平成30年度・杏嶺会入職式が執り行われました

本日一宮西病院におきまして、平成30年度 杏嶺会入職式が執り行われました。今年度は医師19名、臨床研修医8名、看護師103名を含む総勢247名が入職、職員数は医療法人全体で2,606名、杏嶺会グループ全体では2,767名となりました。

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本日入職した職員の多くが、新社会人生活を当法人でスタートさせることになります。杏嶺会の一員としてはもちろん、一人の人間としても大きく成長し、職場や地域社会で活躍されることを期待します!

連載企画 『これだけは知っておきたい!心臓の病気のお話』 第12回

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第12回 健康寿命をのばしましょう!

みなさんは「健康寿命」という言葉をご存知でしょうか。

日本人の平均寿命は男性80.7歳、女性86.9歳で、日本は世界一の長寿国として知られています。しかし年を重ねると多くの方が何らかの病気になり、病院での継続的な治療や介護が必要になります。健康寿命とはそのような治療や介護を必要とせず、自立した健康な生活を送ることができる年齢のことです。

厚生労働省の統計によると、日本人の健康寿命は男性70.4歳、女性73.6歳と言われています。つまり人生のうち約10年くらいは“何らかの病気を抱えて生きる期間がある”ということです。そして心臓病も健康寿命を縮める大きな原因の一つとなり得ます。前回お話した「心臓にやさしい生活習慣」を心がけることで心臓病の予防につなげ、リスクや持病のある方は早めの受診で適切な診断・治療を受け、心臓病から身を守り、健康寿命を伸ばしましょう!

さて、私のコラムは今回が最終回となります。これまで心臓病について、特に動脈硬化が原因の狭心症心筋梗塞についてお話してきました。このコラムを通じて心臓病について少しでも皆様の知識が深まり、皆様の健康につながれば幸いです。ご清聴、どうもありがとうございました。

一宮西病院 循環器内科 医長 寺村 真範(てらむら まさのり)

赤ちゃんのスキンケアのために!オリジナルムービー「沐浴の仕方~あわあわ沐浴&もちもち保湿~」

赤ちゃんの乾燥肌は、アトピー性皮膚炎につながると言われています。大切な赤ちゃんを肌のトラブルから守るには、日頃の肌ケアが大切になります。近年では新生児から使えるシャンプーやボディーソープ、保湿剤が充実しています。これらを使ってしっかり赤ちゃんの肌ケアを行いましょう。一宮西病院では、小児科と産婦人科が連携して、沐浴指導など「赤ちゃんのスキンケア」に積極的に取り組んでいます。

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当院ではこの度、赤ちゃんの沐浴やスキンケアをわかりやすく説明したオリジナルムービー「沐浴の仕方~あわあわ沐浴&もちもち保湿~」を制作しました。(監修:一宮西病院・小児科部長 杉山剛)赤ちゃんのスキンケアの参考に、ぜひご覧ください!


沐浴の仕方(あわあわ沐浴&もちもち保湿)by一宮西病院

◎特集インタビュー「小児アレルギー知っておきたい3つの話」はこちら

平成29年度・臨床研修修了証授与式が執り行われました

平成29年度、臨床研修修了証授与式が執り行われました。

式には院長、卒後臨床研修センター長をはじめ、多くの医師、看護師、コメディカル、事務職員が列席しました。

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当院での2年間の初期研修を終えた7名の医師が、新たなるステージへ旅立ちます。先生方の今後益々の発展とご活躍をお祈りします。

CBCテレビ「イッポウ」に、血管内治療センター長・根来眞医師が登場しました

本日3月19日(月)に放送されたCBCテレビ「イッポウ」内の特集「医工連携が切り開く医療技術とは?」におきまして、一宮西病院・血管内治療センター長の根来眞医師が登場しました。

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大学の医学部・工学部の連携による研究から精密な”血管モデル”が誕生し、それは現在、血管内治療の練習にも広く役立てられています。血管モデルは実際の治療における検査データをもとに研究されたものですが、その研究に参加した医師として根来医師が紹介されました。

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その後も血管モデルは改良を重ね、医療機関だけでなく医療機器メーカーにも導入され、高い技術を要する血管内治療の普及に大きく貢献しているということです。

◎根来医師の紹介ムービーはこちら

一宮西病院でも脳卒中治療、特に血管内治療には注力しており、脳梗塞に対する“血栓回収療法”にも積極的に取り組んでいます。

血栓回収療法の紹介ページはこちら

www.anzu.or.jp


連載企画 『これだけは知っておきたい!心臓の病気のお話』 第11回

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第11回 心臓にやさしい生活習慣をこころがけましょう!

このコラムではこれまで、心臓病、特に動脈硬化が原因で起こる狭心症心筋梗塞ついてお話してきました。これらの病気にかかった場合、適切に診断を受け早期に治療することは非常に大切です。しかし、そもそも病気にかからないということが最も理想的ではないでしょうか。

心臓病の予防には「心臓にやさしい生活習慣」を心がけることが大切です。まずはバランスの良い食生活を心がけることです。つまりカロリー・塩分・脂肪分・糖分の少ない食事を規則正しく摂ることです。塩分にさえ気を付ければ魚や野菜を中心とした和食が理想的でしょう。間食はカロリー超過になりますので控えましょう。次に、適度な運動も大切です。1回30分程度の散歩やジョギングなど有酸素運動を週に2~3回は行うようにしましょう。ただし暑い時期には水分補給をしっかり行い脱水に気を付けましょう。タバコを吸う方は禁煙することが必須です。ニコチンパッチやニコチンガム、禁煙外来を利用するのもよいでしょう。お酒はほどほどにしましょう。1日にビールなら1缶まで、日本酒なら1合までにしましょう。最後にリラックスした生活を心がけストレスを減らしましょう。

このような「心臓にやさしい生活習慣」を心がけることが、心臓病の予防につながるのです。

一宮西病院 循環器内科 医長 寺村 真範(てらむら まさのり)

熱き働き人 ICU 看護師 田村梨圭(たむらりえ)

プロフェッショナル論~働く上でのこだわり~

私の働く上でのこだわりは2つあります。1つは「相手の立場に立って考える」、もう1つは「相手の価値観を受け入れる」ということです。私の働くICUでは、突然の入院や鎮静管理下であること、ご家族がショック期であること、また短期間の入院のため、患者さんやご家族の価値観を知ること、知るために信頼関係を構築することが難しい場面が多くあります。そんな中で、自分が相手の立場だったら“こうされたら嬉しい・悲しい”など考え、接するよう心がけています。でもそれは、自分の価値観を押し付けるということではありません。患者さんやご家族と接していく中で、相手の価値観を知り、認め、できるだけ意向に沿った看護を提供していくことが大切だと思っています。また、医療チームの中でも様々な価値観を持った人と話し合い治療方針を考えることで、より良い看護・医療が提供できると思います。

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明日への挑戦~自らに課している要求~

私は、学び続ける姿勢を大切にしたいと思っています。医療は日進月歩で発展し、ガイドラインも改訂されています。そして、患者さんやご家族も、インターネットなどで情報を簡単に手に入れることができます。自分の情報をアップデートしていかなければ最新で安全な知識や技術の提供はできません。また、知らないことやできないことを素直に言える人でありたいとも思っています。私の周りには、頼れる先生方や同僚がいて、わからないと言えば教えてもらえ、知識をたくさん吸収できる環境があります。知らないことは、学ぶチャンスです。そして、自信を持って根拠のある看護を提供することは、義務だとも思います。看護師としてのキャリアを積み重ねても、今あるものに満足せず、貪欲に学ぶ姿勢をもちたいと思っています。

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理想の病院~こういう病院にしたい~

私は、一緒に働く仲間を大切にできる病院にしたいと思います。職場の環境はとても重要です。どんなに忙しくても、信頼できる仲間がいれば楽しく仕事ができると思います。でも、仲良くなる=馴れ合いになるのはよくありません。先輩であっても、後輩であっても、失敗した時にはきちんと指摘し合えたり、違う意見があった時にはお互いを理解しようとすることができる、そして大変な時は助けあい、感謝し合える、そんな環境になったら素敵だと思います。また、質問しやすい雰囲気づくりをすることでスタッフの知識・技術レベルの底上げができ、よりよい看護の提供につながると思います。よい職場の雰囲気は、患者さんやご家族にも伝わると思いますし、働きやすさや離職の予防にもつながるはずです。良い環境をみんなで作り上げて、スタッフにとって働きやすく、患者さんやご家族に信頼していただける医療を提供できるような病院が理想です。

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ICU 看護師 田村梨圭(たむらりえ)