ。心臓病だと思っていなくても苦しいから病院は行くよね。

(小高)少しでもおかしいなと思ったら病院に行って検査を受けた方がいいわけですが、そんな時はどんな検査をするのでしょうか?

(寺村)基本的には心電図、レントゲン、血液検査、心臓のエコーの検査あたりでしょうか。この検査をすれば心臓の状態の基本的なことは分かるので、ある程度の病気の多くは診断がつくかと思います。ただ狭心症の場合は、病院に来られている時は症状が治まるという方が多いので、そういう方は検査しても出ない場合があります。そういった場合には CT の検査などをしていきます。そこからさらに詳しく診断をする場合には、カテーテルの検査をします。細いチューブをマシーンに通して血管を写す検査などです。

(小高)それは検査なの?

(寺村)そうですね。まずは検査のカテーテルをするということになりますね。あとは治療のカテーテルがあります。

(小高)カテーテルと一口に言っても検査の場合と 治療の場合があるのですね~。

(つボイ)とにかく今の症状をきちんと自分で捉えて、検査をしてもらうことが大切ですね。

(寺村)あまり我慢をしすぎず、何でも早めに来られたほうがいいかなと思います。        

(つボイ)一過性の症状だと、病院へ行かないとかもできちゃうと思うんですけど。私の場合は絶対我慢できなかったから、とにかく病院へ行こうと思ったんです。

(寺村)心筋梗塞の場合は「これはおかしい」と来られる方が多いですけど、狭心症の場合ですと症状も一時的で、我慢できてしまうのであまり重症にとらえず病院に来ない方も結構いらっしゃいますね。

(つボイ)体からの信号はきちんと受け取らなければいけないね。

(寺村)早めに受診されるのがいいですね。

(小高)検査結果によって、どんな治療をすればいいのかというのは分かるのですか?

(寺村)そうですね。治療法を大きく分けると、お薬の治療、狭心症心筋梗塞に対するカテーテルの治療、あとはバイパスであったり、心臓の弁の置換術、心臓の開胸の手術です。治療も検査や診断の結果によってその都度変わります。

(つボイ)それにしてもきちんと検査をするということが大事。

(小高)つボイさんは少し前に病院に行って検査してたら、病気になってなかったかもしれないですね。

(寺村)狭心症の症状があらかじめ出ていたのでしょうか?

(つボイ)高血圧で肥満でした。

(小高)リスクがあったのね。自分で気をつけることができたのかもしれない・・・。

(つボイ)そうですね。血圧が高いことは苦痛でもないので、「まぁいいか」と思う方が多いかもしれませんが、心臓病に対してのリスクは背負ってますよねぇ。

(寺村)かなりリスクが高いですね。

(つボイ)血圧を測っていたら、後ろから覗き込んできた人に注意されたって言ってましたよね?

(寺村)ははは。

(つボイ)そうそう。「あんたあかんよぉ!」って言われたね。そしたら一週間後に倒れました。

(小高)そこで検査に行かないといけなかったのね。

(つボイ)本当にね。

(小高)はい。ということでございました!一宮西病院の寺村真範先生にお話を伺いました。先生、来週もよろしくお願いいたします。ありがとうございました。新生活フロッピー、『健康のつボ~心臓病について~』でした。

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中日新聞(本版)健康面に『良性発作性頭位めまい症』に関する取材記事が掲載されました

本日12月10日(火)付の中日新聞(本版/健康面)朝刊に、一宮西病院・宮田英雄名誉院長への取材による『良性発作性頭位めまい症』に関する記事が掲載されました。

【記事見出し】
症状改善へ運動療法有効
目の前グルグル…良性発作性頭位めまい症
診断受け正しい手順で

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めまいの中でも最も多いといわれる「良性発作性頭位めまい症」について、家庭でできる運動療法を紹介しています。同運動療法は下記から動画でも閲覧できます。合わせてご覧ください。


家庭でできる「めまい症」の運動療法

YouTube<一宮西病院>チャンネル【脳卒中のお話】第5回『未破裂動脈瘤と言われたら』

YouTube・一宮西病院チャンネルの<一宮西病院WEB医療講座>、【脳卒中のお話】第5回です。講師は一宮西病院・脳神経外科の伊藤圭佑医師です。

■一宮西病院WEB医療講座【脳卒中のお話】
■第5回「未破裂動脈瘤と言われたら
■講師 / 一宮西病院・脳神経外科 医長 伊藤圭佑医師


ユーチューブ医療講座「脳卒中のお話」~第5回未破裂動脈瘤~

◎当コンテンツは毎週末にUPします。ご期待下さい。

民放ニュース番組に当院医師が出演、インフルエンザ予防について解説しました

現在、愛知県は「インフルエンザ流行期」に入っています(11/28時点)。東海地方の学級閉鎖数も、昨年同時期に比べ6倍以上とのことです(11/18-24)。各種メディアにおいても、インフルエンザ特集が連日のように組まれています。今週12/2(月)・3(火)・4(水)の各日、民放ニュース番組に当院医師が出演、インフルエンザ予防等に関する解説・監修をしました。

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【メディア出演①】
●番組名:チャント!
●放送局:中部日本放送
●コーナータイトル:女性のからだクリニック/今が山場!インフルエンザ対策 ほか
◎出演(スタジオ生出演):一宮西病院 呼吸器内科副部長 竹下正文医師

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【メディア出演②】
●番組名:アップ!
●放送局:名古屋テレビ放送
●コーナータイトル:今年は流行が早い?今すぐできるインフルエンザ対策は/愛知でも急増…インフルエンザ対策
◎出演:一宮西病院 副院長・内科統括部長・感染対策委員長 森昭裕医師

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【メディア出演③】
●番組名:ワイドスクランブル
●放送局:名古屋テレビ放送
◎東海地方のお天気コーナー内で“インフルエンザ予防ポイント”を紹介、森副院長が監修。

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「こまめな手洗い」「十分な睡眠と栄養」「人ごみを避ける」「適度な湿度を保つ」、そして鼻と口をしっかり覆う「正しいマスクの着用」で、予防に心がけて下さい。

CBCラジオ「健康のつボ~心臓病について~④」 第9回(令和元年11月27日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~心臓病について~④」 第9回(令和元年11月27日放送内容
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、寺村真範医師(一宮西病院循環器内科副部長)

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(小高)水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~心臓病について~』。日本人の死因の第2位の心臓病について専門の先生にお話を伺います。ゲストは一宮西病院・循環器内科副部長の寺村真範(てらむらまさのり)先生です。よろしくお願いします。

(つボイ)よろしくお願いします。

(寺村)お願いいたします。

(小高)はい。ここ最近は「弁膜症」という心臓病について伺ってます。「狭心症」や、つボイさんが以前にかかってしまった「心筋梗塞」もありますよ~というお話でした。つボイさんのは急性の心筋梗塞ですよね。とにかくいやおうなく病院に駆け込んだのですか?

(つボイ)そうですね、すっごく痛かったの。

(小高)「一度検査してもらったらどう?」という信号はどんなものですか?

(寺村)つボイさんのように尋常じゃない痛みがある方は病院に来られると思うので、その場合は明らかにご自身でも分かると思いますが、「狭心症」の場合は、動くと息切れがするとか胸がなんとなく重苦しいという症状が出るので、それに近い症状がでると思い当たる時は受診していただければと思います。またそれほど多くはないですが、中には肩が痛い、顎が痛い、歯が痛いという症状が実は「心筋梗塞」と「狭心症」の初期症状であったというケースもあります。

(つボイ)私の友達がそうでしたね。

(寺村)そうですか。

(つボイ)何か胃がおかしいな・・・と思い胃薬を飲んでほっといたら手遅れになりました。僕なんかは、心筋梗塞の痛みで「なんて俺は不幸なんだ」と思いましたが、心筋梗塞になるなら胸が痛いほうが幸せなのですかね。

(寺村)その方が分かりやすいですね・・・。

(小高)そういった時に内科さんにかかると思いますが、内科の先生でも「これは心臓病だ!」と判断できるのですか?

(寺村)医者の間では「狭心症」と「心筋梗塞」には胸以外の胃や肩、歯が痛いという症状があるということは一般的に知られていることです。ですので、患者さんの症状や、先生の専門、経験にもよりますが、例えばご高齢で糖尿病や高血圧がある方、そういった病気になりやすい方は、これら症状がある方なら先生は心臓病を疑って検査してもらえると思います。

(つボイ)どんな検査をするのですか?

(寺村)標準的な検査は、心電図、胸のレントゲンです。あと「弁膜症」に関しては心臓の超音波(エコー)の検査です。これらをすれば、ある程度はそれらの病気は診断がつくと思います。

(小高)あれ?と思ったらまずは検査してもらったほうがいいですよね。

(つボイ)年だと思ったら、こういう病気の場合もあるわけだと・・・。

(寺村)はい。心筋梗塞のことを頭においてもらい、「もしかしたら・・・」と意識していただくと良いかもしれませんね。

(小高)本当はそもそもならないように、普段の生活をきっちりしてないといけないと思いますが、ならないためにはどうしたら良いのでしょうか?

(寺村)生活習慣に気をつけると言ってしまえばそうなのですが、具体的には「心筋梗塞」や「狭心症」であれば高血圧とか糖尿病とかコレステロールなどが原因となります。それらが悪くならないように、ひとつは食事療法です。塩分や糖分、脂肪分を控えることです。

(小高)全部好きなもの!

(寺村)ははは。

(つボイ)体に悪いものって美味しいなぁ!

(小高)でも気をつけないと・・・。

(寺村)そうですね。それらを控えていただくことが大切です。あとはタバコも心臓に非常に悪いので、吸っている方は必ず禁煙する必要がありますし、運動も大事なので、できれば定期的に毎日20分、30分歩く有酸素運動を継続して行う事が心臓病の予防になります。

(小高)ムキムキになる必要は?

(寺村)ないですね、ジョギングや散歩、軽く自転車をこぐなど。それぐらいでいいと思います。

(小高)やっぱりできることから始めていかないとね。

(つボイ)あの、お酒はどうでしょうか?

(寺村)お酒はお酒のみならいいですが、多くの方はお酒とセットでタバコを吸ったり、塩分の濃いおつまみを食べたりするので、それは良くないですね。単純にお酒のみであればそこまでは悪くないです。

(つボイ)枡酒のふちに塩をばーっとふって飲むのが美味しいのよ。でもいけないねぇあれは・・・。

(小高)なかなかね、難しいことは重々承知ですが、自分の体のためにしっかりとコントロールいたしましょう。

(つボイ)はい!そうだと思います。

(小高)ということでございました!一宮西病院の寺村真範先生にお話を伺いました。先生、来週もよろしくお願いいたします。ありがとうございました。新生活フロッピー、『健康のつボ~心臓病について~』でした。

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一宮西病院は、年末年始期間中も一部診療を行います

2019年~20年の年末年始は、大手民間企業では最大10連休になるとも言われていますが、地域医療を担う一宮西病院では、年末年始の大型連休中も下記の通り一部外来診療をいたします。

【2019-20年 年末年始の診療スケジュール】

●12月27日(金) ・・・ 通常診療
●12月28日(土) ・・・ 通常診療(※1)
●12月29日(日) ・・・ 休診
●12月30日(月) ・・・ 休診
●12月31日(火) ・・・ 診療【9:00~12:00】(※2)
●1月1日(水) ・・・ 休診
●1月2日(木) ・・・ 休診
●1月3日(金) ・・・ 休診
●1月4日(土) ・・・ 通常診療
(※1)
●1月5日(日) ・・・ 休診
●1月6日(月) ・・・ 通常診療

◎救急外来は、年末年始も24時間体制で診察いたします。

(※1)通常の土曜診療となります。午後の外来診察はありません。
(※2)外来診療を行うのは、次の診療科です。⇒ 
内科、消化器内科、内分泌内科、循環器内科、呼吸器内科、脳神経内科、外科、脳神経外科整形外科、耳鼻咽喉科泌尿器科、小児科、眼科、皮膚科、産婦人科(妊婦検診除く)

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一宮西病院は、●24時間365日、いつでもどんな怪我や病気も断らない ●最新の設備と高度な医療技術の提供 ●患者さま中心のきめ細かい医療サービスの実践…を基本方針に、地域のニーズに沿った、患者さん中心の医療を目指して参ります。

YouTube<一宮西病院>チャンネル【脳卒中のお話】第4回『くも膜下出血とは』

YouTube・一宮西病院チャンネルの<一宮西病院WEB医療講座>、【脳卒中のお話】第4回です。講師は一宮西病院・脳神経外科の伊藤圭佑医師です。

■一宮西病院WEB医療講座【脳卒中のお話】
■第4回「くも膜下出血とは
■講師 / 一宮西病院・脳神経外科 医長 伊藤圭佑医師


ユーチューブ医療講座「脳卒中のお話」~第4回くも膜下出血とは~

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