一宮西病院・気胸センター始動!患者さんの負担が小さい【単孔式(たんこうしき)胸腔鏡手術】を積極的に実施しています

肺は風船のように空気で膨らんでいる臓器ですが、その肺が何らかの原因で破れてしぼんでしまう病気が「気胸」です。それ自体で命を落とすことは稀な病気ですが、破れた肺が元に戻るまでの間、息切れや胸痛などの症状が続き、部活動・仕事・飛行機による移動などが制限されるため、生活の質(QOL)に大きな影響を及ぼします。一宮西病院では2020年5月より【気胸センター】が始動、呼吸器内科・呼吸器外科・救急科が連携して治療を行う体制を整えました。

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気胸の手術は一般的に、2~3か所の創からアプローチする【胸腔鏡】で行われますが、当院ではさらなる低侵襲化(身体への影響を小さくする)を推進、一昨年より(原発自然気胸の患者さまに限り)1.5~2 cmの創・1か所で手術を行う【単孔式(たんこうしき)胸腔鏡手術】を導入しました。従来の胸腔鏡手術と比べ整容的に優れ、痛みも少ないといわれています。2019年の【単孔式胸腔鏡手術】は、全ての気胸手術の75%を占めました。

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患者さま個々の病状、社会的背景(仕事・受験など)を考慮し、最適な治療を提案して参ります。

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