東海ラジオ「飛び込みマイク」で「上林記念病院・企業メンタルヘルス事業部」が紹介されました

昨日、東海ラジオ・午後ワイド番組内『飛び込みマイク』で、上林記念病院の「企業メンタルヘルス事業部」が紹介されました。臨床心理士の斉藤和哉が、レポートドライバーの稲葉浩美さんとの掛け合いで、企業メンタルヘルス事業部の取り組みを紹介しました。

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■出演:社会医療法人杏嶺会 上林記念病院 企業メンタルヘルス事業部 臨床心理士 斉藤和哉(さいとうかずや)
■聞き手:東海ラジオレポートドライバー 稲葉浩美(いなばひろみ)さん

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(稲葉)本日は、一宮市奥町にあります上林記念病院にお邪魔しております。上林記念病院 企業メンタルヘルス事業部の斉藤さんにお話をお伺いします。こんにちは、よろしくお願いします。

(斎藤)よろしくお願いします。

(稲葉)まずは、病院や斉藤さんのことについて教えて下さい。

(斎藤)私が勤める上林記念病院は、精神科を基盤とする複合的な機能を有する病院です。そこで臨床心理士として勤めております。昨年は公認心理師の国家資格を取得しました。

(稲葉)最近は、うつとかよく聞きますよね。心のケアについて社会のニーズが高まっていると思います。斉藤さんは、企業メンタルヘルス事業部というところにいるということですけども、精神科の病院と企業のつながりについて教えて下さい。

(斎藤)私たちは、働く人のこころの健康を守り、病気にならないように手助けすることが仕事です。つまり、病気の治療というよりも、予防に近い形です。

(稲葉)最近はこころの病気も大変増えておりますので、こころの健康のための活動という事ですね。では具体的にどのような内容なんでしょうか?

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(斎藤)はい、ひとつは平成26年から始まったストレスチェックです。ストレスチェックというのは、年に一度、ストレスの程度をご自身が把握し、心の病気への防止につなげる事が目的です。しかし多くの場合、この制度が心の健康につながってないのが現状なんです。

(稲葉)ストレスチェック、聞いたことがあります。職場で毎年行っているという方もいるかと思います。こころの健康に繫がっていない理由についてはどのようにお考えですか?

(斎藤)はい、私は日本の文化というか国民性がひとつあげられると思っています。つまり、ストレスと聞くと、ストレスは感じてナンボとか、人には言いたくないとか、かっこ悪いとか、そういう印象を持つ人が少なくないと思います。

ですので、ストレスを強く感じた場合も一人でこっそり泣いたり、食に走ったり、人によっては「しょうがない」とすぐに割り切ってしまう人もいます。

(稲葉)確かにストレスを感じているのは自分だけじゃないから、甘えてはいけないとか、考えるかもしれないですね。

(斎藤)はい、そこなんです!ストレスは強いはずなのに、そのストレスをあまり重要視しない傾向があります。あるいは問題と感じてはいるものの、人のマイナス評価につながる不安から言い出せない事もあります。そのため、欧米ではカウンセリングは一般的であるのに、日本ではなかなか敷居が高いままなんです。

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(稲葉)確かに、ストレスを感じても我慢して知らずに溜めてることは私もありますよね。ではどうすればいいのでしょうか?

(斎藤)ストレスを多く抱えてしまう事は決して人の弱さからではないので、自分だけでなんとかしようとするんじゃなく、職場と専門家が連携して従業員の健康を守っていく視点が必要と考えています。これはいま話題の、働き方改革にも繫がってくると思います。

(稲葉)具体的にはどんなことが効果的ですか?

(斎藤)社内で心の専門家とともにストレスチェックをもとにした会議をしたり、専門家による個人面談をすることも重要と考えています。

(稲葉)素人ではなかなかストレスの扱いは難しいかもしれませんよね。そのようなときは斉藤さんのような方を頼ればいいのでしょうか?

(斎藤)はい。今回国家資格化された公認心理師が、今後社会のニーズに応えられるよう、私も頑張ります!

(稲葉)本日は斎藤さん、ありがとうございました。

 

東海ラジオWEBサイトはこちら
https://www.tokairadio.co.jp/reporter/mic/entry-46689.html

◎上林記念病院 企業メンタルヘルス事業部のWEBサイトはこちら
https://www.anzu.or.jp/kamibayashikinen/mental-health/

 

一宮西病院・放射線科のCT画像が「画論26th The Best Image」にて優秀賞を獲得しました

昨年12月16日(日)、東京国際フォーラムにて『画論26th The Best Image』の最終審査・発表式が開催されました。「画論」とは、全国の医療機関よりエントリーされた臨床画像を、“診断・治療に必要な画像のクオリティ”はもとより、“被検者へのメリット”、“撮影・処理技術の工夫”など臨床価値を総合的に判断し、<最良のイメージ>を選定する試みです。今回で26回目の開催となります。

一宮西病院・放射線科が応募したCT画像は、その臨床的意義と撮影技術が高く評価され、「優秀賞」に選出されました。当院の放射線科は、今後も優れた臨床応用技術を最大限活用し、新分野を切り開く努力を惜しみません。

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CBCラジオ「健康のつボ~脳卒中について②~」 最終回(平成31年3月28日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~脳卒中について②~」最終回(平成31年3月28放送内容) 
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、宮嵜章宏医師(一宮西病院 ストロークチーム・脳神経外科部長)

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(小高)毎週この時間は「健康のつボ」です。日本人の死因第3位となっている『脳卒中』について伺っています。ゲストは一宮西病院ストロークチーム・脳神経外科の部長、宮嵜章宏先生です。よろしくお願いします。

(宮嵜)よろしくお願いいたします。

(小高)先週『脳卒中を予防するための10か条』というのを先生にお聞きしたんですけれど、いろんなキーワードがありました。例えば「糖尿病」を放っておいたらダメですよとか、「高血圧」とか「不整脈」とか。ただ先生、実際に高血圧の人は普通の人よりもどのぐらい脳卒中になるリスクがあるんですか?

(宮嵜)そうですね、やはり血圧が高ければ高いほど脳卒中になりやすいということは知られています。例えば血圧が180 以上になると、脳卒中の危険性が6倍になるといわれています。それは脳卒中だけでなくて、最近では社会的な問題にもなっている認知症、もしくはアルツハイマー病も生活習慣病と関係しているということが言われています。脳卒中を予防するというのは、いわゆる認知症の予防にも繋がるんです。

(小高)なるほど。アルツハイマーも脳の病気ですもんね。

(宮嵜)そうです。「脳卒中」と「認知症」は寝たきりになる大きな原因なので、予防10か条を意識して予防していって欲しいです。

(つボイ)10か条でいわれているのは、基本的な生活姿勢ですからね。

(宮嵜)そうですね。

(つボイ)やっぱり当たり前のことが病気を防ぐのであって、いかに当たり前でないことを僕らがやっているかですよね。ついつい塩辛いものをたくさん食べたりとか。

(小高)発症したら命に関わる重大なことになってしまいますので、本当に気をつけないといけない。ただ、そうやって気をつけていても、脳卒中にもなっちゃう場合もあるんですよね?

(宮嵜)そうなんです。そこで、脳卒中の場合は早く病院にかかることが大切ですので、『FAST(ファスト)』という標語を覚えていただきたいです。『このような症状がでたらすぐに病院に行きましょう』というものです。FはFace(顔)、片側の顔面が歪んだり唇が下がってきてしまう。AはArm(腕)、突然片腕に力が入らなくなる。SはSpeech(ことば)、ろれつが回らなくなったり言葉が出てこなくなる。最後のTはTime(時間)、一刻も早く病院に来てください、という標語です。

(つボイ)顔の片側が歪む、手も片方が麻痺するということで、両方ではなく“片方”というのが特徴ですね。

(宮嵜)はい。脳と言うのは左右別々になっていますので、左右片方に症状が出るのが脳卒中の特徴ですね。

(小高)私は最近、上の物を取ろうとすると腕が上がらないんですが、それは両腕だから違いますね。

(つボイ)それは五十肩や。

(小高)・・・最近、ほっぺたがちょっと落ちてきた感じがするんですけど・・・。

(つボイ)それは加齢。

(小高)そうですか・・・。

(つボイ)それにあんた、ほうれい線も出てきて・・・。

(小高)それは今は関係ないです!えー、そして病院ではチームを組んで、24時間365日患者さんを受け入れられる体制作りに先生方は取り組んでいるんでしたよね。

(宮嵜)そうですね。ストロークチームという、神経内科の先生と僕ら脳神経外科が内科と外科の垣根を越えて、さらに看護師さん、リハビリのスタッフ、薬剤師さん、歯科衛生士の方も含めてチーム組んで、脳卒中の治療に取り組んでいます。チーム組むことによって、脳卒中にかかった方が少しでも後遺症はなく社会復帰されるように努力しています。

(つボイ)こうやってお話を聞くとちょっと心強くなりますよね。

(小高)先生、どうもありがとうございました。

(宮嵜)ありがとうございました。

(小高)一宮西病院の宮嵜章宏先生でした。「健康のつボ~脳卒中について~」でした。

 

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平成31年度・杏嶺会入職式が執り行われました

本日一宮西病院におきまして、平成31年度 杏嶺会入職式が執り行われました。今年度は常勤医師29名(うち臨床研修医10名)、常勤看護師62名を含む総勢188名が入職、職員数は医療法人全体で2,623名、杏嶺会グループ全体では2,791名となりました。

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また本日は、ケーブルテレビ「ICCチャンネル」の取材も受けました。その模様は4月5日(金)「街ネタプラス」にて紹介されます。
■番組名:街ネタプラス
■チャンネル:ICCチャンネル12(地上デジタル12ch)
■放送日時:4月5日(金)6:30~/7:30~/9:30~/12:30~/16:30~/19:30~/22:30~、4月6日(土)・7日(日)両日とも7:00~/10:00~/17:00~/22:00~(計15回放送)

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本日入職した職員の多くが、新社会人生活を当法人でスタートさせることになります。杏嶺会の一員としてはもちろん、一人の人間としても大きく成長し、職場や地域社会で活躍されることを期待します。

CBCラジオ「健康のつボ~脳卒中について②~」 第7回(平成31年3月21日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~脳卒中について②~」第7回(平成31年3月21放送内容) 
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、宮嵜章宏医師(一宮西病院 ストロークチーム・脳神経外科部長)

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(小高)毎週この時間は「健康のつボ」です。日本人の死因第3位となっている『脳卒中』について伺っています。ゲストは一宮西病院ストロークチーム・脳神経外科の部長、宮嵜章宏先生です。よろしくお願いします。

(宮嵜)よろしくお願いいたします。

(つボイ)やっぱり皆さんも関心が高いとみえて、お便りをたくさんいただいております。ペンネーム『就活ことはじめ』さんからは『普段は聞くだけリスナーです。でも妻のことで聞いてもらいたくてメールしました』。

(小高)聞いて聞いて!

(つボイ)このコーナーにはどうしても聞きたいことがあるんでしょうね。どういうことかと言いますと、『去年の秋に私が健康診断をした時、もう10年近く何もしてこなかった妻に「一緒に受けよう」と誘いました。結果、妻は脳の MRI で『先天性脳動静脈奇形』と診断され、紹介先の病院で精密検査をしました。お医者さんは「今すぐどうこうということはないが、どうして検査しちゃったの?知らなければ知らないままで生活していけたのに!」と妻に言ったそうです。小さい頃に死んでいたかもしれないし、普通に天寿を全うする人もいる病気だそうであります。分かってしまったんだから悩んでも仕方がないし、夫婦二人でこの病気と付き合っていくつもりでおります。もし普段の生活で何か注意した方が良いことがあるならば、是非お聞きしたいと思います』と、こういうお便りです。

(宮嵜)なるほど。

(つボイ)まず先生の「どうして検査しちゃったの」というのはちょっと驚きですね。

(小高)この『先天性脳動静脈奇形』は「どうして調べちゃったの?」っていわれるようなものなんですか?

(宮嵜)いえいえ、いろんな検査をすると予期しないものが見つかってしまうというのはあることです。この『先天性脳動静脈奇形』は先天的なものですから、これが見つかったからといって今すぐにでも治療しなければならないということは少ないです。特にこの方は症状がない方ですので。けれども、今回調べてこれが見つかったことによって、“次にどういうことが起こりやすいか”ということをきちんと把握することできるわけです。なので、すごく心配しなければならないというわけではなく、こういうものがあるということで次のリスクを予防していく、生活の参考にしていくのが良いと思います。脳卒中にしても予防する方法はたくさん言われています。例えば血圧、糖尿病、コレステロール、タバコ、アルコール、食事、睡眠などをしっかり管理して、生活の中で脳の病気を予防していってください。

(つボイ)普段の生活の中で、そういうことを守っていけば心配しすぎることはない、ということですね。

(宮嵜)そうです。

(小高)前に「日本脳卒中協会」が出している、とてもわかりやすい『脳卒中予防10か条』というものを先生に教えていただきました。復習で、私がザザザっと読み上げていきます。

 

脳卒中予防10か条】

1. 手始めに 高血圧から 治しましょう
2. 糖尿病 放っておいたら 悔い残る
3. 不整脈 見つかり次第 すぐ受診
4. 予防には たばこを止める 意志を持て
5. アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
6. 高すぎる コレステロールも 見逃すな
7. お食事の 塩分・脂肪 控えめに
8. 体力に 合った運動 続けよう
9. 万病の 引き金になる 太りすぎ
10. 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ

 

(小高)ということですので、今日お便りをいただいた方も、それに私たちも、守っていかなきゃいけないですね。

(つボイ)やっぱり病気と言うのは日頃の生活から起こってくるんですね。

(小高)10か条の中で、つボイさんは引っかかるのが何個かあったでしょ?

(つボイ)小高さんも何個かあったでしょ?

(小高)皆さんも何個かあったでしょ?気をつけましょう!

(つボイ)ということでありました。先生、ありがとうございました。

(宮嵜)ありがとうございました。

(小高)一宮西病院の宮嵜章宏先生でした。皆さんも脳卒中や心臓病に関して専門家の先生に教えて欲しいことがあったら、このコーナーまでお寄せください。

(つボイ)質問お待ちいたしております。

(小高)「健康のつボ~脳卒中について~」でした。

 

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CBCラジオ「健康のつボ~脳卒中について②~」 第6回(平成31年3月14日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~脳卒中について②~」第6回(平成31年3月14放送内容) 
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、宮嵜章宏医師(一宮西病院 ストロークチーム・脳神経外科部長)

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(小高)毎週この時間は「健康のつボ」です。日本人の死因の第3位となっている『脳卒中』について伺っています。ゲストは一宮西病院ストロークチーム・脳神経外科の部長、宮嵜章宏先生です。よろしくお願いします。

(宮嵜)よろしくお願いいたします。

(つボイ)今日もお便りをいただいております。ペンネーム『小太りかあさん』というあま市の方なんですけれど、『つボイさん、小高さん、こんにちは。心臓の話も脳卒中の話もお2人がやけに熱心で、前のめりなのが面白いです』。

(小高)私たちは予備軍なんでね。

(つボイ)この番組内にも色んなコーナーがありますが、どうしてもこのコーナーはググググッと真剣に入り込んでしまいますよね。それを感じている方がいらっしゃったんですね。お便りの続きです。『血圧の高い舅、肥満気味な姑(私も人のことは言えないけれど)など家族のために勉強にもなります。今年の冬は寒かったり暖かかったり気温差がとても大きく、まだ若い(つもりの)私でも体のしんどい日がありますが、脳卒中はやっぱり冬に発症することの方が多いのでしょうか?また発症を防ぐ方法はありますか?』という質問です。

(小高)は~、季節は関係あるんですか?

(宮嵜)冬は気温の寒暖差が激しいので血圧が上がりやすいんです。ですから脳卒中の中でも、特に血圧が関連した『脳出血』とかは冬に多いと言われています。ただ全体的に言うと、季節関係なくおしなべて平均的に脳卒中は起こります。

(小高)だから、「冬に多いから夏は大丈夫」とは思ってはいけないんですね。

(宮嵜)そうですね。夏でも脳卒中は起こりやすいと言われていますね。

(小高)脳出血とはどういう症状でしたっけ?

(宮嵜)脳出血とは脳の中の血管が切れて、いわゆる手足の麻痺や言語障害など、突然脳の障害が出てしまうという病気です。血管が切れる病気ですので、原因はほとんどの場合は高血圧で、もう1つの要因は飲酒です。

(小高)つボイさんは高血圧、私は飲酒。

(宮嵜)逆に言うと、それはコントロールできますので。

(つボイ)小高さんはできひんやん。全然できひんやん!

(小高)いやいやいやいや・・・命かかっていたらやりますって!

(つボイ)やるの~?

(宮嵜)ちゃんと適量を守ってね。

(小高)ほら、適量ならね。

(つボイ)あんたの言う適量は、全然適量じゃないでしょ。

(小高)いやー・・・気をつけなきゃいけないですね・・・。

(宮嵜)それと、冬になって血圧が上がり過ぎないように、普段から血圧のコントロールをするということが非常に大事です。

(つボイ)「血圧計とかで毎日計りましょう」というのは、自己管理をする・認識をする、ということでも大事なんですね。

(宮嵜)そうですね。冬に血圧が上がりやすいという方も多くいらっしゃるので、普段から血圧を定期的に測って上がり過ぎないようにしていくというのが予防には非常に大事になってきます。

(小高)だって出血しちゃったらどんどん脳が損傷していって、損傷したところはもう修復できないんですもんね。

(宮嵜)そうです。一度脳出血を起こされると脳が壊されてしまうので、あまりにも大きな出血になってしまうと命にかかります。その場合には緊急手術になる場合もありますし、緊急手術はならないにしても脳の損傷によって重篤な後遺症が残る可能性があるということでは非常に怖い病気です。

(つボイ)人間の体って、例えばちょっと手を怪我してもスッと治っていくじゃないですか。脳は治らないんですか?

(宮嵜)出血は自然に吸収されていくんですが、脳細胞は再生機能という、つまりもう1回戻るという機能がないんです。

(つボイ)そこが厄介なことですね、この病気の。

(小高)だから発症してしまったときは先生のお世話になって、適切な処置をしていただくわけですけれども、やっぱり1番良いのは予防して、脳卒中にならないことです!だからつボイさんは血圧を測る!

(つボイ)小高さんは酒を適量にする!

(小高)はい、気をつけようと思います。一宮西病院の宮嵜章宏先生でした。皆さんも脳卒中や心臓病に関して専門家の先生に教えて欲しいことがあったら、このコーナーまでお寄せください。

(つボイ)質問お待ちいたしております。

(小高)「健康のつボ~脳卒中について~」でした。

 

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ドクターが疾患・治療を解説する広報誌「アプリコット通信」がリニューアルしました

一宮西病院の広報誌「アプリコット通信」は、特定の疾患や治療をテーマに、専門のドクターがインタビュー形式で解説する情報誌です。この度シリーズ全体をリニューアルしました。

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現在vol.12まで発行された広報誌が、院内各フロアにある専用ラックに設置されています。ご自由にお持ち帰りいただけることは勿論ですが、これらの内容は一宮西病院のホームページでも「特集インタビュー」として掲載されています。

◎特集インタビューはこちら

vol.1 がんに関する3つのこと
https://www.anzu.or.jp/ichinomiyanishi/special/special_interview/interview_7/

vol.2 脳卒中に関する5つのこと
https://www.anzu.or.jp/ichinomiyanishi/special/special_interview/interview_6/

vol.3 消化器内視鏡の3つのチカラ
https://www.anzu.or.jp/ichinomiyanishi/special/special_interview/interview_5/

vol.4 乳がんに関する5つの疑問
https://www.anzu.or.jp/ichinomiyanishi/special/special_interview/interview_4/

vol.5 狭心症心筋梗塞にまつわる5つの基礎知識
https://www.anzu.or.jp/ichinomiyanishi/special/special_interview/interview_3/

vol.6 人工関節手術に関する4つの疑問
https://www.anzu.or.jp/ichinomiyanishi/special/special_interview/interview_8/

vol.7 小さい傷で行う心臓手術【MICS】の3つの話
https://www.anzu.or.jp/ichinomiyanishi/special/special_interview/interview_11/

vol.8 腹腔鏡手術の3つのこと
https://www.anzu.or.jp/ichinomiyanishi/special/special_interview/interview_1/

vol.9 子どもの咳 意外と知られていない3つの原因
https://www.anzu.or.jp/ichinomiyanishi/special/special_interview/interview_10-1/

vol.10 肩の痛みに関する3つの知識
https://www.anzu.or.jp/ichinomiyanishi/special/special_interview/interview_09/

vol.11 前立腺がん6つのポイント
https://www.anzu.or.jp/ichinomiyanishi/special/special_interview/12/

vol.12 緑内障 知っておきたい5つのこと
https://www.anzu.or.jp/ichinomiyanishi/special/special_interview/2/

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「最新の設備と高度な医療技術の提供」が一宮西病院の基本方針のひとつです。地域の皆さんに提供できる当院の医療技術について、今後も引き続き広報誌やホームページで紹介して参ります。