CBCラジオ「健康のつボ~ひざ関節痛について~」 第15回(令和2年12月9日放送内容)

CBCラジオ「健康のつボ~ひざ関節痛について~」 第15回(令和2年12月9日放送内容)
出演/つボイノリオさん(タレント)、小高直子さん(アナウンサー)、巽一郎医師(一宮西病院整形外科部長 兼 人工関節センター長)

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(小高)水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~ひざ関節痛について~』。多くの日本人が悩んでいるひざ関節の痛みについて、一宮西病院・整形外科部長兼、人工関節センター長の巽一郎(たつみいちろう)先生にお話を伺います。ここのところ、人工関節の手術について、巽先生に詳しく伺っておりますが、今日はその手術、術後のリハビリ、そして退院した後の検査についてお話しいただいています。

 

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(巽)ある程度、手術やるって決めたら辛いこともあるわけですよ、リハビリとかね。うちは2週間ぐらいで治って。大体半置換は1週間から10日で帰れるんですね。全置換は2週間で帰ってはるんですけど、その間に徹底的にリハビリします。そういうのを、乗り越えられるだけの楽しみ?「痛なくなったらこれやるんや!」とかね。どこどこの山登るとか、卓球をするとか、九州へ旅行行くとか、そういうのを持ってる人は強いです。

(つボイ)なるほど。その楽しみを持ってリハビリをして、それで総合的な観点から、チームでいろんな先生がいらっしゃって、内科の先生もいたり、いろんな先生が患者さんに対して様々な角度からアドバイスをなさるわけですよね?

(巽)そうでないと高齢者の人は完全に治せないですね。いろんな病気出てきますからね。

(小高)でも人工関節を入れた場合は、入れた人工関節が消耗してくる部分もあるので、定期的に健診というか診察ですかね?受けていかなくては?

(巽)うちは大体1年に1回、来てもらいます。で、3年以上経ったら2年に1回来てもらうようにしています。

 

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(つボイ)退院してからも、定期的に通わなくてはいけないんだ、ということですけれど、私やったら痛くなくなったらあんまり行かへんのやけどね。

(小高)でも、痛みがなくなったとしても、膝に入れた人工関節の状態は、定期的にチェックしておくのが大切のようで、特にクッションの役割をするポリエチレンの状態がどうなのか?っていうのが、重要なんですよって仰ってましたよ。

 

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(巽)ポリエチレン減っても痛くないんですけど、やっぱりどれくらい減ったかをある程度把握しとかんと、もう症状出てきたときには骨、解けてるわけですからね。

(つボイ)やっぱ、定期検査というのは大切なことや。

(小高)しっかりほら、痛くなくても、定期的に先生にこの日においで言われたら、行かなあかんよと。

(つボイ)いうことですよね。手術の後もちゃんと、総合的な健康もやっぱり気を付けながら。人工関節にしたからって体重どんどん増えたら、やっぱり負担、大きなりますもんね。

(小高)そっか、だから、手術前の生活を何も考えずにしていると、結局その手術前の生活っていうのは、膝に負担をかける生活だったわけだから、自分ができる範囲でも、手術後は膝に負担をかけない生活ということも考えなくてはいけない。

(巽)保存療法で自分で治せた人は、ほんとに長生きするんですよ。健康でね。だって、全身状態までよくなる。

 

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(つボイ)まあ、手術後も長い付き合いになるんですよね。

(小高)だから先生のいうことをちゃんと聞いて、痛くなくても、定期的にちゃんと、診察には行ってくださいよ?

(つボイ)はい!わかりました。

(小高)『健康のつボ~ひざ関節痛について~』でした。

 

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