CBCラジオ「健康のつボ~骨折について~」 第9回(令和5年11月29日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、近藤陽医師(一宮西病院 整形外科 四肢・骨盤骨折治療センター長)
(小高)今月の「健康のつボ」は「骨折について」。結構多くの人が経験している「骨折」について、一宮西病院 整形外科 四肢・骨盤骨折治療センター長 近藤陽(こんどう あきら)先生に教えていただきます。
先週から脆弱性骨折とも密接な関係にある「ロコモティブシンドローム」についてお聞きしています。
(つボイ)日本では、ロコモは予備軍を含めて4600万人とも言われているそうですし、ましてや私たちのような年齢になると避けることが難しいかもしれませんね。
(小高)結構若い世代でも予備軍はいるということですから、年齢だけの問題ではないかもしれません。ただ、自分の体がどんな状態かということを認識しておくことは必要だと思います。
まずは、自分の“ロコモ度”を知っておきましょう。ロコモ度!近藤先生です。
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(近藤)ご自身の“ロコモ度”を知るためには、簡単なチェック項目があります。
(小高)私たちも1個ずつチェックしますんで、先生言ってもらえますか?
(近藤)1つ目、片脚立ちで靴下がはけない
(つボイ)これなかなかちょっとふらふらするなぁ。
(近藤)2つ目、家の中でつまずいたり、すべったりする
(小高)外ではつまづいたりするけど、家の中では大丈夫!(笑)
(つボイ)この人酔うとね、ようつまづいたりするんですわ(笑)これはロコモと関係ないですね。失礼しました。
(近藤)3つ目いきます(笑)階段を上るのに手すりが必要
(小高)まだ持たなくてもいけるかな!
(近藤)4つ目、掃除機の使用や布団の上げ下ろしなど、家のやや重い作業が困難
(小高)困難ね。めんどくさいとか嫌とかじゃなくてね。
(つボイ)そりゃまた違うことやからね。めんどくさくてやらんのとは違う。
(近藤)5つ目、2キロ程度の買い物をして、持ち帰るのが困難
(小高)2キロって2キロのお米袋ありますけどね。あれをお家に持って帰れるかどうか。
(近藤)6つ目、15分ぐらい続けて歩くことができない
(近藤)7つ目、横断歩道を青信号の間に渡り切れない
(小高)結構長いのと短いのありますけどね。長いのはちゃんと青の時間も長いしね。世間一般のこのくらいってのについていけないってことね。
(つボイ)みなさんはどうだったでしょうかね。
(小高)これ7つありましたが、いくつ当てはまれば気を付けましょう!あなた『ロコモティブシンドローム』ですよ!ってなるんですか?
(近藤)これはひとつでも当てはまるものがあれば、ロコモの可能性があります。
(小高)あら!つボイさん靴下のどうだろう言うてましたよ!
(つボイ)はい。
(小高)そうすると、可能性があるってことになると、そろそろ対策を始めましょうねと?
(近藤)可能性があるだけで診断ではありませんので、もしこれで1つでも当てはまるようであれば、『ロコモ度テスト』というものをしていただいて、診断を付けることができます。
(小高)今のは目安!
(つボイ)今度は正式にこれがあると、ということなんですかね?
(近藤)これはお家でもやれることでして、やり方に関しては日本整形外科学会のホームページで一般の方向けというところがあります。その中にロコモの詳しいお話だとか、このロコモ度テストについて書いてありますので、ご自身でやっていただいてご自身で判定していただく。
まず3つテストがあって、1つは立ち上がりテスト
椅子の高さとか規定はあるんですけど、椅子に座って、反動を付けずに片脚で立ったりとか、両脚で立ったりして、どのくらいの椅子の高さでなら片脚で立てるか、両脚で立てるのかというテストがあります。
(小高)これつボイさん、わたしたちCBCのイベントで確かやりました先生!