YouTube<一宮西病院>チャンネル【こどもの咳のお話】第2回『咳の原因は?』

YouTube<一宮西病院>チャンネル【こどもの咳のお話】、第2回は「咳の原因」についてです。講師は一宮西病院・小児科部長の杉山剛医師です。

■一宮西病院WEB医療講座【こどもの咳のお話】
■第2回「咳の原因は?」
■講師 / 一宮西病院・小児科 部長 杉山剛医師


ユーチューブ医療講座「子どもの咳のお話」~第2回咳の原因は?~

CBCラジオ「健康のつボ~足は第二の心臓~」 第3回(令和2年1月22日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~足は第二の心臓~」 第3回(令和2年1月22日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、市橋敬医師(一宮西病院循環器内科医長)

f:id:kyouryoukai:20200129082732p:plain

(小高)水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~足は第二の心臓~』。血管が専門の先生に血管の病気についてお話を伺います。ゲストは一宮西病院・循環器内科医長の市橋敬(いちはしけい)先生です。よろしくお願いします。

(つボイ)よろしくお願いいたします。

(市橋)よろしくお願いします。

(小高)先週、先生には血管の構造を教えてもらいましたね。覚えていますか?

(つボイ)分かりやすかった。バームクーヘン。血管を輪切りにするとバームクーヘンのような三層になっているということでしたね?

 (市橋)合ってます。

(つボイ)バームクーヘンやちくわは穴が小さくてもいいけど、血管の穴は大きい方がいいぞということでしたね。

(小高)血管の「穴が小さくなる」というのはどういう状況ですか?

(市橋)血管の一番内側のいわゆる「内膜」と呼ばれる部分に、コレステロールやカルシウム(骨と同じ成分)が沈着する…そうすると中にどんどん分厚くなった皮が張り出し、血管の中を狭めてしまい、血液の流れるところを阻害する。それが動脈硬化という病気になります。

(つボイ)血液が流れにくくなると。詰まることもあるんですか?

(市橋)内膜が剥がれていわゆるニキビが潰れたような状態になり、そこに血の塊がくっつきます。そうすると、それまでわずかながら血液が流れていた場所を血栓(血の塊)が占拠してしまうことで、一気に血管の中が詰まってしまうことがあります。

(小高)詰まってしまうと、その先には血液が行かなくなるから大変なことが起こると。

(市橋)それが頭で起これば脳梗塞になりますし、心臓で起こりますと心筋梗塞という病気になります。

(小高)足で起こると?

(市橋)足の場合は、足の先が真っ青になり痛くて歩けなくなります。ただし徐々に血液が詰まっていく人の場合は、こいういった症状がある人もいれば、ない人もいます。

(小高)ちなみに詰まるとすごく痛いですか?

(市橋)急激に詰まった場合は、大の大人が叫び声をあげるぐらい痛いですね。

(つボイ)あら…怖いですね。でも、痛い方がすぐ分かって回避できますもんね。痛くない場合もあるわけでしょう?

(市橋)そうですね。動脈硬化というのは慢性疾患(ゆっくり進んでいくもの)ですので、歩いていれば症状が分かるのですが、歩かなくなるお歳になると、症状が出ず気づかないことがあります。

(つボイ)気づいたときにはえらいことになると。

(市橋)そうですね。そのときには足も脳も心臓も…という方がおられます。

(小高)先生…『歩かなくなるお年頃』と言われるとドキドキするんですけれども、私くらいの年齢の人は血管が悪いのかどうか調べる方法はあるんでしょうか?

(市橋)簡単な方法があります。手と足の血圧を測る「エービーアイ」という検査があります。それと「CAVI(キャビ)」といって血管年齢が測れる方法があります。

(つボイ)私はレントゲンなどの検査を経験してきましたけど、CAVIはどうやって測るんですか?

(市橋)横になっていただいて、手と足の血管を一度に測ります。大体時間は5分くらい。血圧計を巻くだけですので痛みを感じることはありません。

(小高)血管年齢が分かると具体的に何が分かってくるのですか?

(市橋)血管の硬さです。どれくらい硬くなっているのかをみます。

(小高)どのくらいの年齢になると気になりますか?

(市橋)大体、男性は70歳以上、女性は75歳以上がこのような病気が多くなります。

(小高)あ…よかった。まだ大丈夫だ。もう歩かなくなってきているからと思ったけど年齢的にはまだ大丈夫だ。

(つボイ)本当に我々のためのコーナーですね、これは。

(小高)ちなみに血管年齢が分かるとのことでしたが、CAVIは実年齢は計れませんよね?

(市橋)実年齢は自己申告ですね。

(小高)ははは。そっかそっか。

(つボイ)この人嘘ばっかり言ってるんですよ。まったく~。

(小高)はい、ということで。

(つボイ)やはり血管の病気というのは怖いものですよね。

(小高)しっかりとチェックしていきましょう。今日も一宮西病院の市橋敬先生にお話を伺いました!来週も宜しくお願いします。皆さんも、血管にまつわる質問があればこのコーナーにお寄せください。新生活フロッピー『健康のつボ~足は第二の心臓~』でした。

 

  ◎第1回の放送内容はこちら

  ◎第2回の放送内容はこちら

 

 

CBCラジオ『健康のつボ!』放送【心臓病について】一覧ページを更新しました

絶賛放送中のCBCラジオ『健康のつボ!』、本年度10~12月に放送した【心臓病について】全13回の、まとめページをアップしました。
※文字起こしによる構成です。音声データではありません。

●番組名 / CBCラジオつボイノリオの聞けば聞くほど」
●コーナー名 / 新生活フロッピー・健康のつボ!~心臓病について~
●放送時間 / 毎週水曜日 午前10時30分ごろ
●MC / つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)
●出演 / 寺村真範師(一宮西病院 循環器内科副部長)
●放送期間 / 2019年10月2日(水)~12月25日(水)◎全13回

f:id:kyouryoukai:20200128120332j:plain◎画像タップ(クリック)で、一宮西病院ホームページ内・該当ページへリンクします。

YouTube<一宮西病院>チャンネル【こどもの咳のお話】第1回『診断に必要な情報は?』

一宮西病院のYouTubeチャンネル<一宮西病院WEB医療講座>、今回からは【こどもの咳のお話】です。講師は一宮西病院・小児科部長の杉山剛医師です。

■一宮西病院WEB医療講座【こどもの咳のお話】
■第1回「診断に必要な情報は?」
■講師 / 一宮西病院・小児科 部長 杉山剛医師


ユーチューブ医療講座「子どもの咳のお話」~第1回診断に必要な情報は?~

チアフル・ママ代表の江崎さんと上林院長の対談インタビュー記事が「東海医事新報」に掲載されました

市民活動団体「チアフル・ママ」代表の江崎あずみさんと、上林弘和院長の対談インタビュー記事が、医療業界紙「東海医事新報」に掲載されました。

<記事見出し>
ママサークルとコラボ がん啓発イベントに手応え
楽しそう、面白そう!まずはそこから
市民の声をもっと集めて要望に応えていきたい

f:id:kyouryoukai:20200123150757j:plain

2019年12月20日発行 東海医事新報【愛知】面 「CROSS TALK-広報活動-」

チアフル・ママと一宮西病院が協働・連携して開催している啓発イベント「愛フェス」にスポットをあて、市民活動団体と医療機関それぞれの思いを語りました。一宮西病院はこれからも地域住民・患者さんの生の声を集め、そのニーズに応えていける病院を目指して参ります。

CBCラジオ「健康のつボ~足は第二の心臓~」 第2回(令和2年1月15日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~足は第二の心臓~」 第2回(令和2年1月15日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、市橋敬医師(一宮西病院循環器内科医長)

f:id:kyouryoukai:20200122085301p:plain

(小高)水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~足は第二の心臓~』。血管が専門の先生に血管の病気についてお話を伺います。ゲストは一宮西病院・循環器内科医長の市橋敬(いちはしけい)先生です。よろしくお願いします。

(つボイ)よろしくお願いいたします。

(市橋)よろしくお願いします。

(小高)先生には先週からお話を伺っています。専門が足の血管ということでした。足の血管が悪いということは、心臓の血管とか脳の血管でも悪くなっている可能性が大きいんだよということでした。

(つボイ)身体をめぐっている血管ですから、いろんなところに症状が表れてくると。

(市橋)そういうことですね。突然ですが、心臓から出る動脈(血管)は何本あるかご存知ですか?

(小高)動脈ですか…多分、1本。動脈は身体へきれいな血を送る血管でしょ?だから1本かな。

(市橋)正解です!

(つボイ)おっ!やりました。当たりました~!

(市橋)肺動脈という動脈もありますが、これは静脈血を運ぶ動脈です。新鮮な血液を送り出す動脈は新鮮な上行大動脈(じょうこうだいどうみゃく)という名前の1本だけです。そこから大木のように何本も枝分かれをして、頭のてっぺんから足の爪先まで血液を送ります。

(小高)脈を測るときにドクドクするのは動脈?

(市橋)それも動脈です。いわゆる「橈骨動脈(とうこつどうみゃく)」というものです。

(小高)よく手首で脈を測りますが、あれがそうですか?

(市橋)そうです。我々、循環器内科のカテーテル専門医は橈骨動脈から細いチューブを入れて、心臓へ持っていくという作業をしています。

(つボイ)手首から入れるときはそこを使うわけですね。

(市橋)そうですね。親指の少し下のあたりを触っていただくと脈を触れることができますので、「ここを使うんだな」と確認していただけると思います。

(小高)分かりやすいですね。つボイさんはどこからカテーテルを入れたのですか?

(つボイ)私は足の付け根です。

(市橋)足の付け根の血管は大体1cm弱ありまして、橈骨動脈は2mmです。ですので太めのチューブを使った治療をするときは、足の動脈を使わなければいけないときもあります。検査で使われる細いカテーテルは橈骨動脈で十分ですね。

(小高)その…首にも動脈がありますよね。脳の手術なら、そこから入れた方が近い気がしますがそうでもないのですか?

(市橋)確かに近いですが、そこでもしトラブルが起きてしまうと大きなトラブルになりますので、やはりチューブを入れる場所というのは手首か足の付け根ということになります。

(小高)それは首は遠慮しておきます。やっぱ怖いもんね。

(つボイ)ただね、チューブは短くて済むから経費は浮くよね。

(小高)ははは。

(市橋)短いと逆にやりにくいので、ある程度距離があった方がいいです。

(小高)そういうことなんですね。ちなみに血管の構造はどうなっているのですか?

(市橋)血管の構造はですね、お菓子のバームクーヘンみたいな形になってまして三層になっております。

(小高)3つの層に分かれているのですね。

(市橋)そうです。

(小高)おっ…そうですと言われるとは。だじゃれ好きですか?

(つボイ)ははは。わかりやすい。

(小高)3つの層ってどういう層なのですか?

(市橋)内膜といわれる一番内側の層、そして中膜と呼ばれる真ん中の層、そして外膜と呼ばれる一番外側の層があります。

(小高)で、真ん中に穴が開いていたら確かにバームクーヘンですね。

(市橋)そうですね。バームクーヘンは穴が小さくて身がいっぱい詰まっているほうがお得感がありますけども。

(つボイ)身がいっぱいですからね。

(市橋)ただ血管もそうだと、血管の中が細くなりますので、その場合は病気になりやすくなってしまいます。

(小高)血管が詰まったら動脈硬化を起こしているということですよね。じゃあバームクーヘンは穴が大きい方が美味しい、血管は穴が大きい方がいいということですね。

(市橋)そのとおりです。

(つボイ)わかりやすいお話ありがとうございました。

(小高)ということで、段々と血管の本質に迫ってきました。来週もぐいぐいといきますのでお願いいたします。一宮西病院の市橋敬先生にお話を伺いました!ありがとうございました。新生活フロッピー『健康のつボ~足は第二の心臓~』でした。

 

  ◎第1回の放送内容はこちら

 

YouTube<一宮西病院>チャンネル【脳卒中のお話】最終回『脳卒中の予防』

YouTube・一宮西病院チャンネルの<一宮西病院WEB医療講座>、【脳卒中のお話】最終回です。講師は一宮西病院・脳神経外科の伊藤圭佑医師です。

■一宮西病院WEB医療講座【脳卒中のお話】
■最終回「脳卒中の予防」
■講師 / 一宮西病院・脳神経外科 医長 伊藤圭佑医師


ユーチューブ医療講座「脳卒中のお話」~第9回脳卒中の予防~