【西卒研Cレポート】ついに開催!!スタジエ・クリニーク

今日は【スタジエ・クリニーク】が開催されました!スタジエとは「(臨床)実習」という意味のフランス語で、医学生が一宮西病院を見て!感じて!そして勉強して!手技が体験できちゃうイベントなのです!!

当院初めての試みですが、お盆期間中にも関わらず、沢山の医学生が参加してくれました。一緒に参加させてもらった私たち研修医も気合が入ります!!

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講義をしてくださった先生方のラインナップが凄い!!当院エースの先生方!!指導熱心でとても優しい先生方ばかり!!私も医学生の時に参加したかったです(…笑)。

最前線で活躍されている先生方の熱心な指導に、学生さんたちも真剣そのもの。面白いトークも交えながら、実戦で役立つ知識が盛りだくさんで、私たち研修医も勉強になることばかり!!臨床実習中の学生さんたちにもとても勉強になったのではないでしょうか。まだ4年生の学生さんもいらっしゃいましたが、臨床に触れるいい機会になったと思います!

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そんな真剣なレクチャーの合間に、病院の施設見学や、私たち研修医と学生さんでご飯を食べながら話をする機会もあり、当院の雰囲気も味わってもらえたかなと思います。

参加してくれた学生のみなさん!!!今日は本当にありがとうございました!!また是非当院の見学に来てくださいね!みなさんのようなやる気に満ちた方々と一緒にこの地域の医療を盛り上げていけることを楽しみにしています!!

 また、今回のイベントに参加できなかった医学生のみなさんも是非当院に見学に来てくださいね!

一宮西病院 1年次研修医 村元 佑己子(むらもと ゆきこ)

第1回 一宮西病院WEB公開講座 『内視鏡でできる!早期胃がんの発見から治療まで』

第1回 一宮西病院WEB公開講座健康寿命をのばすために~
テーマ:内視鏡でできる!早期胃がんの発見から治療まで
講 師:一宮西病院 副院長 森 昭裕 医師(内科部長、消化器内科部長、内分泌・糖尿病内科部長兼任)

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ほぼ症状がない早期胃がん 出血や痛みがあれば要注意

始めに胃がんの症状についてお話します。がんの組織は正常の組織と比べてもろく崩れやすいので、出血しやすく、吐血や黒色便などの症状が現れます。出血するということは貧血にもなります。胃がんは大きくなると食物が食べにくくなるので体重が減り、進行すれば胃の痛みや胃のもたれなどの症状も出ます。ただ、早期の胃がんは、ほとんど症状がありません。それは胃の構造に関係があります。胃袋は大きく分けて内側から順に、粘膜・粘膜下層・固有筋層という三層構造になっています。胃に痛みを感じるのは外側の固有筋層に刺激があるときで、粘膜の表面は痛みを感じません。固有筋層に達していない粘膜下層までの腫瘍を早期胃がんというので、ここにがんがあっても症状がないのは当たり前なのです。症状が出てから胃がんを見つけていては治療が遅くなるということが、おわかりいただけたかと思います。

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胃がんの原因はピロリ菌 世代によって感染率に開き

次に胃がんの原因についてです。昔は胃がんの原因がわかっていませんでしたが、1980年代後半に「ヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)」の慢性感染が原因だということがわかりました。ピロリ菌の感染率は年齢によって大きく違い、40歳以上の人は感染率が高く、40歳以下の人は低いと言われ、特に中学生の感染率は10%以下と言われています。これには衛生環境が大きく影響していて、汲み取り式トイレが多かった世代はピロリ菌の感染率が高く、水洗トイレが普及して一般的になった世代ではピロリ菌の感染率が低いというデータもあります。ピロリ菌は抵抗力が弱い幼児期に感染するのが特徴で、何十年も胃の中に居続けて慢性萎縮性胃炎を引き起こし、最終的には潰瘍やがんをつくります。つまり、ピロリ菌に感染しておらず、慢性萎縮性胃炎がない人は、胃がんになることはまずないということです。ピロリ菌は簡単に除菌することができ、抗生物質を中心にした薬を7日間服用することで6割~9割を駆除できます。ただ、除菌しても胃がんにならないのではなく、胃がんになる確率が下がるだけなので、除菌後に必ず胃カメラ検査によるフォローは必要です。日本の衛生環境の良さから胃がんはこれから減少していくでしょうが、今はまだピロリ菌に感染している可能性がある人も多いので、検査を受けることをおすすめします。

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苦痛の少ない経鼻内視鏡検査 まずは「ABC検診」から

さて、胃がんになりやすい人を見つけるには、ピロリ菌に感染している人や慢性萎縮性胃炎がある人を見つけ、胃カメラの検査を行うことが有効です。「ABC検診」という血液検査では、ピロリ菌に感染しているかどうか、慢性萎縮性胃炎があるかどうかの両方がわかります。この検査が陽性の人に絞って胃カメラ検査を行えば、胃がんを早期発見できる可能性が高まります。胃カメラでなくバリウム検査でもいいのではと思う方がおられるかもしれませんが、ぜひ知っておいていただきたいのは、バリウム検査は死角が多いため胃の2/3ほどしか確認できないということです。そのため早期胃がんを見つけるのが困難で、進行がんでさえ見逃してしまうケースもあるのです。ですから胃カメラによる検査が望ましいのですが、喉の奥を刺激されて起こる嘔吐反射の辛さに抵抗を感じ、胃カメラを敬遠される方も少なくありません。そのような方に適しているのが経鼻内視鏡検査です。鼻からスコープを入れるため、舌に当たったり喉の奥に刺激を与えたりすることはありませんし、検査中に医師と会話ができるので、最初は緊張している患者さんも次第にリラックスしていきます。また、鼻専用のカメラですから、直径約6㎜以下と細く、特に鼻の穴が小さい人向けの4.9㎜のものもあります。

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内視鏡による治療も可能 早期発見、早期治療を

鼻から物を入れても大丈夫かと心配される方もおられますが、もちろん適切な麻酔を行います。まずアレルギー性鼻炎点鼻薬の薬をスプレーして鼻の穴を広げ、次に専用の器具を使って鼻にしっかりと麻酔液を塗っていきます。経鼻内視鏡検査は嘔吐反射がないので胃の動きを止める筋肉注射はしませんし、意識をなくす注射もしないので、呼吸停止などの心配がありません。また、行動制限がないため、検査が終われば仕事をすることもできます。また、経鼻内視鏡は小さくても画質はとても良く、数ミリほどのがんの血管の形まで十分見ることができます。したがって、粘膜にできた早期胃がんを発見することが可能なのです。さらに、早期の胃がんであれば、手術をせず胃カメラで切除することができます(※口から入れる経口内視鏡での治療となります)。ただし、この治療はがんをはぎ取っていく方法なので、胃の浅い部分にできたがんにしか適用できません。だからこそ、適切な検査を行って胃がんを早く見つけることが重要なのです。胃がんは減少傾向にありますが、がん死亡原因の上位を占めており、多くの方が苦しんでおられます。早期治療のためには早期発見が肝心です。ABC検診で胃がんになりやすいかどうかを調べ、内視鏡で早期発見、早期治療をめざしましょう。

連載企画 『足は第二の心臓です!?~循環器内科医が診る足病のはなし~』 第8回

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第8回 足の血管、狭くなったらどうするの??の巻

足の動脈が詰る病気「閉塞性動脈硬化症」はどうやって治療するのでしょうか?

もちろん動脈硬化の病気ですので、リスク(高血圧・糖尿病・喫煙など)に対する治療や管理が重要であることは言うまでもありません。でも、狭くなったり詰ってしまった血管を広げてくれるお薬は・・・残念ながら現時点ではありません。しかし症状をとるという意味においては運動療法、つまりよく歩くと症状が改善することがあります。足の血管は何本かありますので、よく運動することで狭くなっていない他の血管を太く丈夫にすることで症状が緩和されるのです。また「シロスタゾール」という血液をサラサラにする薬を内服することでも同様の効果が得られることもあります。そこで、まずは運動やシロスタゾールを数か月試して頂き、それでも症状が残るような場合、狭くなった血管を広げるカテーテル治療」あるいは他からの血流を作ってあげるバイパス(人工血管やご自身の静脈を使う)手術を検討することになります。

次回は当院でも行っているカテーテル治療の実際についてお話させていただきますので、乞うご期待!

一宮西病院 循環器内科 医長 市橋 敬(いちはし けい)

第25回日本乳癌学会総会にて、当院乳腺チームが6演題の発表を行いました

713日(木)から15日(土)の3日間、福岡で開催された日本の乳癌治療の最高権威である『第25回日本乳癌学会総会』に当院の乳腺チームが参加、医師4演題・看護師1演題・放射線技師1演題の合計6演題の発表を行いました。それぞれの発表内容は以下の通りですが、乳腺患者の初診時看護・画像診断・病理検査・手術・術後管理・教育のすべての分野に及んでおり、6演題全体として当院の乳腺診療に対する問題意識の高さを示すものです。

【発表演題一覧】
■岩本医師 : 乳管腺葉区域切除を実施した5例の検討.
■石川(衛)医師 : 乳癌術後にtoxic shock syndromeを発症したが救命しえた1例.
■森医師 : 乳腺超音波初期教育時における腫瘍性病変のカテゴリー分類の試み.
■小橋放射線技師 : CT検査により偶然乳癌が発見された8症例の検討.
■岩原看護師 : 乳房痛で外来受診する患者への客観的データにもとづいた看護サポート.
■近藤医師 : 乳房血腫として見つかった乳癌を局所麻酔下で切除したダウン症患者の1例.
■大久保医師 : OSNA法を用いた色素法単独センチネルリンパ節生検転移陽性例の検討.(丸茂病院との共同研究)

f:id:kyouryoukai:20170728133445j:plain発表数6例(共同研究も含めると7例)は、数の上では大学病院や乳腺専門病院に肩を並べることができるものであり、非常に誇らしく感じます。特に岩原看護師の発表は、過去5年間・219名の外来患者さんの主訴を詳細に分析したものであり、その内容は医師では見過ごされることの多い非乳癌患者の症状(乳房痛)の悩みに看護師として寄り添うものであって、患者の心理的な不安を軽減させ、患者満足度の向上に寄与することになるものと考えられます。一方で小橋放射線技師の発表は、過去5年間に外科乳腺科以外の他科でオーダーされたCT検査での他病検査中に偶然に発見された乳癌をまとめたもので、この乳癌が見逃されていたら病院として医療事故にもつながりかねない症例を未然に防ぎ、適切な乳癌の診断治療を実施した8症例の検討です。このデータを発表し院内外に周知させることにより、日々救急外来や内科でのCT検査撮影時の乳癌発見の注意を促すことになり、病院の診断レベル向上と医療安全に寄与するものであることは間違いないものです。

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当院での乳癌手術症例は、2007年には15例だったものが年々増加し、2016年には126例と著増、今後もその数は増加することが予想されます。しかしながら、乳癌をはじめとする悪性腫瘍の治療は、5年・10年・20年と歴史を積み重ねて患者データを分析していくことが重要であり、その点においてはまだまだ有名病院に及ばないこともこの学会に参加することで痛感させられました。今後は今回の発表の数を維持しつつ、その質的な向上をめざして、地道に日々の臨床に従事していくことを参加者全員で(もつ鍋を食べながら)誓い合いました。

一宮西病院 外科・乳腺外科 森 美樹(もり みき)

特別編集ムービー『稲沢市「国府宮」駅から一宮西病院まで何分かかる??』を制作しました

当院は愛知県一宮市にありますが、最近はお隣の稲沢市からも患者さんが増えつつあります。とは言え稲沢市から当院までのアクセス、所要時間はどれくらいなのか、なかなかお伝えする機会がありません。

そこでこの度、稲沢市の皆さんに向けた特別編集ムービー稲沢市国府宮」駅から一宮西病院まで何分かかる??』を制作しました。稲沢市のランドマークの一つである名鉄国府宮駅から一宮西病院まで、自動車ではたして何分かかるか?ほぼノーカットでお伝えする新しい形のメッセージビデオです。

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稲沢市の方はもちろん近隣の皆さん、ぜひご覧ください。


稲沢市「国府宮」駅から一宮西病院まで何分かかる??

【西卒研Cレポート】成長が実感できます! ~救急科・外科ローテを経て~

今回の研修医ブログ担当、1年目神戸勝世です。研修が始まってからもう4か月が過ぎようとしていますね...早いものです。さて、今回は私の研修生活の一部を紹介します。

今は救急ローテ2か月、外科ローテ1か月がちょうど終了したところです。救急ローテでは、救急科専門医をもつ先生がつきっきりでマンツーマン指導してくれました!ウォークインでの問診のコツや鑑別診断として見逃したら危険なもの、見逃しやすいピットフォールなど丁寧に教えてくれます。また救急車の初期対応も行い、迅速な対応かつ判断能力も磨かれました!2か月のローテではまだまだ知識も浅く、学び足りないことも多くありますが、今でも空いた時間を見つけて救急外来にいくと、親身に指導してくださりとても勉強になっています!!また救急外来では様々な患者様が来るので、胸腔穿刺やドレーン挿入、ルンバールなどの手技も経験することができました!

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外科ローテでも同じように積極性を出して、指導医のもと、虫垂炎などの手術を執刀させて頂きました。夜間にはS状結腸穿孔など日勤帯の時間に待機的に行うものとは違った、緊急手術に立ち会えるためオンコールで呼び出してもらいます。また、採血やルートキープの練習のために毎朝6時から病棟に通っていました...笑。

やる気さえあれば(もちろん、ある程度の予習は必須ですよ)多くの手技を経験させてもらえるので、自分でも驚くほど成長していることが実感できています!

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また、当院では月に1度、研修医勉強会があります。6月は気道緊急症例に対しての対応と論文の読み方、抄読会の発表の仕方についての講義がありました。

市中病院ではおろそかになりがちなアカデミックな面についてもこのように手厚く指導してくれます。論文発表も意思があればどんどん機会を与えてくださり、私もつい先日、院内で発表した外科症例を来年度には学会で発表したいと思っております!

この文章を読んでこんなデキレジになりたいと思ったあなた!この病院に向いているはずです!ぜひ僕を指名して病院見学に来てください!百聞は一見にしかずです!

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一宮西病院 1年次研修医リーダー 神戸 勝世(かんべ まさと)

接遇スキル向上のため、医療コンシェルジュによる接遇講座を開催しました

一宮西病院・健診センタースタッフを対象とした接遇講座が開かれました。

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一般診療とは異なり自費で受ける健康診断、健診センターの受診者は「患者さん」ではなく「お客さま」という位置づけになります。受診者はホテルのようなサービスを期待するかもしれませんし、スタッフもそれに応えていかなければいけません。サービス業としての接遇力を求められる健診センターは、病院内でも特に接遇を意識しなければいけないポジションの一つといえます。

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当院では医療コンシェルジュが講師となり、毎月1日、中途入職者を対象とした接遇講座を行っています。病院全体の接遇スキルの維持・向上のため、今後は新入職者への教育だけでなく、在籍職員に向けても部署単位で院内出張講座を展開していきます。

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