CBCラジオ「健康のつボ~心臓カテーテルについて~」 第8回(令和6年2月28日送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、寺村真範医師(一宮西病院 循環器内科 カテーテル室長)
(小高)毎週水曜日のこの時間は「健康のつボ~心臓カテーテルについて~」。一宮西病院 循環器内科 カテーテル室長の寺村真範(てらむら まさのり)先生に、循環器を中心とした最新のカテーテル治療について教えていただいています。
(小高)主な心臓病、血管が詰まる狭心症や心筋梗塞、心臓の弁に異常がある弁膜症などについて教えていただいてきました。
(つボイ)私のような突然の心筋梗塞などはともかくとして、あ、これは一度検査してもらった方がいいかな?と気づく信号はあるんでしょうか?
(小高)信号気になりますよね!寺村先生です。
~~~~~~~~
(寺村)心臓病の種類にもよるんですが、例えば心臓弁膜症であったり、 弁膜症から来る心不全であれば、息切れ、息苦しさ、呼吸困難などの症状が出ますし、狭心症や心筋梗塞などの冠動脈の病気であれば、胸の痛みや締め付け感といった症状が出ます。あとは不整脈であれば動悸ですね、ドキドキするとかそういう症状でわかる方もいらっしゃいます。
(小高)なんとなく胸のあたりだと、心臓かなって素人でも思ったりするんですけど、胸とかそういうところじゃないところに出る症状ってあるんですか?
(寺村)そうですね。全員がそうじゃないですけど、狭心症や心筋梗塞の場合は、さっき言ったように典型的な方は、胸が痛くなったり苦しくなるんですが、それが胸というより少し上で、顎や歯、腕のほうが締め付けられるとか痛くなるという方も中にはいらっしゃいます。
(小高)歯医者とか行っちゃいますよね。
(寺村)そういう方もいらっしゃいます。
(つボイ)歯医者行ったら歯医者さんが診断つけてくれるだろうけど。ほっとくこともありそうですよね。
(寺村)そうですね。心臓だとは全然思っていなくて、別の科にかかられたりとか、腕が痛いから湿布を貼って様子を見てたとか。そういう方は発見が遅れますね。
(つボイ)手遅れになることもある?
(寺村)そういうケースもありますね。
(小高)あれっ?ちょっとこれは…と思う症状があったら病院に行くと思うんですが、どんな検査をするんでしょうか?
(寺村)まず代表的な検査としては、心電図、レントゲン、心臓エコー、CTなどを最初来られた方には検査をして、ある程度診断を付けていきます。そこで異常があったり、さらに詳しく調べる必要があれば、カテーテル検査や追加の検査をしていくことになります。
(小高)そこはもうね、とりあえず私たちは病院に行って、検査してもらうところまで行けば、あとはどの検査をするのかは先生にお任せできますもんね。