在宅医療のあれこれがわかる講演会『ちょっと教えて在宅医療』を開催します

たとえ医療が必要になっても、長く住み慣れた自宅で医療を受けながら家族と一緒に過ごしたい…。これが私たちの描く理想の街です。このような在宅医療のニーズが高まる中、在宅医療のことが勉強できる講演会『ちょっと教えて在宅医療~住み慣れた家で療養するときのために~』が、一宮西病院を会場として開催されます(主催:一宮市)。

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【開催概要】
■タイトル:ちょっと教えて在宅医療~住み慣れた家で療養するときのために~
■開催日時:平成29年12月18日(月) 14:00~15:30
■開催場所:一宮西病院(一宮市開明字平1) 3階・大会議室
■講演内容:
①医師の立場から(講師:一宮市医師会・理事 越野保一先生)
②医療相談員の立場から(講師:一宮西病院・医療福祉相談室・課長 谷藤陽子氏)
訪問看護師の立場から(講師:訪問看護ステーションやすらぎ・所長 長縄直子氏)
■申込:
代表の方のお名前とご参加人数をお知らせください。
一宮西病院内「ちょっと教えて在宅医療」事務局
電話:0586-48-0077(受付時間:平日9時~17時)

在宅医療に興味を持ちの方はどなたでもご参加いただけます。参加は無料ですが、電話による事前申込が必要となります。※会場の席数の関係でお断りする場合もございます。ご了承ください。

連載企画 『足は第二の心臓です!?~循環器内科医が診る足病のはなし~』 最終回

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最終回 休まずに何メートル歩けますか?

世に「健康寿命」という言葉があります。これは誰かの世話を必要とせず自立して日常生活を送ることができる年齢です。世界有数の長寿国と言われる日本人の「寿命」は、厚生労働省の発表によれば男性で79.6歳、女性で86.3歳です。一方で「健康寿命」は男性で70.4歳、女性で73.6歳と実際の寿命よりもずっと少なくなります。ここから分かるのは、“人生で平均的に10年前後は何かしら介護が必要である”ということです。手助けが必要となる状況は様々ですが、足を悪くして歩けなくなることも原因の一つです。

下肢閉塞性動脈硬化症は多くが慢性疾患の為、段々と歩く距離が短くなります。そして長距離を歩かないために自分の症状(跛行)に気づきません。さてあなたは今何メートル休まず歩けるでしょうか?ご自身の健康寿命を延ばすために、足の健康にも気を遣いましょう。

動脈硬化動脈硬化によっておこる足の血管病のお話しをこれまでして参りましたが、このコラムを通じて“少しだけ足のことを気にしてみようかな”、と思って頂ければ幸いです。最後になりましたが、地域の皆さまと皆さまの足がいつまでも健康でありますように切に願っております。どうもありがとうございました。

一宮西病院 循環器内科 医長 市橋 敬(いちはし けい)

抗がん剤治療の副作用で脱毛された患者さまへ 病院職員製作のニットキャップをプレゼント!

抗がん剤治療の副作用で脱毛された患者さまのため、ニットキャップをプレゼントしよう!」一宮西病院・外科ドクターの呼びかけで、先月より院内編み物サークルが立ち上がりました。10/24(火)に第1回目が開かれ、初心者から上級者まで、部署を越えた計5名の有志が集まりました。

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当院のこの取り込みにご賛同いただき、手芸糸・ニット糸の製造会社である『後正産業株式会社(一宮市北方町)』さまより、編み物用の毛糸をご提供いただきました!

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病気に立ち向かう患者さまのため、今後もこの取り組みを継続して参ります!

f:id:kyouryoukai:20171113112500j:plain◎完成したニット帽の一例。職員が心を込めて編みました。

第5回 一宮西病院WEB公開講座 『乳がんの基礎知識 ~乳がんの特徴、検査と診断~』

第5回 一宮西病院WEB公開講座健康寿命をのばすために~
テーマ:乳がんの基礎知識~乳がんの特徴、検査と診断~
講 師:一宮西病院 乳腺・内分泌外科 副部長 大久保 雄一郎 医師

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約90%が乳管から発生 乳がん発生のピークは40代と60代

乳がんの特徴、乳がんの検査と診断、遺伝性乳がんについてお話しします。まずは乳がんの特徴についてです。乳腺は、母乳を作る「小葉」と、母乳の通り道「乳管」から構成されています。乳がんは小葉や乳管の細胞の遺伝子異常によって発生し、約90%が乳管から発生すると言われています。また、乳がんの倍加速度(がんの大きさが2倍になるまでにかかる時間)は90日~100日ほどと言われ、1㎝程度のしこりになるには理論上、約7年かかると言われています。ただ、増殖能の高い乳がんもあり、その場合は短期間で急速に大きくなることもあります。乳がんの発症年齢ですが、日本人は40代と60代にピークがあり、右肩上がりに増加して60代でピークになる海外と比べると、独特な特徴があると言われています。

主な発症要因は環境と遺伝 危険因子によってはリスク3倍

乳がんの発症要因には、環境要因と遺伝要因の2つがあります。主な危険因子は環境要因で、たとえば飲酒や喫煙、肥満、そのほか女性ホルモンに関係する、出産・授乳経験がない、初産年齢が高い、初経年齢が早い(11歳以下)、閉経年齢が遅い(55歳以上)などがあります。危険因子がない場合と比較すると、出産・授乳経験がない方は3倍、肥満の方は1・5倍~2倍、家族歴のある方は3倍にリスクが増えると言われています。遺伝要因については後ほど詳しくお話しします。

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検査の基本は視触診とマンモ 高濃度乳房にはエコー併用

次は乳がんの検査法と診断についてです。検査の基本は視触診です。目で見てくぼみがないか、手で触れてしこりがないか、乳頭からの分泌物がないかなどをチェックします。長所は機器が必要ないためどこでも検査ができ、被ばくの心配もないこと。短所は、手の感覚に頼るためある程度の大きさでないとわからないことです。乳房専用のレントゲン装置を使ったマンモグラフィ検査は、触診でわからない大きさのしこりや、石灰化がよくわかるという長所があります。石灰化というのはカルシウム成分が沈着したもので、良性と悪性があり、悪性はがん細胞が石灰化したものです。マンモグラフィの短所は乳房を挟むため痛みを伴うことや、X線による被ばくを伴うため妊娠中の方は受けられないことが挙げられます。乳腺組織は年齢と共に脂肪に置き換わることから20~30代の方は高濃度乳房や不均一高濃度乳房が多く、マンモグラフィ検査を行っても乳腺組織としこりが判別できないことがあります。ですから、高濃度乳房や若年者の方にはエコー(超音波)検査の併用を推奨しています。エコー検査の長所は、X線による被ばくがないため妊娠中の検査が可能なこと、触診ではわからない2~3㎜のしこりや乳管のなかの病変までわかること。ただ、石灰化に関してはほとんど見えず、検査を行う人の技量によって精度が変わるなどが短所として挙げられます。また、検診における死亡率減少効果がまだ証明されていないのが現状です。マンモグラフィ検査はどなたも受けていただき、乳腺濃度が高濃度の方はエコー検査併用がおすすめです。

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初発症状はしこりが最多 月1回は自己チェックを

近年、画像検査などが進歩して乳がんを早期発見できるようになっていますが、最も多いきっかけは自己発見です。初発症状は、どの年代でも痛みのないしこりが多く、乳房痛や乳頭分泌などの症状でも見つかっています。乳腺外来の患者さんのなかには、乳房痛で乳がんを心配されて受診される方もおられますが、乳房痛は女性ホルモンのバランスによって起きるものが大半で、乳がんの初発症状としては10%を切る程度です。毎月1回、生理が終わった4~5日目を目安に、閉経後の方は毎月決まった日に、自己チェックを行うことをおすすめします。

遺伝性乳がん乳がん全体の10%程度

さて、最後に遺伝要因の乳がんについてお話しします。最近話題になっているのが、遺伝性乳がん卵巣がん症候群、通称「HBOC」と言われるがんです。原因は「BRCA1/2遺伝子」という遺伝子の病的変異で、年間約9万人の乳がん罹患患者数のうち約10%程度、約9千人がHBOCで発症すると言われています。BRCA1/2遺伝子の病的変異は2分の1の確率で親から子に受け継がれます。では、BRCA1/2遺伝子に病的変異を持つ方が、乳がん卵巣がんにかかる確率はどの程度かというと、乳がんに関しては、遺伝要因のない方の発症が12人に1人なのに対し、家族歴のある方は2~4倍、BRCA1/2遺伝子に病的変異を持つ方は6~12倍、80%近い方が発症すると言われています。また、BRCA1/2遺伝子に病的変異を持つ方の50~60%程度が卵巣がんを発症するとも言われています。乳がん全体から見るとHBOCの割合は5~10%と高くないので、それほど心配する必要はありませんが、BRCA1/2遺伝子に病的変異があると乳がんの発症率が高くなるので、そういった要因のある方は20代のうちから医療機関で検診を受けることをおすすめします。乳がんは適切な治療によってかなりの確率で治癒が望めます。最低2年に1回はマンモグラフィ検査を受け、乳がんの早期発見、早期治療に努めましょう。

病院をより身近に感じてもらうため、病院職員が地域のシティマラソンへ参加!

尾張西部医療圏で救急・急性期医療を担う一宮西病院はここ数年、稲沢・愛西・あま・津島など医療圏南部(及び圏外)からの患者数が増加、一宮市内に限らず当院へのニーズは高まりつつある状況と言えます。当院は地域の急性期病院としてこれまで以上にその使命を果たしていきたいと考えます。そのような状況の中、周辺地域の皆様に一宮西病院をもっと身近に感じてもらおうと、この度当院職員で構成するマラソンチームが「一宮西病院」のロゴ入りユニホームを着て、市外各地域のマラソン大会に出場する企画が立ち上がりました!

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ファースト・ランは、本日稲沢市で開催された「稲沢シティマラソン」!ドクター、コメディカル、事務職員と、所属部署を超えた15名が参加しました!

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また本企画は、マラソン参加費用を病院が一部負担することで、職員がマラソン大会に参加しやすい環境とし、職員の健康増進のサポートも兼ねております。「病気を治す病院の職員こそ、心とカラダが健康である必要がある!」という考えによるものです。

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各地域の皆様と触れ合いながら汗をかくことで、その地域の住民の皆様との距離も縮めていきたいと思います。

中日新聞(尾張版)に消防訓練の記事が掲載されました

中日新聞尾張版)11月10日(金)付・朝刊に、昨日一宮医療療育センターで行われた消防訓練の取材記事が掲載されました。

【記事見出し】
防災の備え 心引き締め 秋の火災予防運動 出発式や消防訓練

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一宮医療療育センターにて「平成29年秋季火災予防運動消防訓練」実施

本日11月9日、一宮医療療育センターにて、当センター職員・ご利用者さま、一宮市消防本部・消防署及び一宮市消防団による「平成29年秋季火災予防運動消防訓練」が執り行われました。

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一宮医療療育センターからの火災発生を想定、当センターと消防機関との協力体制を強化し、通報~避難誘導~初期消火~警防・救助~救急活動など災害対応に即した総合的な訓練となりました。

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訓練には当センター職員、消防関係者など約70名が参加しました。近隣の皆さま、地元大徳連区・朝日連区の関係者さま、近隣幼稚園の園児たちが見守る中、訓練参加者は真剣な面持ちで各訓練項目に臨みました。

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医療機関も消防・救急も“地域の皆さんに安心・安全を届ける”という共通した意義を持っています。今後も消防本部と適切な連携を図ることで、地域貢献を目指して参ります。

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