平成30年度 第3回リハビリテーション科研修会が開催されました

当法人リハビリテーション科では、年に数回、一宮木曽川文化会館のホールを使用し、外部から講師をお招きして、リハビリテーション科スタッフ全員を対象とした研修会を開催しております。
本年度第3回目の研修会が、9/21(金)に開催されました。

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今回は「連携」をテーマに、200名規模のリハビリ関連職員を統括・管理されている村山幸照先生をお招きし「入院から生活への橋渡しの仕組み」というタイトルでご講演頂きました。

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講演では、急性期と回復期・生活期との連携からみたリハビリテーションの必要性や流れ、より良いリハビリテーションを患者様へ提供していくための組織運営などについて講師の経験談を交え、説明して頂きました。当法人において、今後の課題である施設間の連携を考えていく上で非常に参考となる講演でした。

中日新聞(尾張版)に募金寄託の記事が掲載されました

本日10月18日(木)付の中日新聞(尾張版)・朝刊におきまして募金寄託の記事が掲載されました。

【記事見出し】
講座の参加費など 一宮西病院が寄付 本紙社会事業団に

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今回の寄付は、今年8月から一宮市役所の展望レストラン・サンライズでスタートした医療講座「サンライズ健康教養講座(主催:一宮西病院)」の参加費として、皆さまからお預かりした募金をお届けしたものです。講座の参加申込の段階で“参加費用は社会福祉事業や災害義援金等に役立てていただきます”と謳ったものであり、今回は8月・9月の2度の開催で集まった募金を中日新聞・一宮総局へお届けしました。

一宮西病院はこれからも、地域の皆さまのニーズやライフスタイルに沿った、医療情報の発信・啓発活動を展開してまいります。

 

CBCラジオ「健康のつボ~脳卒中について~」 第6回(平成30年10月11日放送内容)

 CBCラジオ「健康のつボ~脳卒中について~」第6回(平成30年10月11放送内容) 
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、宮嵜章宏医師(一宮西病院 ストロークチーム・脳神経外科部長) 

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(小高)毎週この時間は「健康のつボ」です。日本人の死因の第4位となっている「脳卒中」について、専門家の先生に教えていただいております。ゲストは一宮西病院ストロークチーム・脳神経外科の部長、宮嵜章宏先生です。よろしくお願いします。

(宮嵜)よろしくお願いします。

(小高)先週までは脳の血管が詰まる「脳梗塞」のお話を伺ってきましたが、今週のお話は?

(宮嵜)くも膜下出血」についてのお話をさせていただきます。

(小高)くも膜下出血」ってよく聞きますけれど、どんな病気なんですか?

(宮嵜)これは、日本人の死因の中でいわゆる“突然死”になる代表的な疾患として知られていると思います。特に働き盛りの方に起こる病気ですので、非常に恐ろしい病気です。

(小高)くも膜の下と書きますけれど、くも膜って何ですか?

(宮嵜)脳というのは非常に柔らかくて、豆腐のような柔らかさなんです。皆さんが豆腐を運ぶときに水に浮かべてビニール袋に入れて運ばれると思いますが、「くも膜」はそのビニール袋のようなものです。中の水が「髄液」、脳はその髄液の中に浮かんでいるような感じです。そのくも膜の下に出血が起こることがあるんです。

(つボイ)それが「くも膜下出血」なんですね。

(小高)脳卒中」の中の「くも膜下出血」ということで良いんですか?

(宮嵜)そういうことです。

(小高)だいたい脳卒中全体からすると、「くも膜下出血」の割合ってどのくらいなんですか?

(宮嵜)だいたい1割くらいです。1割弱と言われていますが、ただ突然起こるということで、かなり重篤な疾患であります。

(小高)“突然死”ですもんね・・・。

(つボイ)うちの義理の父親も「くも膜下出血」を患いましたから、そんなに遠いところの話とは僕は思いませんし、私のように動脈硬化をやっている人は関係があるんでしょうね・・・。

(宮嵜)ただ、ほとんどの原因が「脳動脈瘤」といって、血管に瘤(こぶ)ができている人に起こることが分かっています。また、事前に脳動脈瘤があるかどうかを調べることふが可能です。

(つボイ)そうか、脳ドックとかで調べられるんですね。

(小高)瘤が破裂するってことですか?

(宮嵜)そういうことです。

(小高)瘤をそのまま放っておくと破裂して、くも膜の下に出血してしまうということですね。

(宮嵜)その通りです。

(小高)危険な要因はどんなものがありますか?

(宮嵜)まず、血の繋がった家族の方、例えばご両親やご兄弟がくも膜下出血になられている方はリスクが高いです。あとは血圧が高い方。

(小高)あ、ほらきた!また高血圧だ!

(つボイ)やっぱり高血圧は関係あるんや!

(宮嵜)それから、喫煙ですね。

(小高)これは大丈夫だ!

(つボイ)私も大丈夫や!

(宮嵜)あとは飲酒です。

(小高)あ~やっぱり来た・・・。

(つボイ)あんたいちいち反応せんでええねん!ラジオを聴いている人が自分に当てはめて考えているところで、あんたが「あー」とか「えー」とかいちいち言ったりして・・・。

(小高)先生、お酒は何本以上飲んだらダメなんですか?

(宮嵜)一般的には3合以上といわれています。

(つボイ)それはどーや?どんな反応や?

(小高)あー・・・控えよう。

(宮嵜)控えていただければ、そのほうが好ましいとは思います。

(小高)これは“突然死”ということですが、なったときに「これは脳卒中か!?」「くも膜下出血か!?」って分かるんですか?

(宮嵜)かなり激しい頭痛なら脳卒中だと思いますね。

(つボイ)あ~頭痛か。

(宮嵜)突然の、後頭部をハンマーで殴られるような痛みです。あとは吐き気、場合によっては嘔吐もしてしまいます。意識をなくして倒れてしまうことも考えられます。

(つボイ)小高さんは子どものことでよく「頭痛い、頭痛い」って言っているけど、それは大丈夫?

(小高)もっとハンマーでガーンっと殴られた感じですもんね。

(宮嵜)それに、突然起こりますからね。

(小高)まずば脳ドックなんかできちんと監視するというのが大事だと聞きましたけれど、「くも膜下出血」になってしまったときの治療法を来週教えていただきたいと思います。先生、来週もまたよろしくお願いいたします。

(宮嵜)よろしくお願いいたします

(小高)一宮西病院の宮嵜章宏先生に伺いました。「健康のつボ~脳卒中について~」でした。

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リハビリテーション科スタッフが一宮市主催「出前講座 教えて在宅療養」に参加しました

10月4日(木)、一宮市介護予防事業の一環である「出前講座 教えて在宅療養」に、講師という立場で、尾西記念病院リハビリテーション科の理学療法士の服部達典が参加しました。今回は、一般地域住民の方々に向けた在宅療養に関する講座が開催され、「自宅でリハビリを受けたいとき」とのタイトルで、ケアマネージャー、理学療法士訪問看護師の各立場から、講演いたしました。

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在宅療養を受けるにあたって、ケアマネージャーから介護保険サービスの紹介や申請方法、役割について話がありました。また、理学療法士からは実際の事例を基にした在宅リハビリの内容や職種の紹介などを行いました。訪問看護師からは訪問看護に関する簡単な紹介動画や、利用対象者の事例紹介の話がありました。

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講演の時間のみでなく実際に来場者の方々とお話しする機会が設けられておりました。来場者の方々は比較的に介護予防(運動の習慣)への意識が高く、リハビリとしてどんなことをすればよいのか、どんなことをしてくれるのか等の質問がありました。また、介護保険サービス以外の、地域サロンや貯筋体操等の活用や周知も今後重要であることが再認識できました。

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講師としての参加でしたが、参加者に理解していただくための講演の難しさと、一般の方々の介護予防への意識の高さを実感できる貴重な体験となりました。今後も専門職として地域に貢献できるよう、このような機会があれば積極的に参加していきたいと思います。

 

尾西記念病院 リハビリテーション理学療法士    服部達典

 

 

一宮保健所主催の神経系難病患者・家族教室「ふれあいの会」が、一宮西病院で開催されました

一宮保健所では、パーキンソン病脊髄小脳変性症多発性硬化症などの神経系難病患者さまとそのご家族を対象にした教室を、年に数回・毎年開催しています。去る10月10日(水)、今年度3回目となる「ふれあいの会」が、一宮西病院を会場に開催されました。

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今回のふれあいの会では、「パーキンソン病について」と題して医療講演が行われました。当院副院長兼神経内科部長の山口啓二医師が講演、途中“医療用ロボットHAL”も会場に持ち込み、ご参加された皆様に実物を見ていただきました。

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事前に申込された患者さま・ご家族さまだけでなく、当日院内で教室開催の案内を見た来院患者さまも数名参加され、最終的には30名以上の方に聴講いただく会となりました。

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これからも当院は、保健所はじめ地域との密接な連携を図り、地域にお住まいの患者さま、地域住民の皆さまへの啓発活動に注力して参ります。

CBCラジオ「健康のつボ~脳卒中について~」 第5回(平成30年10月4日放送内容)

 CBCラジオ「健康のつボ~脳卒中について~」第5回(平成30年10月4放送内容) 
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、宮嵜章宏医師(一宮西病院 ストロークチーム・脳神経外科部長) 

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(小高)毎週この時間は「健康のつボ」です。日本人の死因の第4位となっている「脳卒中」について、専門家の先生に伺っております。ゲストは一宮西病院ストロークチーム・脳神経外科の部長、宮嵜章宏先生です。よろしくお願いします。

(宮嵜)よろしくお願いします。

(小高)今回も脳卒中の中でも7割を占めるという「脳梗塞」についてお話を伺っていきます。

(つボイ)前回はどうやったら脳梗塞にならないようになるかというお話を聞いておりましたが、もし脳梗塞になってしまったら、先生たちはどういう治療をなさるんですか?

(宮嵜)まずは一刻も早く病院にきていただくことが大事です。というのも、時間が早ければ行える治療もあるんです。もしも発症して4.5時間以内であれば「血栓溶解療法」といって血栓を溶かす点滴を使います。また、発症してから8時間以内であれば「血栓回収療法」といってカテーテル血栓を取り出す治療法が適応になる場合があります。

(小高)カテーテルというのは、血管に通す細い管ですよね?

(宮嵜)そうです。いわゆる心臓の治療と同じように、脳の方に「マイクロカテーテル」という非常に微細なカテーテルを通します。

(小高)それで血栓を回収するんですか?

(宮嵜)そうです。ステントというものがありまして、心臓の治療にも使われますが。

(つボイ)あ、私にも入っております。

(宮嵜)そのステントを脳の血管に詰まった血栓のところまで持っていって、血栓をステントに絡めて取り出してしまう方法です。

(つボイ)要するに、例えば下水とかが詰まっときにトイレのスッポンなどで取り除いて流れるようにするみたいですね。

(宮嵜)その通りです!実は、掃除機のような吸引機もあります。

(つボイ)吸い取ってくれる!?

(宮嵜)そういうことです。さらに、掃除機のような吸引装置とステントを組み合わせて両方使うという治療法もあります。

(小高)先生は「脳梗塞」は本当に早く病院に来てもらわないといけないと仰っておりましたけれど、この血栓回収療法は8時間以内だったら大丈夫なんですか?

(宮嵜)そうです。これもやはり早ければ早いほど良いと言われています。ただ最近では、12時間を越えても有効であった症例がありまして、今後は適応がもっと広がってくるという可能性があります。ただ、この血栓回収療法が行える脳梗塞のタイプは、太い血管が詰まった方で、しかも早い時間に、血栓回収療法ができる施設に行かないとダメなんです。

(つボイ)ということは、血栓回収療法が出来ない施設もあるということですね?

(宮嵜)その通りです。

(つボイ)血栓回収療法は新しい技術なんですね。

(宮嵜)2010年にこの治療法が開発されまして、実際にグレードAという“推奨すべき治療法”と認められたのは日本では去年からなんです。

(つボイ)えー!2017年から!?

(小高)ではまだそんなに普及していなくて、いろんな病院で行っていないということですか?

(宮嵜)実は、血栓回収を行うドクターというのがまだそこまで全国的に広がっているわけではないんです。一方で、病院によっては24時間体制で血栓回収療法を行う取り組みをしているところもあります。

(小高)宮嵜先生のいる一宮西病院は「血栓回収療法」をやっているんですか?

(宮嵜)はい。僕自身も治療を行っていますし、一宮西病院は24時間体制をとっています。

(小高)名古屋から一宮西病院まで8時間で行けますか?

(つボイ)行けるわ!

(宮嵜)全く問題ないです!

(小高)本当!じゃあ行けばいいんだ!

(つボイ)あんたも心配やなぁ。心配性やね。

(宮嵜)まずその前に脳梗塞にならないように気をつけてください。

(つボイ)生活習慣やね!あんた、ご飯バクバク食べてお酒もガバガバ飲んでいるからや!

(小高)でも、今後どの病院でも血栓回収療法ができるようになれば嬉しいですよね。

(宮嵜)そうですね。今、脳神経外科学会では『どの地域のどの病院でも行えるように』といろんな取り組みを行っている状況です。

(つボイ)やっぱり医術は日進月歩ですから、患者からしたら先端の治療を受けたいですよね。

(宮嵜)もちろんそうだと思います。後遺症が残るだろうと思われた方が、血栓回収療法を受けて全く後遺症もなく帰られた方もたくさんいらっしゃいます。

(小高)はぁ~。さっき先生が仰ったように『太い血管か細い血管か』とか、『発症してから何時間以内』とかいろんな条件によってどの治療法がいいかというのは変わってくるんでしょうけれど、やっぱり選択肢が広い中でピッタリなものを選ぶのが一番良いですもんね。

(宮嵜)仰るとおりです。

(つボイ)いずれにしても、「FAST」のT・タイムですよね。覚えておこう!

(小高)来週もまた色々伺ってまいります。先生どうぞよろしくお願いいたします。

(宮嵜)よろしくお願いいたします

(小高)ありがとうございました。一宮西病院の宮嵜章宏先生でした。「健康のつボ~脳卒中について~」でした。

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CBCラジオ「健康のつボ~脳卒中について~」 第4回(平成30年9月27日放送内容)

 CBCラジオ「健康のつボ~脳卒中について~」第4回(平成30年9月27放送内容) 
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、宮嵜章宏医師(一宮西病院 ストロークチーム・脳神経外科部長) 

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(小高)毎週この時間は「健康のつボ」です。日本人の死因の第4位となっている「脳卒中」について、専門家の先生に教えていただいております。ゲストは一宮西病院ストロークチーム・脳神経外科の部長、宮嵜章宏先生です。よろしくお願いします。

(宮嵜)よろしくお願いします。

(小高)先週から脳卒中のなかの「脳梗塞」についていろいろ伺っております。私もつボイさんも割りと予備軍ということが先週に判明しました。

(つボイ)そうなんです!7割でしたか、脳卒中全体の?

(宮嵜)そうですね、脳卒中全体の中で脳梗塞は7割です。

(小高)ものすごく前のめりになっていますよ。

(つボイ)はい、本当に真剣に聞いておりますよ!

(小高)先生、脳梗塞の前兆や症状はどんなのでしたっけ?

(宮嵜)症状は、手足の麻痺・しびれ、言語障害、ろれつ困難、歩行障害、意識障害などがあります。それが突然起こるのが特徴です。

(つボイ)徐々にではなく、突然ふっとろれつが回らなくなったり?

(宮嵜)そうですね。

(小高)徐々にだったら、症状が出始めたら「食事を控えよう」とか「薬を飲もう」とか対処法もありそうですけど、突然といわれちゃうとどうしていいか分からなくなってしまうんですけど・・・。

(つボイ)その症状があったら即病院へ行く、ということですね。

(宮嵜)そうですね。英語で「FAST」=「早く」という言葉がありますが、脳卒中でも「FAST」を使った合言葉があります。頭文字をとって「F」はFace、顔面の麻痺がないか。「A」はArm、腕に力が入るか。「S」はSpeech、言葉の障害がないか。もしもそれらがあったら「T」のTime、一刻も早く病院に行ってください。

(小高)「F」は顔、「A」は腕、「S」は喋り、これらに「あれ?」と思ったら、「T」の時間、早く病院へと覚えれば良いんですね。

(つボイ)これは覚えやすい!でも先生、こうなる前にどうしたら脳梗塞を防ぐことができるのでしょうか?

(宮嵜)脳梗塞生活習慣病になりますから、やはり普段の生活の中の“危険因子”をコントロールするのが大切です。嗜好品の制限や、普段の運動の習慣は必要になってきます。

(つボイ)食べ物なんかはどんなことに気をつければいいですか?

(宮嵜)食事で気をつけることは、ガンも心臓病も脳卒中も全て一緒です。塩分の摂り過ぎ、動物性脂肪の摂り過ぎを控えて、色んな食品をバランスよく食べること。それから運動して、喫煙は控えることですね。あとはリスクになるような高血圧・高コレステロール・糖尿病を治していくのが大切です。

(小高)そうやって聞くと、普段いつも言われていることにはなるんですけれども・・・。

(つボイ)全部共通している部分はありますよね、栄養のバランス・規則正しい生活・運動。やっぱり基本なんですね、どんな病気に対しても。

(宮嵜)そうだと思います。

(小高)でも、さっきも先生に伺ったように脳梗塞というのは突然起こるということは、起こる前までは「痛いところがある」とか「しんどい」とか症状は何もないんですよね。痛かったりすると「ちょっと食事を控えよう」とか思うんですが、何にもないから大丈夫かなって思っちゃいますよね。

(つボイ)いいわいいわ、まぁいいわ・・・と言っているうちに病気の要素がどんどん溜まっていくわけですよね。

(宮嵜)はい。実は脳梗塞の特徴として、痛みがないんです。例えば、心筋梗塞であれば胸が痛みます。

(つボイ)めちゃ痛かったですよ!!

(宮嵜)一方、脳梗塞になって手足の麻痺が出たときも、痛みはないんです。

(小高)なんか痺れているな~という感じなんですか?

(つボイ)言葉もろれつが回っていないな~っていうことで、痛みではないんですね?

(宮嵜)そうなんです。それで診断の遅れに繋がる場合があります。

(小高)つボイさんは心筋梗塞のときに心臓が痛かったから急いで病院に行ったけど、脳梗塞は「痺れているな~」と思っている刻一刻が命取りなんですね。

(宮嵜)はい。さらに問題はそれが遅れれば遅れるほど、後遺症が残るんです。

(つボイ)うわぁ~~・・・。

(小高)明日から、ご飯の献立考えよう・・・。

(つボイ)ご飯だけが問題じゃないやろ!あんたはお酒の飲みすぎ!

(小高)はーい。

(つボイ)ぜひ皆さんも参考になさっていただきたいと思います。

(小高)来週も先生に色々伺ってまいります。よろしくお願いいたします。

(宮嵜)よろしくお願いいたします

(小高)一宮西病院の宮嵜章宏先生でした。ありがとうございました。

(宮嵜)ありがとうございました。

(小高)「健康のつボ~脳卒中について~」でした。

 

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