CBCラジオ「健康のつボ~前立腺がんについて~」 第12回(令和3年3月24日放送内容)
出演/つボイノリオ(タレント)、塩見啓一(アナウンサー)、小高直子さん(アナウンサー)、永田大介医師(一宮西病院泌尿器科部長)
(小高)水曜日のこのコーナーは「健康のつボ~前立腺がんについて~」昨今、日本で、罹患数増加が最も著しいと言われている「がん」、「前立腺がん」について、一宮西病院 泌尿器科部長の 永田大介(ながただいすけ)先生にお話をうかがっていきます。
(小高)男の人だけの病気、「前立腺がん」。塩見さんは気になっていますか?
(塩見)実は気になっていました。何年かに1度、前立腺炎になるので・・・。
(小高)そうだったんですね。このコーナーでは「前立腺がん」について永田先生にお話をうかがっています。前立腺がんは「早期発見で完治するがん」であるし、治療後の予後も日常生活ではほとんど何も心配することはないそうです。でも、できるなら、前立腺がんにならないのが一番ですよね?
(塩見)そりゃ、もちろん!!
(小高)今日は前立腺がんにならないためには、何に注意したらいいのか。前立腺がとても気なるらしいつボイさんが、このコーナーだけは登場してきます。
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(小高)あら、つボイさん。お休みだったのでは?
(つボイ)休んでる場合じゃないんですよ!このコーナーだけは何よりも大事なので。
(小高)そんなに前立腺がんについて気になってたんですね(笑)なんにしても前立腺がんにならないのが一番ですが、今日は『どうすれば前立腺がんにならないで済むのか?』について永田先生にお話し聞いていこうと思います!
が、その前に・・・先生、『前立腺がんになる原因』について教えて頂けますか?
(永田)原因は解明されていないのですが「男性ホルモン」が関与しているとは言われています。
(つボイ)男性ホルモンをなるべく出さないようにした方がよいという事ですか?
(永田)これが難しいところで・・・男性ホルモンをたくさん出していた方がなりにくいという先生もいらっしゃいますが、がんになってしまったら男性ホルモンががんを助長するとも言われています。また、食生活が一番とも言われています。現在の日本は、食が欧米化され「肉」や「動物性脂肪」などの摂取が増え、患者数は今後20年程で1.8倍程増えていく事が予想されています。
(小高)なんと。そういえば以前先生は、アメリカなどの欧米の方が前立腺がんの罹患数は多いと仰られていましたね。
(永田)はい、アメリカの前立腺がん患者は日本の50倍ほどいます。食事の影響はとても大きいです。一番前立腺がんに良いのは「柘榴(ザクロ)」と言われています。
(小高)ザクロ?
(永田)ザクロです!なかなかスーパー行ってもザクロ売ってない事もあるので、ジュースとかで代用もOKです。あとはトマトのリコピン、大豆のイソフラボン等が有効であるというデータは出ています。
(小高)ヘルシーな食材が多いですね。このあたりの食材って他の病気の予防にもかかわってきそう。
(永田)そうですね、他の病気にも共通してきますね。
(つボイ)健康的な生活を真面目に送っていれば色んな病気にはなりにくいという事なんですね。
(永田)はい、やはり食べる物も1日20種類程しっかりまんべんなく食べて、睡眠時間も7時間とっていただくことが推奨です。(寝すぎるのもよくない)あと肥満気味の方は適度な運動も気をつを付けて頂くとよいと思います。
(小高)規則正しい生活に気を付けながら、検査も並行して定期的に受けていく方向が良いですね。
(永田)そうですね、50歳越えましたら定期的に検査を受けて頂きたいです。
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(小高)食習慣は大事ですね。
(塩見)なるほど。ある程度の良質なたんぱくは、年齢がいってからも必要だと言われてますが、野菜も十分に摂ったりとか、要はバランスなんでしょうね。
(小高)そして先生もおっしゃってましたが、運動も大切だということです。塩見さん、運動してますか?
(塩見)定年前くらいから運動を始めて、今も継続して頑張っておりますのでいたって健康です(笑)
(小高)そしてそれは何よりです。食習慣と運動が大事ですよ~!以上、『健康のつボ~前立腺がんについて~』でした♪
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