11月9日(金)に開催された「教えて在宅療養」の出前講座に、尾西記念病院リハビリテーション科の言語聴覚士、森田裕子が講師として参加させて頂きました。
今回は、一般地域住民の方々に向けた在宅療養に関する講座が開催され、『食べるを支えるための知識と支援』とのタイトルのもと、歯科医師・訪問看護師・言語聴覚士が各々の立場から講演を行いました。
歯科医師から『オーラルフレイル』を中心に、その原因から予防についてのお話がありました。また、言語聴覚士からは『食べる(摂食嚥下)』について、摂食嚥下障害の原因やメカニズム、『自宅でできる嚥下訓練』などの紹介を行いました。訪問看護師からは訪問看護に関する簡単な紹介動画や、利用対象者の事例紹介の話がありました。
講演後、来場者の方々とお話しする機会が設けられておりました。来場者の方々は比較的、摂食・嚥下障害に対して関心が高く、自身に起こったエピソードを交えての質問や、今は問題が無くても将来的に起こりうる事について、どんなことをしていけばよいのか等の質問がありました。
講師としての参加でしたが、参加者に興味を持って頂きながら、分かりやすく伝える講演の難しさと、一般の方々の意識の高さを実感できる貴重な体験となりました。
今後も専門職として地域に貢献できるよう、このような機会があれば積極的に参加していきたいと思います。
尾西記念病院リハビリテーション科 言語聴覚士 森田裕子