Dr.Dan's Washington DC Report ~旦医師のワシントンDC留学レポート~ (vol.2)

一宮西病院・循環器内科の旦 一宏(だん かずひろ)です。サンクスギビングが過ぎて、少しずつ寒くなってきています。先日初雪だったので、子供とcourtyard(中庭)で遊びました。

通勤にはメトロを使用しています。1年前より車両がすごく綺麗になっていて驚きました。以前の車両もたまに走っていますが、これは日本より綺麗かも。出張などでDCに来られる際も、安心して利用できるのではないでしょうか。

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さて、PCI(心臓カテーテル治療)の考え方が日本とは違うというか、こちらは冠動脈imaging device(画像撮影装置)の制限もあり、CVIT(日本心血管インターベンション治療学会)専門医には疑問に思うこともあります。ただ、先日のカンファでCABG(冠動脈バイパス手術)後のLCX-CTO(左回旋冠状動脈の慢性完全閉塞病変)に対して、SVG(大伏在静脈)にextension catheter(延長カテーテル)をおいてretroを回し(逆行性アプローチを行い)、かなり綺麗に通していた御仁。CTO(慢性完全閉塞病変)好きとしては今度話をしてみたいな。やはりPCI(心臓カテーテル治療)5000件/year(年)は伊達じゃないか。

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Merry Christmas ! アパートのロビーにある巨大ツリーです!

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一宮西病院 循環器内科 副部長 旦 一宏(だんかずひろ)

連載企画 『これだけは知っておきたい!心臓の病気のお話』 第4回

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第4回 死亡率30%!恐ろしい病気、急性心筋梗塞

以前のコラムで、日本人の死因の第2位が「心臓病」というお話をしました。その心臓病で亡くなる方の半数以上が心筋梗塞だと言われています。

心筋梗塞は、心臓に栄養を送る冠動脈が動脈硬化で完全に詰まってしまい、心臓が壊死してしまうという命に関わる病気です。突然発症することが多いので「急性心筋梗塞」と呼ばれます。急性心筋梗塞では約3割の方が亡くなると言われていますが、亡くなる方の多くは、発症して1時間以内に病院にたどり着く前に亡くなってしまいます。逆に、急性心筋梗塞を発症しても病院に着くことができれば、死亡率は約7%にまで下がると言われています。

急性心筋梗塞は「突然の胸痛」で発症します。狭心症の症状が前兆となる場合もありますが、何の前触れもなく突然発症することの方が多いと言われています。狭心症のように「締め付けられるような胸の痛み」ですが、狭心症と違い安静にしても治まることはなく、我慢できない痛みのため多くの方は救急車で病院に運ばれてきます。冷や汗や嘔吐を伴うことも少なくありません。ただ、ご高齢の方や糖尿病をお持ちの方の場合、胸の痛みを感じにくく症状が典型的でない場合があり、気付かない間に心筋梗塞を起こしてしまっているという方もいますので注意が必要です。では、どのような方が心筋梗塞を起こしやすいのでしょうか?

次回は心筋梗塞を起こしやすい持病、リスクについて詳しくお話したいと思います。

一宮西病院 循環器内科 医長 寺村 真範(てらむら まさのり)

東海ラジオ「飛び込みマイク」で「リハカフェデイサービスあゆむ」が紹介されました

本日、東海ラジオ・午前のワイド番組『タクマ・神野のどーゆーふー』内の『飛び込みマイク』で、当法人福祉施設「リハカフェデイサービスあゆむ」が紹介されました。

リハカフェデイサービスあゆむ・生活相談員の青井正行が、レポートドライバーの早田明日香さんとの掛け合いで、あゆむの取り組みを紹介しました。

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■出演:社会医療法人杏嶺会 リハカフェデイサービスあゆむ 生活相談員 青井正行(あおいまさゆき)
■聞き手:東海ラジオレポートドライバー 早田明日香(はやたあすか)さん

(早田)まず、「リハカフェデイサービス」とはどのようなデイサービスなのか、教えてください。

(青井)はい、介護保険を利用した半日型のデイサービスで、午前と午後の2部制となっております。「リハカフェ」という名前の通り、「リハビリ」と「カフェ」を提供しております。また簡易的ではありますが、足浴やハンドケア等の「癒し」も提供しております。喫茶店にある様なドリンクメニューも取り揃えており、特にコーヒーは豆から挽いて提供しております。“本格的なコーヒーが味わえる”と、とても好評です!

(早田)では、「リハビリ」ではどう言った取り組みをされているのですか?

(青井)自治体で開催されている健康体操をイメージした「あゆむチャレンジ」と、小集団ながらも個別で行う「機能訓練」に取り組んで頂いております。

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(早田)ではこの「あゆむチャレンジ」と「機能訓練」について、具体的に教えてください。

(青井)「あゆむチャレンジ」には5種類の体操があり、日替わりで実施しております。一ヶ月のスケジュールを組み全身の筋力がトータルサポート出来る、当施設独自の体操です。「機能訓練」は、個々の希望や状態に応じ、理学療法士が希望に添った計画を作成し取り組んで頂いております。一人ひとりの能力や生活環境が違うので、それぞれの状況にあった訓練を取り組んで頂けるように努めております。

(早田)今も、機能訓練が行われている真っ最中なんですよね!その他にも、取り組んでいることがあれば教えてください。

(青井)カフェの機能を生かしたケーキバイキングや、機能訓練の一環で近隣の百貨店へ買い物にお出かけする等、生活に則した形でのイベントも定期的に行っております。

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(早田)では、年末にむけても何かイベントは行われるんですか?

(青井)はい。ご利用いただいている方々に、当法人のワーキングデイのご利用者さんが作成した来年の干支、戌の置物をご用意しております。

(早田)こういったイベントがあると、ここにくるのがより楽しみになりますよね!

(青井)そうですね!今年の10月に移転しリニューアルオープンした「あゆむ」では、当法人の『街と人が明るく健康でいられますように』という理念で、地域の方たちが明るく健康な生活が送れるように、また、地域貢献が出来、皆さまに笑顔で楽しくご利用頂ける様、努めてまいります!ご見学やご体験も出来ますので、お気軽にお越しください!

東海ラジオWEBサイト

◎リハカフェデイサービスあゆむサイト

連載企画 『これだけは知っておきたい!心臓の病気のお話』 第3回

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第3回 駅の階段、ひと息で登れますか?

狭心症になるとどのような症状が出るのでしょうか?ひとことで言うとズバリ「労作時(ろうさじ)の胸痛」です!つまり、「階段や坂道を登ったり運動したり」した時に「胸の真ん中全体」に「圧迫されるような」「締めつけられるような」「重い物を乗せられたような」痛みを感じ、休んでいると徐々に治まります。「最近、駅の階段を登ると胸が苦しくて」「散歩中に坂道を上ると胸が圧迫される感じがします」・・・典型的な狭心症の方はこのような症状を訴えて病院にいらっしゃいます。狭心症は心臓に栄養を送っている冠動脈が動脈硬化で狭くなる病気です。人間は体を動かす時には心拍数を上げて全身の筋肉・臓器に血液を送りますが、狭心症で冠動脈が狭くなると、増加した心臓の仕事量に必要な栄養を補えなくなり痛みが出るのです。また時には、胸の痛みが肩や腕、アゴや歯にまで及ぶこともあります。多くはありませんが、“ひどい肩こりだと思っていたら実は狭心症だった!”なんてこともあります。

狭心症を起こしやすい糖尿病、高血圧、高脂血症コレステロール中性脂肪が高い)、タバコ、肥満などの持病・リスクをお持ちの方でこのような症状がある方は、早めの病院受診をお勧めします。

一宮西病院 循環器内科 医長 寺村 真範(てらむら まさのり)

熱き働き人 一宮西病院F7病棟・看護師 尾上悠(おのうえ はるか)

プロフェッショナル論~働く上でのこだわり~

わたしの働く上でのこだわりは、自分の役割を認識し、忠実に答えることです。わたしの働く外科病棟は入退院が激しく、手術や抗がん剤治療をする患者さん、終末期の患者さんなどが多く、入院から退院までの患者さんの状況は著しく変化します。そのような状況で、患者さんは何を求めているのかを常に考え、行動するようにしています。訴えの傾聴、必要な情報の提供・指導、多職種との介入依頼、必要なタイミングで正確な薬剤を投与し苦痛の軽減に努めること・・・これらのことは、短い入院期間で患者さんと信頼関係を築く上でも、重要であると考えます。また患者さんだけでなく、看護師になったばかりで不安の多い新人のフォローや教育、リーダーとしての役割を認識し、役割を果たすことで、スタッフ間の信頼関係も築け、患者さんの安全・安楽に繋がるものと思っています。

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明日への挑戦~自らに課している要求~

自分の役割を認識し答えるためにも、エビデンスに基づいた知識、技術の習得とコミュニケーション能力の向上に努めることです。新しい術式、治療方法など日々医療は進化しており、それに対応できる知識、技術が求められています。外科病棟は急変することも多く、異常の変化にいち早く気付き、適切な観察、処置、医師への報告など状況を判断できる力は必要だと思います。冷静で的確な対処ができるよう日々学び続ける姿勢は忘れないようにしています。また、様々な価値観を持った患者さんと信頼関係を築くためにも、コミュニケーション能力の向上は重要であると考えています。信頼の置ける医療従事者が側にいることで、不安の軽減はもちろんのこと、治療に向けた意欲向上や自己決定の促進など、治療を円滑に行うことにも繋がります。まずは忙しい中でいかに話しやすい環境が作れるかをいつも考えています。

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理想の病院~こういう病院にしたい~

「こういう病院にしたい」という思いは、そのまま「自分がどんな病院で働きたいか」と置き換えられます。その時まず頭に浮かぶのは、「患者さんに選んでもらえる病院で働きたい」という思いです。患者さんに選ばれる病院とは、そこで働くスタッフがいきいきしている病院だと思います。スタッフが働きやすい環境があれば、スタッフは自ずといきいきしてくると思います。働きやすい環境とは、上林理事長も仰るように、部署間や個人間で心の壁がない職場、先輩・後輩が高い意識でお互いに教え教わる風土がある職場だと思います。そういう職場を目指していけば、それに共感するスタッフも集まり、自然と患者さんに選ばれる病院になっていくものと思います。

一宮西病院F7病棟・看護師 尾上悠(おのうえ はるか)

連載企画 『これだけは知っておきたい!心臓の病気のお話』 第2回

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第2回 心臓の血管に動脈硬化が起こると?

皆さま、狭心症心筋梗塞という病名を一度は耳にしたことがあるかと思います。これらをまとめて冠動脈疾患(かんどうみゃくしっかん)と呼びます。冠動脈とはその名の通り心臓の表面を「かんむり」のように覆っている動脈のことで、冠動脈は心臓そのものに栄養を送っている動脈です。心臓は全身に血液を送るポンプのような役目をしていますが、ポンプから送り出した血液の一部をこの冠動脈を通して心臓自身に送ることで、ポンプ(心臓)自体をしっかり動かすことができるのです。この冠動脈に「動脈硬化」が起こり、血管が狭窄(狭くなる)して起こるのが狭心症、閉塞(完全に詰まってしまう)して起こるのが心筋梗塞、というわけです。ではそもそも動脈硬化とは何でしょうか?動脈は心臓から全身に血液を送る血管で細長いチューブのような構造をしています。動脈硬化とは主に生活習慣病などが原因で血管の内側にコレステロールの塊が溜まってチューブ(血管)の中が狭くなったり、時にはカルシウムが沈着して貝殻のように動脈が固くなってしまうことを言います。

では次回は、これら狭心症心筋梗塞の原因や症状について、詳しくお話したいと思います。

一宮西病院 循環器内科 医長 寺村 真範(てらむら まさのり)

若年性乳がん体験者のおしゃべり会・全国キャラバンin愛知、一宮西病院で開催!

本日一宮西病院におきまして、「若年性乳がん体験者のおしゃべり会・全国キャラバンin愛知」が開催されました。

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当イベントは、若年性乳がん体験者が同世代の仲間と出会い、恋愛・結婚・妊娠・出産・子育て・就労など若年特有の悩みや不安を共有し合えるおしゃべり会として、認定NPO法人キャンサーネットジャパンが企画、若年性乳がん患者支援団体「Pink Ring」が運営しています。同団体が全国各地に赴き開催するキャラバンで、愛知県では初の開催となりました。39歳までに乳がんに罹患した方が対象、患者さんご本人及びお付き添いの方合わせて約20名が参加されました。

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第一部では、同団体のメディカルアドバイザーであり一宮西病院・乳腺外科の鈴木瞳医師が、若年性乳がんに関する正しい情報をお伝えするセミナーを実施、続いて第二部「患者さん同士によるおしゃべり会」へと進み、最後はフォト撮影会で閉会となりました。

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当イベントの様子は、同日の中京テレビ放送news every.サタデー」(17:00~17:30)でも紹介されました。

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一宮西病院はこれからも、乳がんの予防・治療・啓発活動はもちろん、関連イベント等へも積極的に協力し、患者さまの精神的フォローにも注力して参ります!