CBCラジオ「健康のつボ~頭痛について~」 第5回(令和6年7月31日放送内容)①

CBCラジオ「健康のつボ~頭痛について~」 第5(令和6年7月31日放送内容)①
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、山口啓二医師(一宮西病院 副院長 脳神経内科部長)

(小高)先週からこの時間は「健康のつボ~頭痛について」は、怖い頭痛の見分け方、つらい頭痛の治し方について、一宮西病院 副院長 脳神経内科部長の山口敬二先生に教えていただいています。

(つボイ)頭痛の中でも「危険な頭痛」は脳にダメージを与えたり、場合によっては死に至る、ということで早期の治療が必要になります。

(小高)今日は「危険な頭痛」で後悔しないためにはどうしたらいいか、山口先生に教えていただきます。

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(山口)脳というのはこれまでも話してきましたが、1度ダメージを受けると回復するのは非常に難しい臓器なので、悪化する前になるべく早く対処することが重要になります。早く受診して早く検査を受けて、取り返しがつかないことになる前に手を打つというのが重要になります。皆さんに気をつけていただきたいポイントとしては、ためらわずなるべく早く病院に受診すること。ためらうのは後悔の元ですので、まずすぐに病院行ってほしいです。

(小高)はい。そして、そういう時はどのような病院を受診したらいいんでしょうか?

(山口)そうですね。やはり頭痛って簡単そうですけど、意外に診断が難しいんですね。ですから、適切な頭痛の診療ができる病院に行かないと、検査が不十分であったり、診断がちょっとずれていたりすることがあるので、やはり専門の頭痛の先生、頭痛が見られる神経内科脳神経外科のある病院に行くのがまず基本になります。

(つボイ)(小高)はい。

(山口)特に危険な頭痛が疑われる場合は、手術などの処置が緊急で必要になる場合もありますので、頭痛を専門とする先生がいて、緊急で処置ができるような病院を選んだ方がいいです。特に緊急性が高いと思った場合、病院を選ぶことは重要になります。

(つボイ)(小高)はい。

(山口)そのような病院を日頃から調べておければいいんですが、調べるのが大変だと思われたら、一つの方法としてはかかりつけの先生にどこがいいか聞いておくということが重要です。かかりつけ医の先生たちは地域のそういった情報を非常によく存じ上げておりますので、相談しておくといいと思います。しかしながら、一刻を争うような頭痛かもしれないと思った場合に、かかりつけの先生に相談している間に手遅れになることもありますから、選んで後悔するよりも呼ばないで後悔することが多いですので、ためらわずに救急車を呼ぶことが非常に重要です。迅速な行動が、自分の命を守ったり、自分の将来を守ることになりますので、とにかくためらわないことが重要になると思います。

(つボイ)救急隊員の方にこの症状だったらこの病院に運ぶという判断をしてもらえるわけですよね。

(山口)その通りです。

 

▶▶▶▶▶ 第5回②に続きます。

 

 

 

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